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転生戦国貴族日記抜粋  作者: 矢口飛雨僧
天文七年(西暦1538年)
15/44

新しい朝

がきた


蝉が朝5時から目覚ましのごとく鳴く朝が

   天文七年 一月 元日

 朝なので歌ってたら父に言ってる事はいいのに希望も感じない平坦な声で歌うなと言われる。

 家で祈る日らしいが一日がかりでやるわけでもないので暇なのである。

 いつもだったら遊びに行くがしばらくはどこも遊べる状況じゃないし、実験もやることないというかできないので本格的に暇だ。

 暇すぎて料理に凝るくらいだった。

 何作ってたか途中で忘れて最終的に釜飯になった。


   天文七年 一月 演奏の日

 御門に呼び出し受けて向かったら近い歳の子と音楽を競うというものだった。

 そうと知ってたら来なかったものを完全に習性を把握されてる。

 笛だけなら兎も角、鼓や琴などをやらされて採点の結果、総合的に一番優れてると褒められました。

 一通り習わされたとはいえ笛以外はやらされる時以外使わないからあまり上手くなかったが、他の子が平均的にそれ以下という予想外の結果に驚きを禁じ得ない。

 勝ったからって涙目で睨まれるって何も得した気がしない。


   天文七年 一月 戦いの日

 なんかどっかの宗教団体が御門を侮辱して朝敵になったんだって。

 そんなどうでもいい事は兎も角、先日の大人の余計な出来事からなぜか参加者の一人に延々と絡まれている。

 笛に碁、なぞなぞといった感じで会う度に競わされる。

 いろんな所に挨拶回りに連れまわされているとはいえ遭遇率高すぎないか?作為ない?

 勝ったり負けたりして実力が近いようなので勝ち負けがはっきりしないのが厄介だ。面倒になって手抜きしたらむくれてずっと見つめられるという母様が父に拗ねてるときみたいになっていて対処に困る。


   天文七年 一月 ハゲの日

 坊主が上手に屏風に坊主の絵を描いた。しかし知り合いの坊主は絵が下手だ。

 これ坊主というか妖怪?

 

   天文七年 二月 増えた日

 白いのが最近機嫌悪いと母様に相談されていたがどうしようもないので放置してたらいつの間にか小さいのを産んでいた。

 年中、子を産むというのは本当だったらしい。

 とりあえず赤子に下手なことすると危険だというので、白いのの許可が出るまで隔離しておくことにする。

 母様の説得には骨が折れたが自分の子を構えなかったら可哀そうでしょうと言えば納得してくれた。

 代わりに構い倒されるが、必要経費だろう。

 途中で流石に鬱陶しくなって逃げたらなぜか喜んでいるようだ。

 なんなんだよ?

意訳感想返しコーナー


貴「まずはこちら」


『とりあえず将軍のプロデュースは面白そうだけど、調子に乗って暗殺されそう』


飛「正直思い付きで天下一武道会の話を行いましたがよく考えると平和的に力を示すと考えたら結構いい案ではないかと思う」

貴「実際にできるかは別問題だがな。では次」


『現代の枕だと髷を結っている場合は髪型が崩れて枕使う度に髪を結い直す羽目になるという罠』


貴「これ見て貴族って髷あるのかを調べた作者は無能」

飛「髷って侍と殿のイメージが強くてな……。烏帽子って髷で支えてたみたい。あれは髷なかったら落ちるね」

貴「じゃあ次」


『何気にコレあの頃かな?とか思いながら読んでます。(十一月の僧侶の敵対なんてあれでしょ的な)』


飛「え?特に何も考え――」

貴「考えてますよー。書き終えたら記憶消えて思い出せなくなる無能なだけで」

飛「え?」

貴「じゃあ次」


『天皇を指して「みかど」と呼ぶ場合は「帝」と書くのであって「御門」とは決して書かない。指摘されたからって逆切れとは失望しましたファンやめます』

『御門の使い方は間違ってないよ?婉曲表現だから。御門も帝もどっちも使う』


貴「なにこれ?」

飛「『御門』を誤字認定して『帝』ってしてくる人がいるので呟いたら怒られた」

貴「間違ってはないよね?」

飛「『帝』も『御門』もどっちも正しい使い方ではあるんですよ?個人的にこの時代は御簾の向こうの尊き人に対して直接的な『帝』表記は下っ端がしていいとはなんとなく違うような気がするのでこうしてます。実際どうなのかは知りません」

貴「一応考えてはいるんだな?じゃあ次」


『父上様は何気に御曹司の部屋漁ってるんですね?』


飛「いやだってこいつ人の家に矢を撃つ様な問題児ですよ?何かしら部屋で企む癖があるので週一でガサ入れが入ります」

貴「矢文ってこの時代には戦争の時ぐらいしか使わないんじゃないか?じゃあ次」


『権威が黒といえば白かもと疑わない無邪気な者たち?(長いので略)血統主義を否定するのが民主主義のはずなんですがね』


貴「これは上の『御門』発言から言ってるっぽいんだが……」

飛「この小説は血統主義の貴族に転生した話ですよ?しかもバリバリに権威利用しまくってるし」

貴「一応聞くけど、民主主義への改革するの?」

飛「やりませんよ?民主主義は国民が賢いことが前提なので、ぶっちゃけ現代の民主主義ってそれっぽいだけだと思ってますし」

貴「荒れそうなこと言うの止めろ!?」


 終わりがないので感想返しに関する感想は禁止します。

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― 新着の感想 ―
[一言] まず、南京錠を入手すべきではないかと…まあ、大きめの錠前ならもうたぶんあります
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