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転生戦国貴族日記抜粋  作者: 矢口飛雨僧
天文六年(西暦1537年)
13/44

動乱の日々

友人の結婚とかで投稿が遅れました

   天文六年 十一月 騒ぎの日

 なぜだかわからないが加賀の武装僧侶の集団に対して本願寺や比叡山、稲荷神社など様々な宗教勢力(ついでに将軍)が一斉に非難を出した。

 いや本当になんで?俺の知らない間に何があったの?

 非難声明?を知り合いの坊主に聞いてみると初代坊主のブッタは仏教の国を作ることを認めなかったのに仏教の国を作ろうとする集団は仏教の皮を被った悪だとかなんとか。

 なんで急にと思ったがなんでも他所の国で宗教者が国の一番上を人質にして国を乗っ取った例があると噂が流れ、国を乗っ取ってる勢力を非難しないのは朝廷にそういう事をしようと企んでいるという妙な噂が流れたらしい。

 そういえばそんな事を面白おかしく町民との世間話で話した気もする。

 それがどう流れたのか知らないが各地の大名が大義名分に使おうと宣伝し、焦った生臭坊主や腐敗神官が慌ててそんな声明を出したという事らしい。

 これが風が吹けば桶屋が儲かる理論か。違うか。


   天文六年 十一月 自慢された日

 自称将軍にばったり会ったと思ったら、近くの寺で茶を飲みながら自慢された。

 なんでも全国の大名に二年後、天下一武道会を開催すると触れ回ったらしい。

 なんで二年かと聞いたら全国に御触れを出して遠距離の武芸者が来るのに時間がかかるとかいろいろ言ってたがすぐに準備できるほど余裕がないというのが真相らしい。

 途中で怒ってる三好の武士とやらが連れて行って自慢は終わった。

 あれ?なんで自称将軍に三好の武士がお目付けしてんの?


   天文六年 十一月 剣術の日

 通りがかった剣術の道場で聞いたことのない雄たけびが聞こえるので覗くとどうやら交流試合をしているようだ。

 木刀で殴り合うの危なくないかと聞くと当たり所が悪いと死ぬだけだと笑って言われた。それ笑い事じゃなくない?

 殴り合って安全なものってなんだろうと考えて竹が目に入ったので竹を八等分に縦切りにして紐で縛り、刀っぽくしてみたら、手で持った時に竹を切った所で怪我したので布で刀身を巻いてみたらそれっぽくなった。

 殴っても痛いだけで死ぬことはなさそうだ。

 実際殴り合いさせてみたら重さがどうとか非難轟轟だったが。

 腹立ったので将軍に売りつけに行くと言ったら慌てられた。やっぱりなんか企んでたようだ。

 天下一武闘会の話をしたら話が膨らんでるらしく、大金がとか誰かと手合わせできるとか話だけ先行してるようだ。

 なんやかんやあったが自称将軍に引き合わせる事で話はまとまった。


   天文六年 十二月 忙しい日

 毎朝、母様が楽しそうに髷結ってるなと思っていたがいつの間にか父が蕎麦殻枕を使っていた。

 そのせいか髷が崩れるので最近はもう髪を解いて寝ている。

 つまりそーゆことだ。

 そう言えば元服の話が出てるが自由に動けなくなりそうだし、官職も貰えそうにないからしばらくは元服しなくて良さそうだ。

 ……それに関連するのか知らないが楽奉行のおっさんに年の近い娘を紹介された。

 何が狙いだ?

飛「ちなみに朝廷が暗躍した結果だったりする」

貴「印象だけで歴史的大事件起こすなよ」

飛「時代的に竹刀誕生までは木刀や真剣での寸止め試合だったそうで、事故で死人が出てたとか」

貴「竹刀ってこの時代あったのか?」

飛「時代的にはこの十数年ぐらいで袋竹刀が誕生したっぽいんですけど詳しい事は不明です」

貴「作者の調査力不足が…」

飛「うるせー!」

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― 新着の感想 ―
[一言] 後書きが動画のカーボン鳥さんみたい。
[一言] 加賀の宗教は、一向宗で本願寺(石山かな)と同じ教えであり石山本願寺が親で加賀は子なので非難することは…無いです。戦国時代での日本仏教で強い勢力なのは、法華宗・天台宗・加賀(一向宗)・石山本願…
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