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第2話 それでいいのか?転生スキル

「俺は《田中 凱》」

「じゃあガイって呼ぶね。それで、職業は?」

「ガソリンスタンドでアルバイトしてる。ちなみに歳は30な。」

「えっと~、じゃあ職業は村人かな?」


アネルトの指先が青白く光る

「えぃ!ステータスオープン!」


ーーーーーーーーーーーーーーーー

名前:田中 凱 (男)   《×》

職業:村人 LV11

HP:80

MP:38

器用:105

敏捷:92

筋力:108

生命:100

知力:86

精神:82


戦闘スキル:無し

特殊スキル:無し

技能スキル:日曜大工LV1 料理LV1 家事LV1

ーーーーーーーーーーーーーーーー


突然、ウィンドウが現れる。そこには俺の名前と、たぶん俺の能力値が表示されていた。

知力と精神低いな…


「まぁチキュウ育ちのヒューマンじゃこんなところね~」

「平均的ってことか?」

「そうね~、ヒューマン村人の平均は100位だから、チョット下かな?」

そんな気はしてたけど、言われるとショックだな…


ウィンドウの上のほうにある《×》を押すと、ウィンドウが消えた。

「じゃあ次、転生スキルの付与とキャラメイクするよ~♪」

そういうとアネルトは、他のフェアリーが持っていた丸い穴の開いたダンボールの箱を受け取り、持ってきた。

「これ、くじ引きか?」

「そうだよ~、この中にスキルが入ってるの!他の人も待ってるから早く選んで!」

「それでいいのか?」

「ほんとは女神さまが一人一人に適したスキルを与えていくんだけど、これだけ人数がいるから今回だけ特別なのよね」


おいっ


気を取り直して、箱の中に手を入れる。中には何枚もの紙が入っているようだ。

ぐるぐると適当にかき混ぜる。

「取っていいのは1枚だけだよ~2枚以上取ったらその中からランダムだからね」

これだ、と思う紙をとる。


そこには、《輪廻転生(強くてニューゲーム)》と書かれていた。


「おー!良いの引いたね!」

「この輪廻転生ってどんなスキルなんだ??」

輪廻転生って確か、死んだら別の生命として生まれ変わるって意味だよな??

普通の転生と違うのか??

「えっとね~」

ごそごそとポケットを探り、メモを取り出す。


「スキル《輪廻転生(強くてニューゲーム)》はバッシブスキルです。死亡時に現在のLV分のSPを獲得し、再度スタート時点から物語が始まります だって♪」

「バッシブスキル? SP?」

「そこから説明しないとダメ?」

すみません。お願いします。


「えっとねぇ、スキルにはアクティブスキルとバッシブスキルっていうのがあって、アクティブスキルは使います!って宣言しないと使えないスキルのことをいうの。鑑定とか、各種魔法とか、必殺技みたいなものだと覚えておけば大丈夫だよ♪そしてバッシブスキルっていうのは、使おうと思わなくても常に効果があるの。筋力上昇とか、剣術スキルとか!」


詳しくはこの本に書いてあるからあとで読んでね♪と1冊の本を渡される。タイトルは<スキルの基本 >だった。


「それで、SPっていうのは、スキルポイントの略で、転生の時にこれを消費して新しいスキルを獲得できるの♪後で実際にやるから、ちょっと待っててね~」

そういうとアネルトは、段ボール箱を次のフェアリーへと渡しに行くのだった。


戻ってくると、満面の笑みで告げる

「じゃあ次はお待ちかね!転生する異世界を決めるよ!」

今度はアネルトの体が青白い光に包まれる。

「出でよ異界の扉!汝行末を記したまえ~ えい!ルーレット召喚!」

そういって現れたのは、某旅番組で旅する場所を決めるときに使うような……


巨大なルーレットだった。


次回、SP割り振ります。(予定)

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