第1話 『あなたは死にました』
どうも初めまして。小説初挑戦になります。
どうぞ生暖かい目で見守ってやってください(汗
ここは・・・?
どこまでも広がる、真っ白な世界。
俺の他にも、大勢の人がいるが、皆見知らぬ顔ばかりだ。
「これは・・・夢か?」
『いいえ、違います』
頭の中に声が響く。
「誰だ!?」
あたりを見渡すが、誰もいない。
『私は《大地の女神 エザフォス》突然ですが、あなたは死にました』
この声の人、何を言っているんだろう??
「えっと…?すみません。ついていけないのですが…」
『あなたは死にました』
「あ、はい」
大事なことらしい。
『あなたの住んでいた街、《トウキョウ》に大地震が起こり、寝ていたあなたは
建物の崩壊に巻き込まれ死んだのです』
え…?
『ここにいる他の者たちは、あなたと共に死んだ者たちです』
改めて周りを見渡す。確かにパジャマの人が多い。あ、結構裸とか下着の人もいる。
スーツの人は、、まだ仕事でもしていたのだろうか?
皆がそれぞれ、誰かと話すような仕草をしているが、会話は聞こえない。
『今回の死は私の管理不行届きによるものです。よって、死者の皆様には転生の権利が与えられます』
「転生?あの小説とかでよく見るやつか?俺も結構読んだけど…」
まさか自分がそうなるとは… あぁ、あっちにいる学生が大喜びしてる。
『今いる世界に再転生できる人数は限られているため、どの世界にて転生するかは抽選にて決めさせていただきます。詳しくは、転生ガイドのフェアリーから説明を受けてください。』
目の前に光の玉が現れる。その光が徐々に薄まり、中から1匹の妖精が現れる。
その妖精は、そう。女の子だった。しかも、かなり美少女!お人形さんみたいな!
すまん。ちょっと混乱した。でもマジで好みである。
「お~い?」
妖精少女が手を振っている。身長は15センチくらいだろうか、
金髪の、ちょっとウェーブが掛かったロングヘアーが腰のあたりまで伸びていてなんともかわいらしい。
「ねぇ、聞いてる~?」
服装はなんとも言い難いが、白いゴシック調のメイド服だろうか?
裾のあたりはちょっとドレスっぽいアレンジがしてある。
「ねぇってば!!」
うぉ!? 一気に目の前に迫られて、思わず後ずさる。
「はぁーい♪あなたの転生担当フェアリーの《アネルト》よ!これからよろしくね♪」
「あ、あぁ。よろしく頼む」
あたりを見渡すと、他のみんなにもフェアリーがついたようだ。
「じゃあ異世界転生いってみよ~♪ あ、その前にあなた、名前、なんていうの?」
「俺?俺は・・・」