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剣士を目指す魔法使い  作者: ヴェルグ
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プロローグ?

仕事の合間に趣味で書いている程度ですので話がおかしなところなど出てきたり矛盾したりする可能性もありますが・・・処女作なので大目に見ていただけるとうれしいです!

「ルクス! そっちへ行ったぞ!」

「よし! もらった!!!」


ラインが敵を追い込み、ルクスが止めを刺した。


「これでお前もC級ハンターだな」

「ラインたちが手伝ってくれたおかげだよ」

「おっ!言うじゃねぇか!!今日はおれのおごりでお祝いだぜ!」

「やった!飲みまくってやるぜ!」


と活きこみながら討伐目標だったゴブリンキングの討伐証明部位を剥ぎ取りながらこの後の予定を話し合っていた。


「あ、それとお前酒無しな・・・ディナ姫に怒られんのは勘弁だ」

「オレが説得するから大丈夫だと思う」


久々に酒が飲めるとルクスはワクワクしていた。


「なら勝手にしろよ」


よし!好きにしていいと言質をとった。とルクスは心の中でガッツポーズをした。厳密には取っていないが。


『にしてもあの二人どこいったんだ?木の実取りに行ったきり戻ってこねえじゃんかよ?』

「さぁ?もしかして向こうでゴブリンキング見つけたんじゃない?」


そんなことを話しているとき2人が戻ってきた。


「「戻ってきたよー!」」

「おせぇよおまえら!!もう目標討伐しちまったぞ?お前らが行った直後に出てきてビックリしたんだからよ!」

「知ってるよぉ?そこで見てたもん☆」

「加勢したほうがいいんじゃないって話をしたのですが、マイルさんが二人の戦い方を見学してみようって言い出しまして・・・でもルクスは気づいていらっしゃいましたよ?」


ディナは気づいていると思っていたとラインへ返事をした。


「おいルクス!?てめぇ気づいていたのかよ!!」

ラインはルクスに問いただそうとした。


「ディナ。マイルさん。木の実は手に入った?」

「採ってきましたよ。はい、ルクスの分だよ」


ディナが袋に詰めたチリの実を見せてきた。

「ありがと。やっぱりチリのみはおいしいな!」


赤くて管に2つ付いた甘酸っぱい感じが最高で戦いの後の体に染み渡る感じがするとルクスはコメントをする。


「ルクスぅ!私も採ってきたよぉ。じゃじゃーん!アプの実だよ!」


アプの実まであるとは・・・


「じゃあさっさとギルドに報告して3人で木の実パーティーをしよう!!」

「「おぉー!」」

「ちょーっと待てお前ら・・・特にルクス。おれのことは無視か!しかもサラッと3人って言いやがったな!おれを抜いてんじゃねぇよ!それに気づいていたのになんで教えないんだよ!」


ラインがルクスの発言と突っ込みを入れない二人に不満を吐いた。


「・・・正直気づいてると思ってた」

「ぐっ・・・そういやルクス・・・この後祝いをするって俺が提案した時に酒飲むためにディナ姫を説得するって言ってたよな?今のうちにしておかなくて良いのか?」


ラインは先ほどの話を今このタイミングで言い出した時・・・


ピキン。


世界が固まった。言葉通り世界が固まったのだ。これはディナの作った魔法・・・説・教・部・屋!(インフィニティルーム)


この魔法はルクスを怒るときにだけ使う魔法だとディナは説明していた。


ラインはタイミングを読まずに言ってはいけないことを言ってしまったのだ。

「ルクス?お酒飲もうとしていたんですか?ダメって言いましたよね?本当に飲もうとしていたのですか?」


ディナの目から光が失われた。


ルクスは旅に出てすぐ酒を飲んでディナを襲いそうな形になり、未遂に終わったが次の日何も覚えていなかったと言う過去があるからだ。もちろん襲う気は無かった。


「ディナ。誤解だ。それはあいつの嘘だ。オレは酒なんて飲む気がない。木の実で果実酒を作りたいと言ったんだ。それに酒はラインが飲もうとしてそのついでに祝いをしてくれるって言ってたからラインが勘違いしたんじゃないかな?」


とっさに嘘をついてしまった・・・


「本当ですね?」


コクコクとルクスは全力で頭を前後に振った。


世界が動き出した。ディナが魔法を解いたみたいだ。


「ルクスはお酒なんて飲みませんし飲ませません。清く正しく木の実をたべるんです!」


清く正しく木の実食べるってどういう意味だ?と3人は疑問を浮かべた。


「そんな嘘つくなんてラインさんは最低な人ですね」

「グハァ!・・・なぜオレが怒られてるんだ」


ラインにダメージが入った。

そこにマイルからの追撃。


「あ~あぁ、ディナを怒らせたぁ。ライン・・・あんた打ち首になるんじゃない?」


マイルは笑いながらからかっていたがラインは顔を青くして震えている。

嘘ついてるのはルクスなのだが知らん顔でごまかしていた。


「ディナ姫。一生酒をルクスに勧めません。いや、今回も勧めてはないんだけど・・・とにかくルクスに酒にかかわることは何一つとして話はしないので許してください・・・」


ラインは本気で謝った。所々オレじゃないアピールをしながら。


ルクスは「ラインごめん。謝ったし俺は関係ないよね!」と心の中で一人で完結させていた。


「・・・次はありませんよ?次やったらお酒を大量に飲ませて中毒死させますからね?」

((え?なにそれ?むしろラインにしたら本望なんじゃ・・・?))


ルクスとマイルの考えはシンクロした。マイルは突っ込みを考えるのが面倒になったので声をかけた。


「何でもいいから早く帰ろぉ~。はやく木の実パーティーしよぉ~3人で☆」

「はい!楽しみです!3人での木の実パーティー!」

「あ、木の実でジュースも作ろうぜ!3人分なら十分あるだろ!」

「だからナチュラルにオレを抜くなぁ~!」


わいわいと騒ぎながらルクスたちは町へと進む。


これで晴れて一人前の冒険者となった。

父さんを越える剣士になるための第一歩を今、踏み出した。



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ディナ 「そういえば果実酒って木の実で作ってるんですよね?」

ルクス 「そうだったはずだけど?」

マイル&ライン 「「察し・・・」」

ディナ 「なら木の実もルクスにはダメですね!お酒の原因になります!」

ルクス 「その理論はおかしいだろ!!」


-------------------------------------------------------------


この回は第1章の最後の話として書きましたがこういう感じの話だと知ってもらうためにプロローグとして選びました。1章の最後に同じ話を投稿することになりますが・・・

第1章の冒険者登録するところまではさくさく進む予定ですので!


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