勇者をぶっ殺すだけのお仕事!
「あ、ハイルさん。こんにちは」
「勇者殿か、今日は良い天気だな。と、それはそうと先ほどメイドたちが『勇者殿は一年で才覚を見せた天才だ』と言っておったが……まったく勇者殿はお強いなぁ」
僕は王宮の廊下で目の前の少年に告げる。
「いえいえ、ハイルさんには遠く及びませんよ。でも、一日三時間の稽古は疲れますね~」
「ははは」
乾いた笑みを浮かべつつ僕はその場を後にする。
道を折れ、少年の視界から外れたのを確認すると自然と塗りつぶしていた怒りの表情が浮き彫りになってきた。
憎い。異世界から召喚されてきた勇者とか言うあの少年が憎くて憎くて仕方がない。
前は僕が、英雄と言われた僕がみんなから褒め称えられていたのに……。
あの勇者は召喚された時に与えられた超常の力を持ってしても、僕の三分の一の成果しか出していないのに……。
皆からちやほやされる勇者が憎いッ!!
一年であっという間に強くなり僕ほどではなくともかなりの活躍をした勇者をみんなは天才だと褒め称える。
彼は特に何も努力はしていない。
彼は女神とか言う馬鹿げた存在から才能を与えられただけだ。
その才能を使って強くなっているだけなのだ。
努力もしていないくせに僕以上に褒め称えられている少年に虫唾が走る。
少年は魔王を殺すためにこの世界に召喚されてきた。
僕が居るから大丈夫だと言っても国は召喚を止めなかった。
英雄である僕の言葉を無視して召喚されてきたユウガ・カイトは確かに強かった。
でも、僕ほどではない。
現在僕は二十六歳。
自我を得てからの約二十三年をすべて僕は剣につぎ込み強くなった。
訓練した時間が違うのだ。
だから強さに差は必ず出る。
でも、勇者カイトは物凄い勢いでそれを埋めてくる。
努力もしていないくせに……。
何が「一日三時間の稽古は疲れますね~」だ!!
ふざけるな!
僕なんか食う寝る以外の時間をすべて剣につぎ込んできたんだ! 同年代が遊んでいても、好きな子が出来ても僕は一人で剣を振り続けて来たんだッ!!
強いことが一番かっこよく、そしてみんなの笑顔につながると母様が言ったからッ!!
あぁ、許せない。許せないィィ!!
邪魔なんだ! あいつが居るから俺の努力はすべて埋もれて消えてしまう。
かつて、魔人族との戦争で敵兵五万人を一人でかたずけた僕の戦績がッ!! 埋もれてしまうんだァァ!!
あんな糞勇者今すぐひねりつぶして……ん?
あれ?
邪魔な奴は今までも何人もいた。
剣術が強い敵兵に、弓がうまい敵兵。魔法が強い敵兵。
そんな奴らを僕はどうして来たっけか?
僕は……あ、そうだ。
「――……勇者ぶっ殺そう」
その日がすべての始まりだった。
僕の怒りが頂点に達した日。
僕が英雄と呼ばれなくなった日。
僕が勇者を殺そうと決意した日。
――勇者絶対ぶっ殺す。
だが、勇者を殺すと決めても僕は学が無い。
簡単に言うと馬鹿だ。
方法なんて思いつくはずもなく、勇者を殺せば国に処刑されてしまうことは明白だ。
だから、暗殺するしかない。
だけど、そんなの僕は望まない。正々堂々と戦ってあいつをぶっ殺したい。
腰に下げるこの直剣で奴の首を掻き切りたいのだ。
ふと、僕は気配を感じる。
勇者が誰かと話し始めたのが聞こえてきた。
ちらりと覗くとそこにはこの国のお姫様が居た。
綺麗な人だ。金髪に碧眼。人形のような愛くるしい姿は世界中のどんな宝石にも負けずとも劣らない。
そんな彼女が頬を朱に染めながら勇者のクソ野郎と話している。
とても楽しそうだ。
「――――」
前は僕があの笑みを向けられていたのに……。
勇者が来てからずっとこうだ。
最初から強かった僕とは違い勇者は成長が早く、強くなっていく過程をダイジェストで見せられている気分だ。
だから、余計に女性の心を鷲掴む。
苦しい訓練(笑)を一生懸命に頑張り抜く勇者様素敵! となるらしい。
鼻で嘲笑ってやる。
何が苦しい訓練だ馬鹿野郎。
覗いているとお姫様に向かって一匹の蜂が飛んできた。
僕はとっさに懐から投げナイフを取り出してそいつを撃退しようとするが……その前に勇者がそっと捕まえて遠くへと放つ。
そう、勇者は蜂を殺さなかった。
「ゆ、勇者様ありがとうございます」
「いえいえ」
顔をさらに赤くさせたお姫様。
勇者はそれに気が付かず普通に謙遜しているようだ。
「それにしても殺さないなんて優しいんですね……初めての戦場でも敵兵は皆昏倒させただけだとか……。勇者様は――
あの野蛮な英雄と違って本当に御優しいのですね」
「野蛮って……ハインさんは確かに血の気の多いところがありますがとってもいい人ですよ」
嗚呼、僕の事をそんな風に言うな。
お前が僕をかばうとお前の株がまた上がる。
優しい勇者は野蛮な英雄を認めていると、そんな男らしい肩書をお前は得てしまう……ッ!!
鬱陶しいッ!!
どう殺るか。
ずっと悩み、一か月が経過した。
そのころ勇者は姫様とデキていた。
コロコロ男に表情を使い分ける糞女なんてもうどうでもよかったので何も思わない。
ただ、勇者が姫様といちゃついているのを悔しそうに見つめる女性が多かったことが腹が立った。
あんな男のどこがいいのか。それがわからなかった。
僕を煽っている。
僕を馬鹿にしている。
このままでは僕を越えてそして手の届かない高みに到達するほどの才能を持つ勇者はやはり早々にぶち殺さねばならない。
それも、生易しい物じゃなく絶望を味あわせて恥をさらさせて、ぐちゃぐちゃにして殺したかった。
僕は読み物を漁った。
いろんなお話。
たくさんあるお話で一番勇者をぼこぼこにできる方法を探した。
文字が読めなくて国が与えた僕専属のメイドに頼ることになったが彼女は従順に読んでくれるし聞きやすかった。
そして一つの案を思いつく。
「姫様が攫われた!? 一体警備は何をしていたのだ!!」
そんな怒号がある晩の王宮を飛び交っていた。
聞いた話によると勇者とデキていたお姫様が王宮に入り込んだ賊に攫われたらしい。
勇者が誰よりも顔を青ざめさせてそしてショックから立ち直れておらずよたよたとした足取りで探し回っていた。
おそらく『どうして自分が居ながら守れなっかったのだ』とでも思っているのだろう。
しかし、本当に賊は凄い。
勇者と選りすぐりの警備が居るこの王宮からお姫様を連れだしたと言うのだから……。
僕もこうしてはいられない。
早く探さないと……、でもその前に……ッ!!
「って、おい!! テメェ!! 勇者だろうが!! いつまでしょげてんだ!! 姫様がどうなってもいいってのか!? もっとしゃんとしろ!!」
いつまでもふらふらして心ここにあらずと言った様子の勇者に僕は叫ぶ。
「ハイルさん……俺、俺ェ……」
「馬鹿みてぇな声出してんじゃねぇ!! てめえの女だろ!?」
一喝すると勇者がハッと目を見開き、唇をかみしめた。
「すいません。ショックが大きすぎて……でも、もう大丈夫ですッ!! アンナの事は俺が守ります!!」
あのお姫様そんな名前だったんだ。
知らなった。
だが、ここでそれを言うのも野暮な話だ。
僕は口元をニッとゆがませて、
「じゃあ、行って来い!!」
「はい!!」
勇者が駆けていくのを見送ると、僕は溜息をつく。
そして、慌てふためく警備の間をすり抜けて一人王宮の地下へ。
そこには王族の奴らが秘密裏に作っていた逃げ道がある。
敵国が侵入して来た時に使う物だ。
空洞音で存在を知った僕はそれを使って外に出ると街へ。
郊外にある倉庫の中へと足を踏み入れた。
「やぁ、アンナ姫」
右手を上げて僕はボロボロの姿のお姫様に挨拶する。
美しい顔はココから逃げようとしたのか泥だらけになっていて見る影もない。
「どうして、どうして英雄のハイルがッ!!」
「すいませんお姫様。少し黙っていてもらえますか? その可愛い舌、引っこ抜きますよ?」
「……ッ!! よ、要求は何?」
震えながら口にしたお姫様。
僕は彼女の腹に蹴りを入れた。
人体にはあまり詳しくなかったががんばって一か月の間勉強したんだ。
きっと僕の蹴りは……彼女の子宮を潰しただろう。
「おぼっ、アァァァ!! い、痛いィ!!」
「ほら、今黙れって言ったのに変な質問してくるからこうして子供が産めなくなっちゃうんですよ~。ははっ、勇者とくっついたばっかりにとばっちり受けるとか……本当に勇者は酷い奴だなぁー」
痛がるお姫様。
それを見ながら僕は勇者はやっぱり悪い奴だと言っていたら、横合いから別の声がかかる。
「ご主人様。さすがにやりすぎでは……」
「何言っているんだい? アリス。僕は悪くないすべては勇者が悪いんだ」
現れたのはメイド服に身を包んだ少女。
おびえた目をして僕を見る少女は先日読み物を読んでくれた僕専属のメイド――アリスだ。
彼女の頭に手を置いて優しくなれる。
綺麗な白髪が指から零れた。
「ですが……」
「アリスは僕の味方をしてくれないのか?」
言うと少女は歯を噛みしめ俯いてしまった。
はぁ……と小さく溜息を零すと彼女から目を逸らす。
そして倉庫の入り口へと向けた。
そこには返り血で体中を真っ赤にした勇者の姿。
思ったよりお早い到着だ。
慌てて僕は用意していた仮面をつける。
「アンナ!! アンナッ!!」
勇者が掴まりそして呻くお姫様に近付いた。
「カイト……さまぁ……気を付けて、あいつはまだここに……」
お姫様が何か余計なことを言おうとしているがそれも想定済みだ。
刹那の間に接近し僕は彼女を蹴り飛ばす。
「くぅっ……!」
「まったく余計なことは言わないでもらいたい。無粋な女だ」
声を変えて僕は言葉を発した。
飛ばされたお姫様にすぐに駆け寄り抱きかかえ、勇者は僕を睨み付ける。
「お、お前ェ!!」
「にしても勇者よ。早かったな? 一応傭兵雇って魔獣とかも呼び寄せていたんだが……全部切り殺してきたのか?」
まぁ、臭いで魔獣しか殺していないのは分かっていたのでこんなものは言葉遊びでしかない。
僕は悪役だ。
今、僕は英雄から勇者の敵である悪役に成り下がっている。
この仮面で顔を隠すことによって僕は悪役になれる。
「五月蠅い!! お前は殺すッ!!」
勇者が腰から聖剣を抜き取り僕に肉薄した。
その攻撃を翻す。
「何ッ!? ハイルさんから教えてもらった『瞬きの一線』を易々と!?」
そう、今のは相手が瞬きした瞬間に抜刀、攻撃、切断の三つの工程を一瞬で行う技だ。
僕が教えた。
だから、僕には効かない。
あれはまばたきのペースを乱せば簡単に破れる失敗作の技だからだ。
彼の構えは隙だらけだ。
やはりまだまだ新米。
だが、僕はあえて攻撃しない。
勇者が剣を振る。
僕がそれを時には回避し、時には剣で受け止める。
「さ、さすがは勇者……ッ!」
さすがは勇者。
付け焼刃でしかないお前の最強では長い時間鍛え続けて来た僕を殺すことは出来ない。
彼を蹴り飛ばす。
それから幾度となく剣を交わらせた。
途中で片手間のように『お姫様の首』を飛ばせば彼はぶちぎれてもっと強くなってくれた。
楽しい! 最強となってから一度も味わえなかった剣の会合が酷く懐かしい!!
「ハハッ!! アははっ!! 勇者ぁ!! 楽しいなぁ!?」
「このクソ野郎ぉぉぉ!!」
勇者は剣をしたから振り上げ、僕の仮面を両断した。
もちろんわざとだ。
僕の顔があらわになり彼の剣が止まる。
「な、んで……!? ハイル……さん?」
「どうした勇者カイト。休んでいる暇などないだろう? この楽しい戦いはまだ終わらないのだろう!? もっともっと絶望してくれよぉ!?」
哄笑は鳴りやまない。
僕が剣を振り出すと彼も否応なしに答えるしかない。
大切な人を無くし、おそらくさっき僕が元気づけたせいで僕の事を信頼していたことだろう。
そいつに裏切られた勇者の表情はそれはもう滑稽な物だった。
「どうしてなんだよ!! ハイルぅぅ!!」
「こらこらぁ!! 英雄には敬称くらい付けろよな!?」
「テメエなんて英雄でも何でもねえ!! ただの人殺しだぁ!!」
「知るかよ、バーカ!!」
僕は勇者カイトの攻撃を読み、そして幾度となく彼の剣を弾き飛ばす。
そうすることによって彼の剣術はメキメキと成長していった。
キレが増して、僕を追い詰めにかかる。
僕の剣がついに彼の手によってはじかれた。
遠くに転がる剣を見やり……僕は内心でほくそ笑んだ。
右手の袖口に隠してある小刀をそっと掴んで、攻撃可能範囲内に入るのを待つ。
悪役の登場、仲間の犠牲、勇者の覚醒、悪役を倒す。
僕がメイドのアリスから読み聞かせられていた話はほとんどがこれだった。
だから、あえて彼を覚醒させあと一歩のところで殺す。
僕の作戦は勇者を絶望させるには完璧だ!!
そして間合いに入った瞬間僕は小刀を振るった。
まずは左手だッ!!
勢いよく振るわれた小刀は、しかし、勇者には当たらずその前に一人の少女に阻まれた。
「っ痛!!」
顔を歪めるのは僕の味方のはずのメイド。アリスだ。
彼女の左手を切断してしまい血が宙を舞う。
一瞬何が起きたのかわからず僕は呆然自失となってしまう。
「キミは……確かアリスちゃん? なんてこと……ッ!! おい、ハイル!!」
勇者が崩れ落ちる彼女を支え僕に叫ぶ。
「な、んで? アリス……」
どうしてアリスが勇者をかばった?
勇者をかばう――あ、そうか。
こいつもか。
こいつも僕の味方じゃなくって勇者の……。
なんだ、だったらいいじゃないか。
僕の味方じゃないんだったらもうどうでもいい。
苦しそうだ、殺してあげよう。
質問しておきながら自己完結した僕は今のうちに直剣を拾いそして二人にその切っ先を向けた。
「アリス、君が裏切るとは想定外だったな。だけど、勇者の味方なら容赦はしない。そいつの毒牙にかかった女はどうでもいい。死ね」
僕が直剣を向けて駆け、そして振り上げた瞬間彼女の口元がわずかに弧を描いた。
剣を彼女のギリギリで止める。
「なんで? なんでだ? なんで僕を笑う? そんなに僕が無様か? 努力をしてきた僕はそんなに格好悪いのか!?」
怒鳴る僕に、しかし彼女は勇者の腕から抜けるとよたよたと僕の方へと歩み寄ってくる。
そして僕の胸元にすがるように抱きつくと荒い息を吐きながら、涙でぬれた目で僕を見上げる。
「ご主人様の為に死ねるなら……それはアリスにとってとても光栄な事ですから……」
「……ッ!?」
「ご主人様が好きです。愛してますっ」
花がはかない命を燃やして美しく咲くように、アリスもまた綺麗な笑みを浮かべて優しく散っていく。
なぜ? 僕の事を愛しているならどうして勇者をかばったりしたんだ?
どうしてだい? 聞かせてくれよ?
アリス、目を開けておくれ。
優しく話しておくれ。
キミにはまだ、一度もお礼を言っていないんだ。
日頃の世話に本の読み聞かせ、勇者カイトを弄り殺すと言う計画にも付き合ってくれていたキミに僕は一度も……。
だから、聞かせておくれ……。
僕はアリスを抱きかかえると、駆けだした。
勇者も置いて駆けだした。
以前僕が戦場で傷を負ったときに手当てしてくれた医者がいた。
そいつの診療所がすぐ近くにある。
僕は駆けだして……そして……。
太陽がさんさんと輝く良く晴れた日。
周囲を草原に囲まれた一本の街道を行く一台の荷馬車があった。
「なぁ、兄さんたちよぉ! こんな人里離れた村に行きたいなんて変わった趣味してるなぁ!!」
馬を操っていた男が荷台に腰かけ外を見つめている二人の人影に話しかける。
「ええ、人は嫌いなんです。まぁ、いろいろ準備したらまた戻ることになりますが……!! それまではこの村に居ようと考えてます!!」
「まぁ、野菜くらいしかないが新鮮でうまいぞぉ!!」
「それは楽しみですね!! ね?」
影の一人がもう一人に話しかけると、もう一人が首肯する。
「すごく楽しみです。ご主人様」
荷台に乗るのは闇に落ちた英雄と、片腕を失った侍女。
僕は医者にアリスを応急処置させると医者を拉致して人気のない建物で治させた。
完全に傷がふさがるのを待って王都を逃げ出した。
「あの時は冷や冷やした。頼むからもうあんな真似は止めてくれよ?」
優しい風に吹かれながら僕は思い出した記憶から恐怖を呼び覚まし体を震わせる。
「はい。でも、ご主人様が勇者を殺してしまうときっと国に処刑されてしまうって、そう思ったらいてもたってもいられなくって……」
「この大馬鹿者」
僕は彼女の肩を抱いてそっとキスをした。
僕のせいで傷を負わせたそんな彼女を僕は愛している。
絶対に誰にも触れさせない。誰にも傷つけさせない。
そんな思いを胸に抱いて僕たちは揺られる荷台の中でキスをした。
風が差し込む。
「お前とならきっといい方法が思い浮かぶ」
「私もご主人様の力となれるなら嬉しい限りです」
「ん? もう自分の事アリスって言わないのか?」
「あ、あれは慌てていたから。死んじゃう前にこの気持ち伝えたいって思ったからで……」
この隻腕の少女は慌てると酷く子供っぽい様子になる。
それがかわいい。
だから、僕はそんな少女の肩を抱き荷台から平和な草原を見つめるのだ。
荷台の車輪の跡が一本の街道にずっと続いている。
それは今来た方角だ。
この先では姫様が英雄に殺されたと大騒ぎになっているはずだ。
僕は慌てているざまを思い浮かべて笑った。
アリスと一緒に僕は考えるのだ。
これから行く人の少ない村で。
勇者を殺す方法を……。
僕の勇者をぶっ殺すだけのお仕事はまだまだ終わらない。
短編は初めてでしたが読んでいただきありがとうございました。
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