四神の属性について 追記
こちらではいただいたご意見を掲載していきます。
感想・メッセージ・活報コメントなどでいただいたものをそのまま掲載しております。
『一陣の風』様いただいたご意見
なぜ白虎=金なのか。
四神(四獣)ではなく四龍とする考えでは、白虎=白龍であり、一番の年寄り(笑)
んで曲亭馬琴の読本『南総里見八犬伝』では、その息は地を凍らせ、それは「金」となった。
とゆう記述があり、少なくとも江戸時代の頃のはもう、白龍(白虎)=金 とゆう図式ができていたと思われます。
あと
生物学的に白は、いわゆるアルビノで(人間的には嫌悪されることが多いようですが……by一方通行(笑)) ホワイト・タイガーなどは、モロ、幸運の象徴とされ、貴重視されています。
まぁ、ちょっと強引ですが「貴重な『白いアルビノ』=貴重な『金』的な?(汗)
最後にこれは感傷的なことかもしれませんが、白虎=西の守護神。
西=日が沈む方向=夕暮れ=黄昏。
その燃えるような色合いが、黄金のように輝き見えたのではないのかと……まぁ、なんの根拠もない蛇足ですが(鹿馬)
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『須田 継』様からいただいたご意見
まず、五色。これ中華を中心とした東西南北の色の象徴です。
東は東海(太平洋)がありますので、海の青です。南は赤土の広がる土地なので赤。北は永久凍土があるような場所なので黒。西はなぜ白なのかを考えれば、中華において今も昔も切り捨てられない存在――ヒマラヤ、あるいは崑崙と呼ばれたりもする山脈からではないでしょうか。ほぼ全ての季節で冠雪していますし、崑崙は仙人が住む神聖な山です。なので、それが象徴とされた可能性もあるかなっと。ちなみに、中央の黄色は黄河の色でしょうね。
さて、五行の属性の方、いってみましょう。金と言われて思いつくのはカネ・貴金属などが一般でしょう。つまりは、富の象徴です。富の象徴と言う事は、商人に関わる何か――西にはシルクロードがあります。また、西には先述した崑崙もあり、桃源郷に近いものが存在すると考えていた可能性があります。
また、金が金属だと考えるならば……鉄製品は古代ヒッタイト(現トルコあたり)の発明品ですから、中国から西側から伝わったと考えられます。(中国にいつごろ伝来したかが分からないのと、それ以前に青銅の時代があるだろ、とか色々ありますが……)
そして金属は強い物の象徴でもあります(現在は道具のイメージが強いですが、剣に使ったり、盾に使ったり……武器ですね)。東西南北全てに敵がいた中華ではありますが、東は比較的友好だったり、南はそもそも攻め込む理由が無かったりしてさほど問題が無いのですが、北と西には敵が多い。モンゴルな方々専用の万里の長城なんてアイテムは置いておいて、西側には山以外に遮るものが無い。と言うか山の人たちがちょくちょく中国の方に降りて来ては荒らして困った訳ですね。そうすると、西―白虎―金の意味ってもしかしたら『強い外敵』って意味なのかもしれませんね。まあ、この外敵さん、当然西側にも出没したので、「共同でアイツらやっつけようぜ」って事でシルクロードが出来たなんて話もあるみたいですが……。
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皆様ご意見ありがとうございます。