四神の属性について
気が向いたものの考察をするのは半ば趣味です。
論文の練習もかねてるのでそれに対応した口調ですが流してくださいw
こんな話し方したことないよwww
ファンタジーものの物語ではよく何らかの形で登場する四神、すなわち東西南北の守護聖獣である。
日本では四聖獣・四神獣などといった名称がよく知られているだろうか。
これらの起源は古代中国の天文思想で、二十八宿を七宿ごとにまとめ、その星座を組み合わせた形を龍・鳥・虎・亀の4つの動物の姿に見立てたものであり、これに五行思想が絡むことで属性という考えが付属されるようになったのである。
今回はその四神の属性について考察してみようと思う。
1、朱雀について
まず、もっとも説明事項が少ない南方守護、朱雀について見ていこう。
朱雀は「火」属性であるとされている。他の四神は属性のずれが見られるのに対し、朱雀にはそれが見られない。これは物語で四神を登場させるにあたってあてはめられた四大元素とうまくかみ合った結果だろう。
朱雀が「火」属性であるのは五行思想による南=夏=赤(朱)という対応がもとである。
夏は太陽の影響が大きくなり、気温も高く、また、旱魃なども多くなる季節である。
おそらくそれらの事象や対応における色が火のイメージに重なったために南方守護朱雀には「火」の属性が与えられたのだろう。
2、青龍(青竜)について
次に東方守護、青龍について見ていこう。
青龍は主に「水」の属性として見られているが、五行思想における属性は「木」、すなわち植物であり、「水」属性であるというのは本来誤りである。
このずれは五行思想に基づくはずの四神に四大元素をあてはめたことによって生まれたものであろう。
ではなぜ青龍に「水」属性が付与されることとなったのか。それはひとえに『龍』であるからだろう。古くより龍は水を司るもの、あるいはその眷属として信仰されてきた。そこから転じて青龍にも「水」属性が付与されるに至ったのだろう。
また、一般的に水の色と言えば群青から淡青色(水色)と青系統である。ゆえに『青』龍という名称から水をイメージさせることも理由であろうか。
もともとの属性が「木」であるのは五行思想での対応で東=春=青(緑)であるからだ。
春は様々な生命が活動を始める季節である。もちろん多くの植物も例に漏れない。故に東方守護である青龍に「木」属性があてはめられたのだろう。
3、玄武について
次は北方守護、玄武について見ていこう。
玄武は「地(土)」属性であるとするのが多数意見であろうか。
しかし、五行思想における玄武の属性は「水」で青龍同様に誤りである。
なぜ玄武に「地」属性があてはめられたのだろうか。
私はおそらくイメージによってだろうと推察している。
亀にもっとも縁が深い属性は「水」であるだろう。しかし四大元素をあてはめる際、すでに青龍に「水」があてはめられていたのではないだろうか。青龍と玄武を比べてみれば前者の方が水のイメージにあてはめやすく思える。色のイメージでも黒は水にそぐわない。
また、亀は冬眠するものでその際には土の中にいるし、甲羅に覆われた身体は岩を思わせる。「地」ならば黒にも当てはまる。こういった風にあてはめられたのではないだろうか。
もともとの属性が「水」であるのは五行思想での対応で北=冬=黒であるからだ。
冬の到来を告げるのは北風であり、空は暗く曇っていることが多い。また、雪は溶けると水になる。これらの事象によって北方守護の玄武は「水」属性であるとされたのだろう。
4、白虎について
最後に西方守護、白虎について見ていこう。
白虎は「風」属性であるとされているが、青龍・玄武と同じくこれも間違いである。
五行思想における白虎の属性は「金」であり風とは何ら関係もない。
ではなぜ「風」属性があてはめられたのかというと、日本では西のほうから天気が変わっていき、その前兆として風が吹くこともままあることから転じて白虎に「風」属性がついたと推察している。
あるいは消去法と色のイメージによるものだろう。
白はなにものでもない自由な色といったイメージが私にはある。風についても同様に自由なイメージがある。おそらく誰でも近い印象を抱えているだろうと思う。そこから「風」があてはめられたのかもしれない。
もともとの属性は「金」、すなわち金属である。これも五行思想の西=秋=白という対応によるものだ。
これについては関連性を見出すことができず、私としては完全にお手上げ状態である。
以上の考察は暇つぶしでとくに必要なものでもないのでここまでとさせてもらおう。
もし白虎に「金」が割り振られた理由を思いついたなら教えてもらえるとありがたい。
それを記し、それをもってこの考察の完成とさせてもらうことになるだろう。
意味はないですけどなんとなく書きたくなったので書いてみましたw
いつもは頭の中で断片的に考えるだけなんですけど・・・・
私、なんでこんなこと考えてるんだろ・・・・・・??