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『逆境のZAPPAN計画』part4

 そんな話があった部屋に、メグちゃんを招く。

海路『メグちゃん 新しい家族だ 仲良くしてくれ』

そう言いながら、彼はピンマイクを渡す。

メグ『皆さんこんにちは メグ・マイスター・リトルハートです』

エディ『ふ~ん 君も私達に似ているような・・・』

メグ『私はアシスタント 貴方達には敵いませんよ』

エディ『アシスタント?』

メグ『私に出来ることは 操舵ぐらいです』

海路『そうです お願いしますよ』

メグ『はい 私も此処を根城にしようと思うので』

海路『なに?あぁ あ~そうか 分かった考えておこう・・・さて 造さん まだ大丈夫ですか?』

造『暇になりませんね』

海路『Uボートを今なら見れますか?』

造『えぇ 揃いましたし・・・あ~た 拓馬君はどうします?』

海路『拓馬君がどうしました?』

造『いえ 耳が遠いいんじゃあなかったですか だから』

海路『何とかしないと と言うことですか』

造『直接本人に聞いてみますか』

私はまだ眠っている拓馬君の肩を叩きに行く。私はしゃがんで、彼の肩で手を弾ませる。

造『う~ん 拓馬君 起きてくれない?』

拓馬『う~はい?』

彼は今でも背後の壁を見て話している。

造『君の難聴を和らげたくてね 何か案はあるかな?』

拓馬『い~え 思いつきません』

造『う~ん 困ったな~・・・やっぱり脳に入れると脳が痛くなるだろうし・・・』

拓馬『脳に』

造『え?そう』

拓馬『少しならいいですよ』

造『お~そうかい?では・・・』

造「どうだい?頭は。」

拓馬『お 見・え・ま・す・ね?』

造「ふふ~ん、やったね。」

拓馬「これで順調にお話できまグ~」

(このまま運んでやろう)

私たちは海路さんの近くに戻る。

造「海路さん。Uボートを見に行きましょう。」


 UDボート・・・

メグ「そうでした。これはどういう意味なんですか?」

造「UDボートのことかい?」

メグ「そうですよ。」

造「あ~アンダーやダスも意味している。けど、一番有力なのは、アンデッドだよ。」

メグ「アンデッド。」

造「ぴったりだろう?」

メグ「いえ、私が操舵するんですよ!?私は死んでませんし。」

造「でもアシストしてくれるんだよね。」

メグ「う、う~ん。」

造「ではどうぞ。入っちゃってください。」

皆でゾロゾロ入っていった。私達が最後の方だが・・・


 艦橋内にて・・・

メグ「ここは乗ってきたものと変わらないんですよね。」

ホッグル「昨日分かっただろうが、わしはガラスが怖いんじゃ。もうあのときを思い出したくない!だから早く次に行かせてくれんか?」

造「駄目です。ここが貴方の職場になるんです。」

海路「しかし、このままでは。」

造「あぁ、分かってるよ。直してほしいんでしょ?」

ホッグル「それならば、昨日のようにスコープと繋げてくれんか?」

造「勿論、最初からそのつもりですが。」

ホッグル「あ~そうか?」

スコープと逆の場所に横椀曲ディスプレイを追加する。

ホッグル「結局ガラスじゃないか。わしは近づかんからな。」

造「好きにしていいですけど、大丈夫ですよ。これはガラスですが、映像ですから。スコープから見える景色と同じように見えます。」

ホッグル「テレビのようなものだな。」

造「だから簡単には水圧に負けたりしませんよ。」

ホッグル「しかし、わしはこの目で見るからな。」

造「もう、その辺は好きにしちゃってください。」


 船室のラジオルーム・・・

造「さて、次はこの子だな。」

(試運転といこう。)

造『起きてくれ!た~く~ま~君!』

拓馬「はぁ?誰です?」

造「私です。造です。」

拓馬「造さん?僕はどうしてこんなところに?」

造「あ~面倒なことは同僚に聞いてよ。私からは君の仕事を伝えるまでさ。」

拓馬「仕事ですか。」

造「そう。君は生前、日本海軍、通信士だったんだろう?」

拓馬「そうだったんですが、任務中に爆雷が激しくて・・・」

造「うん、そうだね。でも現代じゃあ爆雷なんて落としませんよ。」

拓馬「では何を聞くんです?」

造「あ~船を見てほしいんです。」

拓馬「どんな船です?」

造「う~ん、どんな、あ~海路さ~ん?」

海路「は~い?なんです?」

彼は船首の魚雷室から顔を出した。

造「私たちが追っているのはどんな船でしたっけ?」

海路「それはですね、主に北朝鮮の船ですよ。」

拓馬「朝鮮ですか・・・一体何をしたんです?」

造「あ~だ、だから、同僚に聞いてよ。」

拓馬「あ~そうですか。」

造「では海路さん、この辺は頼みます。」

海路「え?ちょ、待ってください。」

造「すぐ戻ってきますから。」


 私はエルーネさんのところへ行く。彼女は壁に背を付け、座っていた。

エルーネ「これは?」

造「あ、新型電気エンジンです~が。大丈夫ですか?」

エルーネ「大丈夫です。タダ疲れただけですから。」

造「すみません。気が廻らなくて。すぐ直しますから。・・・動かないでください。」

彼女と床の間から円柱が伸びてきた。ちょうど椅子になるように。

造「え~何を言えばいいのでしょう?」

エルーネ「これは部品が飛んでくるなんてないですよね?」

造「は、はい。エンジン内は軸一本なのでメンテナンスをすれば壊れることはまず有りませんよ。ま、私に任せてください。」

エルーネ「・・・使い方を教えてください。」

造「やる気になりましたか。しかし演習は、後にしますよ。」


 海路さんのところに戻る・・・

???「なにやってんだ!危ないだろ。これを忘れちゃあならないんだぜ。」

エディ「あ、あぁ。」

イナン「しっかりしろよ。ここの艦長も厳しいかもしれん。」

造「どうしたのかな?」

イナン(ギクッ)「な、たいした事じゃあ。あ、あんたか・・・」

造「それで?どうしたのかな?」

イナン「いや、この子がだな、溶接機を触ってたんだ。だから止めようとして。」

造「は~大丈夫ですよ。貴方達はゾンビなんですし、多少の傷なら・・・」

イナン「完全には治してくれないんでしょ?」

造「あ、だが。」

イナン「彼女の指導は俺がする。ああたは黙っててくれ。」

造「あ~ん・・・」

続く・・・

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