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『逆境のZAPPAN計画』pert2

整備中の地下二階・・・

造「さてと、海路さんに知らせなくちゃあな。」

???「すみませ~ん、さっきのはなんだったのですか?」

造「は?誰だ!?」

艦橋を見ると、裾に白いサクラがプリントされているオレンジ色のジャッケットとロングスカートを表にまとい、みかんの葉のようなリボンを首に巻き、金髪の上にはみかんの羽が左に巻きついている。

???「あ、どうも。この艦のアシスタントのエグ・マイスター・リトルハートです。貴方は?~」

造「え~っと、潮上 造です。今は海路さんのサポートをしています。」

エグ「私と同じですか?」

造「そうなりますかね。」

エグ「まず、海路さんに話をつけに行きたいんですが。」

造「分かりました。ではこちらへ。」

メグ「すみません、ちょっと待っててくれますか?」

彼女は船内に戻り、リアカーを押し出して・・・どうやら暗号機を二台、本を数冊などを持ってきてくれたようだ。

造「そ、そんなに持って上がれるかい?」

メグ「持ってくれるんですか?」

造「此処までならね。」

私は彼女の荷物を身動きせずに分解してみせた。

メグ「ちょ、何したんですか!?」

造「ふむ、本格的だね。」

そして私の目の前に練成してみせた。

造「本物かどうか疑うなら見てみてください。」

メグ「ハッ!分かりました。」

彼女の呼吸が一気に荒くなったようだ。歩行も危うくなったらしく、

メグ「あっ!」

造「なっ!」

私は腰を曲げ、足を引き、身構えた。彼女は空中で顔以外が固まり、戸惑っている。栗色土を履いた両足が地に付くと、みかんの瞳で私を見つめて言う。

メグ「さっきから、一体何を。」

造「練成術、いや、操原術ですよ。」

メグ「なんです?魔法ですか?」

造「人によっては危険な術かもしれませんが、開発者は私なので。」

メグ「草原?それで、私を浮かしたのは。」

造「それなら、この術を大まかに使用しました。」

メグ「他に何が出来るんですか?」

造「・・・なぜ貴方の荷物が消えたか分かります?」

メグ「いえ、分かる訳ないじゃありませんか。」

造「フフッ、そうですね。家を解体するときに重機を使いますよね?それを原子にレベルに置き換えたものです。」

メグ「へ~原子を操るんですか。」

造「そうですけど、これも機械ですよ。」

メグ「そ~なんですね。え~っと・・・そういえば此処は何処でしたっけ?」

造「そういえば、すみません。忘れてました。ここは懐かしきブンカー風水路。ここを通って海に出れます。」

メグ「それでは、厚さはどれほどですか?史実だと最大で七メートルぐらいと書いてあったのですが。」

「フフ、なんと、一ミリですよ。」

「そんなアホな。」

「時代ですから。」

水路を進むとコンクリートの壁に銀色のバルブが繋がっているが、ゲートは下がっていて、床に出っ張りが出来ている。


 それを越え、新たな塊を見せる。

造「これが!UDボート、もく式です。」

メグ「UD?アンダー・・・ダスボートですか?」

造「後で分かりますよ。勿論、外は金属ですが、木式の由来。中は軽量化のため木材を多用しています。バルブや機器の枠さえも。例外と言えば電気系統やハッチ、察しの通り機器内部ぐらいです。」

メグ「乗り込めますか?」

海路「いや~まだ無理です。驚くことが残っています。この上ですよ。」

発明所への階段は通り過ぎ、少し奥の階段を上る。

「まぁ中へ。」

「なんだかな~」


 次の日の刻・・・神菜海事所、地下一階・・・

話がひと段落し、Uボートで寝たメグちゃんを呼ぶ。昨日の夜・・・NコアとZコア、それとゾンビを造ったのだろう。要求が良く分からないので、久しぶりに厳しいと思った。無理だろうと思いながらも練成の態勢に入ると、頭の中に設計図が現われた。気づけば・・・

『Zを基礎にして 彼はNを組み込め』

と、石碑に刻まれた奥に、横から見たら八角形の箱が左に付いた、碧いロッカーの様なシェルターが五つ見えた。時関エンジンも八角形だが・・・石版の左右には、シェルターに太い管で繋がれた、レバーが一つずつ在る。左はZ,右はN・・・

海路「すばらしい。では始めていいですか?」

「え、えぇ。」

私は右のレバーに手をかけ、彼に続いてレバーを引いた。・・・シャルターのいたる穴から数多の蒸気が、明緑に反射し飛び出してきている。蒸気が治まり辺りも静まった・・・のは数秒足らずで、シェルター内から音がする。叩く音、独り言・・・そんなことを聞いていると、シェルター上のランプが青くなった。そうして扉が開いたのだ。

続く・・・

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