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始まり

鏡を知っているだろうか?

まあ 知っているだろう。

鏡というものは自分を映すそういうものと考えていただきたい。


ではここで質問だ。

鏡は自分を映す。映した人は、本当の自分かどうか?何を言っているのかわからなくてもいい。当然鏡の中の自分は反対だ。

本当の自分ではない。偽りの自分だ。

しかしそれは、本当か?

君の意見を求めたい。



起きて起きて 温斗

きれいな手 冷たい温度まさに、朝起きるには素晴らしい、、、

彼女はいつも僕のことを起こしに来てくれる。いつも顔を触って、起こしてくれる。

「ねえ 温斗ってばぁ、、」

そんな彼女の声を聞きながら、僕は朝を迎える。「なんだよ、、、」寝ぼけながらも、彼女にこんな弱々しい低血圧の自分を見せるのも嫌だから起きる。「もう学校始まっちゃうよ。」そう言われて俺は時計を見る。寝ぼけていてしっかりと時計の針が見えたわけではないが、まだ5時30分くらいだった。

「あの、まだ5時30分くらいなのですが、」

「そうだよ。正確に言えば、5時28分47秒」

彼女は、か細い声でそう言った。色白で、唇の赤色が鮮明に映り、目は大きくて、鼻が高く、顔が小さい。ロングヘアがよく似合っている。今日は青色のヘアゴムで結んでいて、ポニーテールにしていた。俺は、普通の状態が一番好きなのだが、学校に行くから、ポニーテールにしているのだろう。5秒間くらいそんなことを考えながら、思考して、そして、俺は口を開いた。

「学校は、7時30分なのですが、てか、今日学校の創立記念日で休みじゃね!?」

「そうだよ」彼女はそう答えた。

「なぜ、起こす。」

「イチャイチャタイムだよ!」

「意味わからん」

「イチャイチャするのは学校と同じくらい大切でしょ?」

「いや 待て待て。何を言っとる。朝なんでこんな早く起こされるのよ。」

「疲れちゃうから?」

「どんなハードプレイを要求してるんだよ。」

「どんなハードでもいいよ〜」

「いや なんでだよ。」

「だから髪結んでるわけだし。」

「いや、そういうことじゃない。」

「チキン。」「いや、だから、その〜」

「ニワトリ。」「だからさ。」

「ヒヨコ。」「なぜ、退化した!」

「クジャク。」「怖いんだよ。自分を止められなくなるのが」「だから、それがチキンなんではないか?」「チキンでいいからさ、ちょっとどいてくれないかい。」「もしかして、、、勃った?」「勃ってねえーよ。」

「うるさい。」そうしてキスされた。5時36分42秒の出来事だった。

そうしてイチャイチャした。俺よりも性欲強いなー。相変わらず。

朝8時30分に彼女は朝食を作ってくれた。

目玉焼きとソーセージを焼いてそしてパンを食べた。

そして朝5時28分47秒に巻き戻る。


これでちょうど50回目


俺も疲れたなー。本当に。

そして冷たい手でまた目が覚める。

「ねえ 温斗ってばあ。」

分かった分かったよ。俺は君が好きだし、

君と一緒にられてすごく楽しい。でもこれで

終わりだ。現実に戻ろう。

「タイムオー、、、」「もういいの?」

ウルドが言った。「ああ 可哀想だろう。もう死んでしまう。彼女を時間の中に閉じ込めるのは、それは、ダメだろ!」

「いやさ。私はさ、なんでもいいんだけどさ。イチャイチャしてしまくってしまくって気持ちよくなってればいいんじゃない?」

「そんなの違うだろ!俺は、俺は、彼女を愛していた。愛していたんだ!」

俺は俺は、この凍った世界が嫌なんだ。

この部屋から抜け出せない。ただイチャイチャするだけ、目玉焼きとソーセージとパンしか食えない。なんなんだよ。なんなんだよ。

「君はそれでいいんだね?」ウルズはそう言った。それで良かった。それで良いんだ。

「彼女さん固まってるけど。」

「この世界は相変わらず気持ち悪いな。」

「君の作った世界なんだからさ〜。そう言うこと言わないでよ。私の存在意義どうなってん的な?」

「君は植物人間の彼女をリピートしてるだけなんだからさ。」

「その言い方は違うだろ。」

「ほぼほぼ同じじゃん。」

「植物人間になる運命を止めて繰り返してるんだもんね。」

「やめろ。やめろ。やめろ。やめろ!」

「俺は、俺は、」感情が高ぶっている。血管がドクドクなっている。「さっきからさ、俺、俺、ってさ。なんで自分のことしか考えてないの?」どこからか声がした。

ウルドか?いや、違う。これは、、、彼女の声だ。彼女の、冷子の、声がした。

「俺大好き人間かっちゅーの。 まあそういうところも好きなんだけどね。」


だから、どうして。










バニッシュデイを書かせていただきました。

まだ、シークレットデイが完結していませんが、

シークレットデイが完結する前に、書きたかったので書かせていただきました。拙い文章ですが、よろしくお願いします。

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