表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
男子辞めます。  作者: 安田 桜
4/18

別れ

こんな僕にも一応は彼女がいる。

志村 涼子。

同い年で大学時代から付き合っている。

地元が近く話も合い彼女の告白を断る理由も特に見当たらなかった。

しかし、僕は地元から離れ関東で、彼女は地元の関西へ。


最初は毎週のように会っていたのだが、ここ最近は月に一度、ひどい時は三ヶ月会わなかった時もある。


今朝の夢のせいか少し眠気が残ったまま家を出て新幹線に乗る。少し仮眠をとり、予定より早めに待ち合わせ場所に着いた。


今日もいつもの様にショッピングして、いつもの様に食事して…。


今日は様子が違った。

食事後のコーヒーを飲んでいると、


「晶、もう別れよう。他に好きな子でもおるんやろ?」


涼子の方から別れを切り出された。


「なんで?いないよ!」


「私と1度も…キスさえした事もないやん…。最近晶から全然連絡くれんし…。私、もう我慢できんわ。」


僕は何も答えられず呆然としてしまった。

普段からおっとりしてる涼子があんなに怒った所なんて初めて見た。


「さよなら…。」


涼子は振り返りもせず店から出ていった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ