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中国軍が攻めてきた満露国境線においては、日本皇国軍による作戦がいよいよ始動しようとしていた。
「両翼、中央ともに、進撃せよ！」
磯田清貴陸軍戦車中佐が全車両に指示を出した。
ウブスナガミとのリンクを使っており、車両は相互に上空からの情報をもとに、戦車隊の編成を自在に操ることができる。
「ジャミングのような装置は無意味だからな。それを上回る勢いで情報を反乱させればいいわけだしな」
磯田中佐は笑いながら、部下全員にさらに続けて通達をした。
「この油田地帯は、皇国に最も近く、ロシアの友人と共に発展した土地である。この土地を的に渡してはならぬ。皆、引き締まって行こうぞ！」
どこからか、鬨の声が響き渡った。
