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81.

日本皇国第21師団戦車部隊部隊長は、師団長の澤井からの命令を受けて、発進準備を整えていた。

「どうだ」

整備兵に様子を聞いた。

「大丈夫ですよ。バシバシ撃てます」

「よし、ありがとう」

部隊長である磯田清貴(いそだきよたか)戦車中佐は、整備兵の方を強く背中から叩いてから、戦車に乗り込んだ。

「隊長、もう入ったんですか」

機器を確認すると、上から声が聞こえてくる。

「おうさ、それが俺だからな」

高田丸杜(たかだまると)戦車大尉が磯田中佐に声をかける。

「少しばかり気が早いのでは」

「そういうお前だって、もう来てるじゃないか」

「実戦ですからね。今回は、戦車を使っての誘導戦になりますが」

「まあな。今回の作戦概要、頭に叩き込んだだろうな」

「もちろんです。3班に分かれての誘導作戦。敵を地雷原に追い込んで、宇宙軍と空軍が協力して銃撃。対空砲は第4班とロシア側がどうにかするっていうことですよね」

「さすがだな」

そういうと、磯田中佐は戦車の暖機運転を始めた。

「さあ、全速力で戦場を駆け抜けるぞ。用意は」

副操縦席に滑り込むようにして、高田大尉が車内に入る。

「いつでもいいですよ、隊長」

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