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65.

テレビニュースや新聞は、号外を発行したり放送をすることにより、戦闘が始まったことを伝えた。

その光は地上からも、けっこうはっきりと見える。


「全機攻撃を許可する。彼我距離が射程圏内に入り次第、各小隊に散り、戦闘を開始せよ。なお、全機に告ぐ。戦闘不能と自身で判断するか私が判断し指示を出すかのどちらかで、速やかで戦闘宙域より離脱せよ」

宇宙軍で中隊長の四方木は、3つある配下の小隊に対して、指示を出した。

「第1、了解」

「第2、了解」

「第3、了解」

「全小隊了解確認、狩留艦長、これより戦闘を開始します」

報告をしてから、操縦かんについている発射管の解放スイッチに手をやる。

このスイッチ一つで、誘導弾が1回1発発射されることになる。


四方木が乗り込んでいる機体の合成音声が、すぐに報告をしてくる。

「彼我距離、射程圏内に入りました。着弾率70パーセント」

「攻撃開始!」

四方木がインターコムで叫ぶと同時に、3つの小隊は水平方向で散開した。

同時に、誘導弾のロックをかけ、目標を最前部にいる敵機体とする。

赤いスイッチにかかっている人差し指を、一呼吸おいてから力強く押した。


「敵、ミサイル発射してきました。こちらに来ます」

欧州連盟側の中隊長であるブレジオス中佐に次々と伝令から報告が入る。

「散開せよ。フレア放出、敵をかく乱すると同時に、ミサイルをよけよ。こちらも攻撃を開始する」

大気圏内で用いるフレアでは、複数の熱源を戦闘機後尾から放出することによって、センサーをかく乱するという意味があるが、こちらでは熱ではなく電磁波を放出する小型の衛星だと思えばいい。

ロックされている軌道にフレアを撒くことにより、そちらのほうにミサイルを誘導する。

一般的にはチャフと言われている分類になる。

そして、衛星ごと爆破するというやりかたである。

スペースデブリが出てくるという疑問はあったが、戦時にそんな悠長なことを言っていられない。

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