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皇国戦記  作者: 尚文産商堂


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65/117

64.

宇宙空間へゆっくりと射出された小隊の船は、数十mは慣性飛行を、それからイオンエンジンを吹かせて、一気に離れて行く。

皇国側の動きの合わせるように、欧州連盟側の宇宙戦闘機も加速しながら迫ってくる。

その中隊長であるブレジオス•ガバネッティ宇宙中佐は、どこから来てもいいように、中隊を5つの小隊にわけ、そのうち4つを地球からの垂直面に正方形の図形を描いていた。

またその中心に一つの小隊を配備し、そこから指示を出していた。


「全機、攻撃態勢を取れ」

ブレジオス中佐は、全ての機体に対して攻撃命令を出した。

中佐自身の機体も、全ての兵器の安全装置を解除し、照準器の様子を確認する。

「全機、最終確認開始。確認終了後、各小隊長へ連絡。小隊長は、小隊の全機が報告をしてきたら、そのことを俺に報告せよ」

「第1小隊、完了」

「第2小隊完了です」

「第3小隊完了」

「第4小隊、完了しました」

「第5小隊、完了です」

「よろしい、全て完了したことを認め、これより交戦を開始する。微速前進に切り替え、全門を前方へ展開準備、合図と同時に斉射開始せよ」

ブレジオス中佐が命令すると、すぐに時速5kmぐらいのゆっくりした航行に切り替わった。

ブレジオス中佐の手元にあるレーダーには、日本皇国の航宙空母から放出された小隊機の点を見ていた。

「さあ来い、さあ来い。いよいよ始まりだ」

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