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皇国戦記  作者: 尚文産商堂


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63/117

62.

「来るぞ」

一言、航宙空母ロメの艦長クローイン中将が、はっきりと言った。

それから、緑色をしているレーダーから目を逸らし、指示を出す。

「暖機運転は」

伝令が小隊へすぐに連絡を取り、すかさず答えを返す。

「完了しております」

「なら、すぐに離艦させろ。日本皇国は、すでにこちらへ向かって来ておるぞ」

数秒後、一定の感覚で振動を感じた。

それと同時に、レーダーに、新しい点が、25ほどできた。


空母畿内の艦長である狩留鹿毛(かるかも)は、距離3500に達した時、ロメ側から複数の機体が出てきたことを、すぐに認識した。

「そうか。敵も、いよいよ実戦のやる気が、出てきたようだな」

「艦長、どうしますか。すぐに出撃できるように、準備は整えられております」

「出撃だ。敵を蹴散らせ」

敬礼をしてから、伝令が全ての小隊へ伝達を行なった。

即座に、畿内から、次々と小型の宇宙船が、元気良く飛び出してゆく。

こうして、史上初めての宇宙での戦闘が、始まった。

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