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46.

第42章 進撃開始


角良司令長官は、何が起きているのかについて、簡単に説明を受けた。

最前線の戦車部隊である斎河戦車大隊長によると、友軍の飛行機が敵陣を空襲するのに成功したということらしい。

さらに、邪魔であった地雷原も一掃してくれたそうだ。

「角良司令長官、どうしますか」

「この機を逃す手はないだろう。進撃しろ」

「了解です」

斎河大隊長は、それを聞いて無線を切り、別の方向へ向けて再送信を始めた。

「行くぞ!やつらの鼻を明かしてやれ!」


中国駐留軍は、指揮系統が先ほどの空襲によって破壊されたが、運よく一般大隊大隊長が生き残っていた。

司令官がいた建物から離れたところにある合同兵舎の3階部分、大隊長の部屋がそこにはある。

ちょうど空襲の中心地点から離れていることもあり、この場所には何ら被害はなかった。

「こちらの損害は?」

朝鮮半島中国駐留軍一般大隊長である宋大陽大佐は、強い振動を感じた直後から動き出した。

廊下に立っていた歩哨をすぐに呼びとめ、状況を把握するのに努めた。

「日本皇国より空襲を受けた模様です。相当の被害が推定されています」

「司令官は」

「現在、指令室が入っていた建物に甚大なる被害があり、生死確認不能の状態です」

「他の連隊、大隊は?」

「司令官室の周辺にいたために、巻き込まれた模様です。現在、大隊長以上の階級、地位で生き残っているのは、宋大佐のみです」

「そうか、なら中隊長以下を呼べ。敵は一気に攻めてくるだろう。反撃の準備を」

「了解しました」

敬礼をして、歩哨は走って行った。

宋大佐は、これからの反撃を脳内で考えていた。


宋大佐の部屋は、大きな机が部屋の真ん中に一つあり、それを取り囲むように椅子がいくつも置かれていた。

生きているのがわかった中隊長の全員と小隊長の一部は、その部屋に集められ、すぐに会議を始めた。

「これより反撃を開始する。参謀官、作戦は何かないか」

「現在残っている火器は、戦車が3両、銃器類が460丁、実包が数千ほどですね。都市型ゲリラ戦法が、一番と思います」

「分かった、ではそれで行こう。対空装備については」

宋大佐はすぐに武具担当の隊に聞いた。

「高角射砲が1門生きています。弾も予備として置いていたものが生き残っているので、それを使えば…」

「今すぐ準備を。生きている兵は、敵からみて死角になる位置、高所になる位置、それでいてすぐに逃げれる位置に」

「了解しました」

宋大佐は、指示をすると、自分自身も部屋に隠している銃を持って出かけた。

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