桃太郎とシンデレラ
ねこの世界に誤って伝わった童話が展開されていくギャグ回。
王子さまから渡されたガラスの靴を履こうとしても履けず、さらには大量発注のミスで王国は火の家計?
ル「童話って知ってる?」
リ「ボク桃太郎知ってるよー」
ア「シンデレラなら知ってますわ」
ル「私、実はあんまりわからなくって。
教えてくれない?」
リ「じゃあボクからいくね。
昔むかしあるところにネコの
おじいさんとおばあさんがいました。
桃が流れてきましたが、
川魚を捕まえるのに夢中で
そのまま桃は流れていきました。
めでたしめでたし」
ア「何か違いません?」
リ「これで合ってるはずなんだけどなー」
ア「私が正しい童話を教えてあげますわ。
姉二人に虐げられていたシンデレラねこは
城で開かれるダンスパーティーに
行きたかったがチケットがなかった。
すると、元同じ中学の渋谷のギャルが
当日肉フェスに行きたくなったとかで
券を譲りうけたのです。
シンデレラねこは城で
ジャージ姿のねこ王子に惚れられ、
ポッキーゲームをしたりしました。
王子様からガラスの靴を渡され
履くように言われましたが
履けません。
それもそのはず犬用の靴だったからです。
王子様は言いました。
実はこの王国は経済的にヤバくて
セレブ犬向けにガラスの靴を売ることで
凌いできたのだが、発注ミスで
大量の売れ残りの靴を抱えてつぶれそうなのさ。
惚れた女にゃそれなりなプレゼントをしたいものだが
犬用の靴しかなくてな。
シンデレラは将来性のあるダンナがよかったので
丁寧に断りを入れ、城を後にしましたとさ」
リ「え、ええっ?なんかすごく違う気がする」
ア「こんなものじゃなかったかしら?」
ル「童話がますますわからなくなってきたよー」