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gentle love  作者: 朱希
アメリカ編
7/33

third day-2-

This is world I didn't know





It is white






warm






and gentle









gentle love








「え、えっと…」

何も言わないレオンになんて声をかければいいのか困惑している七海。

「I have to go to my room.」

はははと笑いながら部屋を出ていこうとするが、レオンの鋭い睨みによりそれもできない。

そしてまた見つめ合う状態に戻ってしまった。

七海は仕方ないとレオンを観察することにした。





子供なのに、なんて冷たい目つきなんだろうか。






そこではっとする。

そう、彼はどこか似ていたのだ。

瞳の色、どこか悲しい顔。







出会ったころの香南にそっくりなのだと。









「I have wanted Japanese freiends since childfood.」

ポツリポツリと話し始めるレオン。

「Why?It is easy for you to make a foreign freiends.Are you rich boy?」

レオンにとっては外国の友達を作るなど簡単な事だろう。それを問うがレオンは首を横に振るだけだった。

「I don't know about only Japan.I can know other country but I can't know Japan because …mother doesn't like Japan.」

「Mother?」

日本は彼の母親にどれほど嫌われるような事でもしたのだろうか。

でなければ日本のことだけを知らないようにすることはとても難しいに違いない。

私の言葉にレオンが頷く。

「However,I know about Japan.How is the scent in japan?What kind of appearance do you like?What is in fashion in Japan?I know,I know!I know!!」

レオンが七海の服を引っ張りながら訴えてくる。

どんな香りかなんて、どんな格好をしているかなんて、どんなものが流行っているかなんて知るはずがない。

「I know about Japan.」

七海の服にぎゅっと顔を抑えつける。

「Leon…」

「I got a chance.Mother gave me permisshion that I go to place where Japanese likes.I found Japanese freiends at last.They gave me something very warm.…Please Please give me the permission which plays with them.」

服が少し濡れている。やっと母からの許可を得て、日本人を探した。どれだけレオンが日本人と、双子と仲良くなりたいのかそれを表しているようだった。

七海がレオンを抱きしめようとするとドアがドンドンとたたかれる音がした。

「七海!!おい!七海!!!」

「「ななちゃん!!Leon!!」」

「Ich bekam einen Meisterschlüssel.」

知らない単語が聞こえてくるとキーでドアを開く音がした。

レオンの体が硬直する。

このままじゃいけない、七海は直感的に感じた。





「ちょっと待ってください!!」






七海はそう叫ぶとレオンをぎゅっと抱きしめる。

「OK,Leon.I give you the right you play with twins.」

「really?」

レオンがバッと七海の顔を見上げる。

七海がレオンの目にたまった涙を吹いてあげる。

「If…you can explain to Kanan why you want to play with twins.」

「but…」

「He worry about twins.If they targeted for you?So You are rich boy.」

香南にとって双子は七海と違う意味で大切な人物だ。もし、レオンと仲良くしたせいで何かあったら?

それが許せないからレオンと仲良くさせないと言っていた。

だからこそ香南にどうして仲良くなりたいのかレオン自身が説明しなければならない。

「I cooperate for you.」

「Nanami…」

「Ok?」

「…ありが、とう」

七海が協力することを言ってあげるとレオンは少し安心した様子に戻る。

たどたどしい日本語を披露してくれたレオンが頷くのを確かめると再びぎゅっとレオンを抱きしめちょっと待ってといったん離しそのままドアの方へ向かっていった。

そっとドアを開けるが向こう側から強引にドアを開けられる。

前のめりになる七海を香南が受け止めた。

「香南さん」

「七海、大丈夫か!?」

香南が痛いぐらいに七海を抱きしめる。

「かなんさ、いた…い…」

「やっぱり」

香南の腕は震えていた。

「最初に、止めておくべきだった。」

「香南…さん…?」

香南の様子がおかしいと香南の顔を見ようとするがその前にレオンがこちらへやってきた。

「Kanan…」

レオンが香南に話しかけようとするが香南がレオンを睨みつけそれを抑える。

「What do you think?I said "get out",didn't you listen?」

「Kanan…I…」

香南は七海を離すとレオンの方へ向かう。

前言っていなかったことを聞いていなかったのか、香南の言葉にレオンは萎縮する。

お付きの人は急いで香南を止めようとするがその時には香南がレオンの胸ぐらをつかんでいた。

「「にーちゃん!?」」

「Kommen Sie heraus! ich will Sie nicht sehen!!!」







…え?







今、香南がしゃべった言葉は英語ではなかった。

レオンとお付きの人が話している言葉に似ていて、その言葉は鋭く人の心を突き刺すようなものだった。

テンポ崩すと思ったので、ここにドイツ語訳書きます。

Ich bekam einen Meisterschlüssel=マスターキーを持ってきました。

Kommen Sie heraus! ich will Sie nicht sehen!!!=うせろ!お前なんか見たくねえんだよ!!



うーんちょっと違う気がしますがまあこんなニュアンスです。





あと、英語に関して今日の活動報告に書いておりますので、そちらを読んでいただければと思います。





お気に入り登録、拍手いつもありがとうございます。

これからもよろしくお願いします。

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