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対岸の出来事

作者: 苺大福

小説を使った短編オムニバス方式。同じようなオチが連続します。

似たような事もうやっている方おりましたらご一報くださいね。



対岸の出来事


 その1


 ある日20歳の男は猛スピードで首都高を飛ばし

ていた。隣には付き合って1カ月の彼女が乗って

いる。


 「俺運転には自信があるんだよね。」

男は得意げに彼女に言った。

 しばらくして反対車線で事故が起きているのが

見えた。乗用車の後ろからトラックが追突している。

 前の追突された乗用車はぐしゃぐしゃだった。

 

 「あ~あ。まったく下手くそなドライバー多い

よね。」

 男は言った。

 しばらくして、

 ガシャ――ン。物凄い音がして男の乗った車は

前を走っていた車に衝突した。

 男は反対車線の事故に気を取られ前方不注意

で前を走っていた車に衝突したのだった・・・


 その2


 テレビのニュースにて・・・

(昨今の不景気でリストラされて「派遣村」で

年越しする失業者が急増している模様です。政府は

緊急会議を開催する予定で・・・)


 「最近のニュースはこんなんばっかりだな。それ

に比べ俺は一流大学を出て一流企業に就職したから

ね。仮にリストラされたとしてもすぐ就職出来る

よ。なんていったって俺は優秀だからね。」

 若い男は家に遊びに来ていた友人にそう言った。


それから2年後・・・

若い男は「派遣村」の長老と呼ばれる存在になって

いた・・・


 その3


 20代前半の若いOLが喫茶店で同僚達とお茶を

している。


 「うちの会社にもお局っているけどさあ。40にも

なって独身って寂し過ぎるよね。結局仕事が命

って言うけど他に生き甲斐ないだけで、つまらない

人生よねえ。あんな風にはなりたくないよねえ。」


 若い女は自分の職場のアラフォーの事をけっこう

ぼろくそに言っていた。


 それから20年後・・・


かつて若かったその女は部下のOL達から

 「悲劇の独身お局」略してH・Dと呼ばれる

ようになっていた。


ナレーション。

「本日3つのお話をお届けしました、いずれも

主人公達は人の不幸はすべて他人事で、対岸

の出来事であったのです。そんな無関心さが神

の怒りに触れて罰が当たったのかも知れません。

これを読んでるそこの貴方。いつまでも対岸の

出来ごとだと思っていると、もしかしたら次の

不幸は貴方の番かも知れませんよ?」


 ストーリーテラーBy苺大福


今日も読んでくれてありがとー


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― 新着の感想 ―
[良い点] 私の知っている限りでは、この書き方は新しい試みのような気がします。ルールに囚われない斬新さを追求するのって、楽しいですよね。コメディータッチにするには結構勇気がいる話題を選んでおられますが…
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