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全能の少女と空白の少年

初めての本格的に書いたオリジナル作品で緊張してます。

全ての生物が魔力を持ち、魔力が失われたものは自らを保てず死亡する。

人さえも例外ではなく、魔力の総量は才能によってのみ決まる。

自然の魔力が宿った生物の死体は魔物となり、人類の脅威となる。

代用する物はあれど魔力を回復する手段は存在せず、生きている間減り続ける。

そんな世界にある国々の、全ての境界線が収束する地の中心に建つ一つの建造物。

ここは魔法学園『アイリス』

魔力の代替品、魔晶石。

その中で最も巨大な魔晶石を中心として作られた、才能の原石を育て上げ各国に排出してきた名門学園である。


「…い…おい…」


人類の脅威たる魔物に対抗する為の人材を育成するという目的の元、各国が協力して作り上げた未来の英雄が集う場所だ。


「おい!」


まぁ魔力を使えば使うほど減るんだから、生贄とか犠牲とかって言い方も…


「無視すんな!」


…うるせぇなぁ


「んだよさっきから

ギャアギャア騒ぎやがって」


そう返すと、先程から1人で騒いでいたこの学校の男子生徒が怒ったようにまた騒ぐ。


「お前が無視するからだろうが!」


「知らん。それより要件を言え」


やかましいったらありゃしない


「コイツ…!」


「まぁまぁ落ち着いて…」


顔を真っ赤した男子生徒を、

大人しそうな顔をした女子生徒が宥める。


「貴方もあまり煽るのはよくないよ。ベリア君」


「へいへい…」


…そう、俺ことベリア・アズカイルは

この学校の生徒である。

黒のストレートに伸ばしたロングヘア。

空色の瞳。

165cmと少し低めの身長がトレードマークだ。

今は放課後で、帰る準備をしてるとこだ。

話しかけてきたやつはクラスメイト、面識はある…興味はないが


「それで結局何の用なんだ?」


「あのね?もうすぐ定期試験でしょ?

だから実力のあるベリア君に今度教えて欲しくて…」



この学園では定期的に実力を測る試験が行われる。その成績はそのまま学内の順位となる。また成績が上位10%の生徒は魔導士(ウィザード)と呼ばれ、その特性に応じた呼び名が与えられる。上位になればなるほど待遇が良くなり、寮の施設がより良くなったり、特権が貰えたりする。また、生徒会の役目を果たす〈賢者の杖〉と呼ばれる10人への立候補権も与えられ、それは将来に大きく影響を及ぼす。


「頼むベリア!

 今度こそいい順位取りたいんだ!」


故にこうやって死に物狂いで順位を上げようとするやつも珍しくない。


「俺の順位はそんなに高くないが?」


俺の順位は全校4,000人中243位

割と高い方ではあるが、もっと順位が高い奴らに教えてくれそうな奴らは沢山いる。


「戦闘技能の項目は〈賢者の杖〉の人達と遜色ないじゃねぇか!」


「魔法構築の分野は、サボってるだけで知識はプロ並みって聞いたよ?」


…なんで知ってんだよコイツら。

俺の点数とか知ってるやつそんな多くないぞ。つーか魔法構築の方はごく一部しか知るわけない情報じゃねぇか。


「…誰から聞いた?そんな情報」


そう聞くと、2人は呆れたような顔をした。


「んなもん決まってんだろ。

 お前の奥さん(・・・)にだよ」


「私もラヴィア(・・・・)さんに相談したら、ベリア君をオススメされたよ?」


…色々言いたいことはあるが、とりあえず


「俺とアイツは結婚してねぇよ!」


「嘘つけ実質結婚してるようなもんだろ!」


「なわけねぇだろ!

 なんなら付き合ってすらいねぇわ!」


と何回否定したか分からない事を言い争っていると…


「あっ!いた!」


そんな声が扉の方から聞こえてきた。


「…はぁ」


ため息を吐きながら振り返ると、そこには


亜麻色のミディアムボブ

明るめのブラウンの瞳

どちらかというと可愛いよりの容姿

人を惹きつけるような明るい雰囲気


まさに人気者といった風貌の少女が立っていた。


「おっと、お迎えの時間だったか」


「本当に仲が良いよね。ラヴァアさんとベリア君」


「チッ…」


茶化す男子と羨ましそうな女子を無視して、扉の方へ向かう。


「一緒に帰ろ!リア(・・)!」


「その呼び方をやめろつってんだろ!

 ラヴィ(・・・)!」


コイツの名はラヴァア・ミセルビナ

この学園の第1位(・・・)『全能の魔女』であり、

〈賢者の杖〉第一席(・・・)でもある。

そして…


「え〜?いいじゃん!私達の仲でしょ?」


…俺の幼馴染だ。



………………



「何がそんなに嫌なのさ〜」


「どう足掻いても男の名前じゃねぇだろ。普通に嫌だわ」


この学校は寮制ではあるが、俺とラヴィは実家暮らしの為、家に向かって歩いていた。


「リアだってラヴィって呼ぶじゃん」


「お前別に嫌がってないじゃん。

 俺は嫌なの」


「え〜?可愛くない?リアって」


「だから嫌だって言ってるんだが?」


このやりとりも何度したかわからない。数えるのが馬鹿らしくなるくらいにはしたことだけはわかる。


「じゃあ逆に聞くけど、なんて呼んでほしいの?」


「普通にベリア…なんか違和感あるな」


「でしょ〜?」


ドヤ顔ウゼェ〜


「なんか候補とかねぇか?」


「ん〜…ダーリンとか?」


「ねぇな」


「ないね〜」


くだらない会話をしながら下校する。

周囲の視線が凄いが、もう慣れたものだ。


「あっ、ラヴィアさんとベリア君だ!」


「仲良いよね〜。幼馴染だっけ?」


「羨ましい…けど妬むのは違うよな〜」


「あの夫婦の邪魔すんのは駄目だよな」


「見守るのが一番」


「「意義なし」」


…好き勝手言ってんな。


「ねぇリア」


「ん?」


「リアって今寿命(・・)何年?」


「…覚えてねぇな」


この世界は魔力が寿命である都合上、こう言った会話が多い。自分はあと何十年も生きられるが、娘はあと数日しか生きられないとか。さっきまで数年分残ってた魔力を戦闘で消費してその日の内に亡くなってしまうなんてこともザラだ。


「ラヴィはどんぐらいだ?」


「ん〜、私は後数万年(・・・)は生きれちゃうかな〜…魔法使わなかったらだけど」


…これがラヴィが稀代の天才と呼ばれる理由の一つだ。人類どころか生物の域を大きく逸脱した魔力量。例え魔法を使いまくったとしても、数百年は生きるだろう。


「…どれくらい一緒にいられるかな」


「お前が望む限りは隣にいるさ。そういう約束だろ?」


「…うん」


…なんだか周りがキャーキャーうるさいので、話を変える。


「そういやお前今日も来るの?」


「当たり前じゃん」


「当たり前じゃないから聞いてるんだよ」


何の話をしているのかというと


「幼馴染の部屋に行くことくらい普通じゃない?」


「男の部屋に毎日入り浸るのは普通じゃない」


というわけだ。


「私達にとっては普通でしょ?」


「お前は世間の目というものを意識した方がいい」


「みんなに話しても何も言われないよ?

無言で胸を抑える人はいるけど」


…周りを見るとチラホラそんな奴らがいた。

もうお終いだよこの世界。


「…まぁいいや、行くぞ」


「はーい」


そう言って2人で俺の家に向かう。


「おーい!待ってくれ!ベリアとヴィアさん!俺も話を…」


その2人の後を追うように、先程ベリアに話しかけていた男子生徒が走ってくる。


「あっ!アイツ2人の邪魔をしに行くつもりか!?」


「止めるか?」


「いや大丈夫だろ。だって…」


その声はラヴィアにはまだ聞こえていないのか反応しなかったが、ベリアが顔だけ振り返り、目線が合った…


「へっ?ブェッ!?」


ベリアの空色の瞳が輝き、次の瞬間その男子生徒の上下が反転し、顔面から地面に落下する。


「…あの2人の邪魔して無事な訳ないじゃん?」


「馬鹿だね〜アイツ」


「ラヴィアさんの為なら魔力を削ってでも邪魔者を排除するベリア君…推せる!」


「でも魔力残量どのくらいなんだろ?」


「なるべく長く一緒に居て欲しいけど、どうしてもベリア君の方が先にいなくなっちゃうよね」


「どうにかならないかな〜」


そんな一連の流れはこの学園の日常の一部であり、ラヴィアに少しでもアタックしようとするとベリアが排除するのは学園の常識と化していた。本人としては


(これぐらいで諦めるんなら関わる資格はない)


くらいの気持ちらしいが。


「クソッ…!恥かかせやがって…!許さねぇ…!」


地面に這いつくばりながら、男子生徒が私怨を募らせる中、そんなこと知ったことかと一瞥もくれず、そのまま歩いて行く2人であった。



………………



「んで、相変わらずだなお前」


「何が〜?」


「…そこ俺のベットなんだけど」


「知ってるよ?」


コイツマジで…

今ラヴィは俺のベットで寝転がっている。

しかも…


「だらし無さ過ぎるわ。せめて着替えろ」


「めんどくさ〜い」


ブラザーを脱いだシャツ姿、しかもボタンも外し放題だ。捲れ上がったスカートからスパッツは丸見えだし、だるいからとインナーを脱ぎ捨てた為、シャツにはブラの線が浮き出ている。


「お前襲われても文句言えんぞマジで」


「こんな姿見せるのはリアだけだから大丈夫だもーん。それに…」


ラヴィは何もない空中に複数の《《魔法陣》》を浮かべながら


「私を襲えるものなら襲ってみろ!って感じだし」


「…さっさと仕舞え、危ない奴め」


「心配しなくてもリアには反応しないし、当たらないようにしてあるよ〜」


…それ意味なくねぇかな〜?


「シャツに皺が付くぞ。オバさんに文句言われても知らねぇからな」


「うっ…それは困る…」


「じゃあさっさと着替えとけ」


「は〜い」


そう言いシャツを脱ぎ出すラヴィ。


「俺の部屋つってんのにお前はさぁ…」


そういいながら後ろを向く。


「別にリアなら見られてもいいし」


「俺はお前の何なんだよ」


「幼馴染〜」


「知ってる〜…ハァ」


俺は今更気にもしないが、コイツの将来が心配である。


「お前結婚できなさそうだよな」


「私モテるよ?」


「そら顔はいいからな」


「えへへ…」


「褒めてな…いや褒めてるのか。

まぁぐうたらしてたら婚期逃すって話だ」


「そういうリアはどうなのさ」


「俺はいいんだよ。独りでも」


そう、俺はいい。コイツが幸せなら俺はどうなろうが構わない。


「まぁリアはそうだよね〜」


「そういうこった…お前その格好ダメだろ」


「え〜?どうしてよ」


「いやお前…」


ラヴィはTシャツに短パンと人によってはさっきより無防備と認識する格好をしていた。


「帰る気ないだろお前」


「え?うん。泊まってくよ?」


「当然かの様に言うんじゃない…」


「いつとのことじゃん?」


「オバさんには言ってあるのか?」


「連絡してありまーす」


スマホをプラプラ揺らしながら話すラヴィ。

魔力が実質的な寿命である以上、それ以外の技術が求められるわけで、当然科学が発展している。

なら魔法が何故廃れないかというと、利便性とコスト、魔物の3種の要素が絡んでくる。


まず利便性とコストだが、科学というのは前提となる知識と設備が必要となる。それに比べて魔法とは生まれ持ったものをその身一つで使える。つまりは楽なのだ。


次に魔物だが、そもそも魔物とは自然な魔力の化身であり、魔力以外での攻撃が効きずらい。その為魔法の需要が尽きない。


以上の理由により、魔法は今でも現役なのである。


「…まぁいいが、お前またここで寝るつもりか?」


「うん、リアと一緒に寝るよ?」


「俺らももう16だぞ?倫理的にさぁ…」


「ダメ…?」


…上目遣いでこっちを見るな。


「なんでそこまで拘るんだよ…」


俺らはただの幼馴染で…


「最近なんか見られてる様な感じがして…」


…あん?


「索敵魔法と複数の属性魔法を組み合わせて自動迎撃システムは組んであるんだけど、何度迎撃しても諦めてないらしくて…」


なんで複数の属性の同時行使をなんでもないことの様にしてるのとか、自動迎撃って何だよとか、言いたいことは色々あるが、今はどうでもいい。


「心当たりは?」


「分かんないけど…学園の生徒な気がする」


…なるほどな。つまりは害虫(ゴミ)だな?


「ハァ…んで?怖いから一緒に寝ろと?」


「うん…一番落ち着くのはリアの側だし、安心できるのもリアの側だから」


「おいおい、俺より強いやつなんざごまんといるだろ」


そう、俺の側じゃない方がいい。俺は《《障害を殺し尽くす》》は出来ても、護ることはできないから。


「ううん。リアがいい。ずっと私を護ってくれてるのも、心配してくれてるのもリアだから」


これだからラヴィは怖い。どこまでバレてるか分かったもんじゃない。全部知った上で行動してると言われても、そうなんだろうと納得できる。実力だけなら俺の方が圧倒的に下だからな。


「…分かった。好きにしろ」


「やった!リア大好き!」


そうやって俺に抱きつくラヴィ。俺なんかの側にいても絶対に別れが来るからなるべくならもっと良いやつを見つけて欲しいが…


(今のところ試しの段階で諦める奴ばっかりだし)


「〜♪」


…まぁいいや。



………………



夜中、皆が寝静まった頃。

とある家の一室も、一組の男女が寄り添って眠っている。


そこに人影が一つ、音もなく屋根に乗る。

ラヴィアの魔法陣は発動しない。人影はそのまま機械を取り出し…


「いい夢見てんだよ。邪魔してんじゃねぇぞ害虫(ゴミ)が」


…夜空が割れる。

人影は反応できず、亀裂に飲み込まれる。


「"壊空(ヴォイド)"にようこそ。

さっさと死ね」


そこは真っ黒な空間、星々のような光が一面に見えるだけで、足場すらない世界。その中心に人影は投げ出された。


「なんだ!?

アイツらは寝てたはずだろ!?」


「おめでたいやつだな。ラヴィはともかく、俺は空間の情報を切り取ってループさせてるだけだ」


人影が呆然と見上げる先には、ゴミを見るような様子で無色(・・)の瞳を向けるベリア。


「お前は…なんだ…?」


害虫(ゴミ)に語ることはねぇな」


「放課後の時には普通だったはずだ…!」


そう、この人影は放課後に話しかけてきた男子生徒である。


(あの時違和感あったんだよな。

人に頼み事をしようとしてるにしては、最初の態度がおかしかったし)


「なんでお前から魔力を感じないんだよ(・・・・・・・・・・)!」


人は目視できるレベルの距離にいれば必ず魔力を探知できる。もし探知できないとすれば、それは…


「問答に付き合うつもりはない」


冷酷な目を向けるベリアを見て、彼は理解した。自分が今から死ぬことを。


「お、俺が死んだら学園中にお前が殺したって情報がバラ撒かれることになってる!お、お前の大切な幼馴染とも一緒にいられなk「"何もない(エンプティ)"」


致命的な何かが消え去った感覚を最後に、彼の意識は二度と目覚めることはなかった。


「…別に構わねぇんだよ、アイツの側に居られなくても。空っぽの俺に失うものはないし、俺はアイツの障害を殺し尽くす選択をしたんだ。極論、|俺が死ぬことでアイツが幸せになるのなら俺はそれでいいんだ《・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・》」


光の灯らない瞳を虚空に向けて、ベリアは1人ぼんやりと立つ。


「…今回のは多分裏にデカい組織がいる。多分コイツは元々ラヴィに下心を持ってたのを利用された形。ラヴィに下心を持って近づいてきた時点で処刑確定だからまぁ殺したのはいいとして、その裏の組織まで叩きに行きたい…けど残念ながら俺は大半の力を失ってる(・・・・・・・・・)。弱い自分が嫌になるね」


そう言って1人自嘲する。


「…まぁラヴィのことだし、全部知ってて自分も動いてるかもしれないけどね」



同時刻 とある廃要塞にて



極光が放たれる。焔が踊り、草木が喰らい、激流が押し流す。嵐が切り刻み、大地が押しつぶし、毒と酸が溶かし、稲妻が駆け抜ける。ありとあらゆる属性、魔法が入り乱れる中心地に、彼女はいた。


「うーん、そろそろ全滅したかな?」


ラヴィア・ミセルビナ、『全能の魔女』の異名の通りの蹂躙劇。そこにいた約3.600人(・・・・・・・)の裏組織の構成員は、たった30秒で全滅した。


「今回のはあくまで私個人に興味(・・)のある男子生徒を利用しただけみたいだから、実行犯じゃなくて根本を叩きに来たんだけど…」


瓦礫の中から比較的身なりのいい男が這い出てきて叫ぶ。


「お、お前は学園で眠っているはず!何故こんなところにいる!」


「あそこで寝てる私は体だけだよ。この体は土塊で作ったゴーレムで、意識を移してるだけ。意識だけでも魔法は使えるんだよ?」


「ば、化け物め!」


そう言って魔法を放つ…前に地中から生えた無数の鉄の武器に串刺しにされ、息絶えた。


「うーん、この感じだとそこまで襲撃役の男の子と連絡は取ってなかったかんじかな?となると今私の本体は自動迎撃システムを掻い潜って襲撃されてるかもだけど…」


そこでラヴィアは優しい笑みを浮かべて


「まぁ大丈夫か。だって側にリアがいるんだもん」


と言った。



同じタイミングで2人は、同じような事を口にする。


「俺はラヴィの足元にも及ばないくらいに弱くなってしまったし、護るという面ではさらに不適任だ。さらには色々と異常(・・)を抱えてしまっている。どう足掻いても一緒に居るべきじゃない。ラヴィ自身に望まれてるから仕方ないけど、もっと適任の人材がいるはずだ。今のところ近づいてくる奴らは腑抜けばかりだが、ラヴィに相応しい奴はどっかにきっといる。だから…」


「私は強いけど、その分面倒事も多いし、狙われることなんて日常茶飯事。今回みたいにリアに迷惑かけたことも一回や二回じゃないし、一緒に居るべきじゃないんだよね。今は私の我儘を聞いて一緒にいてくれるけど、負担になり過ぎると何故か(・・・)弱くなっちゃったリアじゃいつか死んじゃう。私も諦めがつくから…(・・・・・・・)


「「他にいい人見つけてくれないかな…」」


これは、稀代の天才である最強の少女と、全てを一度失った元最強(・・・)の少年が、お互いを想い合いながらも、肝心な所ですれ違う日常の物語である。

どうでしたでしょうか?

元々友人とこんな小説作りたいなみたいな話をしてて、それを実現した形です。

誤字やご指摘などあればありがたいです。

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