ピエローグ
ピエローグ
もうあれから60年経ったのだろうか。私は病室で一人。医者には良くここまで生きましたねと言われた。私はこの人生で何度も病気になった。でもすべて完治していた。でも今回は違かった。もう時間もないらしい。でも私はそれでいい。だって一真くんに会えるのだから。だから今は死ぬのがとても待ちどうしい。そんな日から3日後。私はみんなから見守られ、私は息を引き取った。今度目を覚ますとき、一真くんがいればいいなと馬鹿な考えをしていた。目が覚めると目の前に見覚えのある顔立ちの人がいた。くっきりした二重にフェイスラインが整っていて。あ、一真くんだ。私は確信した。でも視界が曖昧でよく見えない。何か言っている。「詩。お帰り。お疲れ様。人生どうだった?案外詩が思っていたよりも楽しかったんじゃない?」そう言われた。そうかもね。と返す私に君は笑って、詩らしいな。と笑った。それが私の本当に最期の記憶だった。一真くん好きー。今までありがとうー。
変な小説を読んでいただきありがとうございます。君がいれば。という小説はこれで完結してしまいますが、これからも沢山勉強してもっと良い小説が書けたらなと思っております。