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ショートストーリー 英語が苦手なわけ

作者: 夢前孝行

最近、大手企業では英語が社内の公用語として使われ始めた。

 つまり、英語が話せないとその会社では不要というわけだ。

 田村の会社でもこの度英語が一年後に公用語として使われることになった。

 さぁ、大変である。

 田村は中学、高校と全く英語ができなくて、英語は大の苦手だった。

 一年後、英語が話せないやつは首である。

 そして田村は一念発起、英語を基礎から習うべく、英語塾に通い始めた。


 同僚たちもかなり英語の苦手なやつが居るみたいだった。

 田村だけではない。

 何か安心感があった。

 この一年で英語をマスターしてみせると田村はやる気満々だった。


 英語塾に通い始めてしばらく経った頃、田村ハタと気付いた。

 中学、高校と英語が全く苦手だったのは文法がからきしだめで、何で分からないのだろうとよく考えてみたら、「過去分詞」とか「関係代名詞」と言う日本語の意味が全く分からなかったことに気付いたのだ。

 日本語の意味が分からなくて英語が分かるはずがない。

 何おか言わんやである


 「関係代名詞」とか「過去分詞」とか分からなくても、英語塾では十分話せるように教えてくれる。

 心配せんでええ。

 文法が分からなくても。



 そして一年後、田村は無事英語をマスターし会社に残れたのだ。



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