幕間 独り。――死の唄――
どうせ独りだったんだ。
他でもない、僕自身が。
どうやって世界を変えようか。
そんなこと、考えたって無駄だった。
だって僕は、誰も救えやしない。
僕自身さえも。
皆は言う。「貴方がいないと生きていけない」と。
でも実際、そんなことなかった。
僕がいなくなったって、皆は普通に生きていく。君はいつか消えた僕を置いていく。
そしていつか忘れ去られ、散骨するように僕の心、魂すら死んでいく。
どうせ分かってたさ。
僕なんかがどうこうしたくらいで世界が歪な形に歪むだけだ。
俺だって、僕だって、いつかは幸せになりたかった。
そんな、叶わない夢を祈ってた。
どうせ二人ぼっちだったんだ。
他でもない僕ら自身が。
どうやって君を変えようか。
そう思うことが必死でさ。
でもそんなこと。
考えたって無駄だった。
だってほら。君は今他の誰かを支えに生きてく。
死にたいよ。
死んでいる。
死にたいよ。
死んでいる。
死にたいよ。
死んでいる。
死にたいよ。
「死んでいる」
――悲劇のその先で待つ君の笑みは。
どんな死神すらも。
殺してしまうような。
そんな笑顔だった。
だから。
――僕だって。ぼくだって。ボクだって。
俺だって。
――僕だって。ぼくだって。ボクだって。
俺だって。
――僕だって。ぼくだって。ボクだって。
僕は。
君と、幸せになりたかった。
――死の唄――
明日はハロウィンなので、番外編を投稿します。楽しみにしておいてください!




