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幼馴染は魔王でした。私は勇者のようです。  作者: うらぎった
過ぎ去りし日々...そして<破滅の魔王>の名の切欠(きっかけ)
34/47

城での日々。

かなーり間が開きましたが更新です。

皆様は体調を崩されないように気を付けて下さい。

あれから1ヵ月が過ぎた。

早く皆を帰さなければ、と思うものの、その手段が見つからない以上はどうしようも無かった。


その間、皆は信じられない程のハイペースで成長していった。

途中でメイドの女の子が。

「......私の今までの年月は何だったのでしょうか......」


そう言っていじけているのを、信也に慰められてたなぁ。



戦い方の基礎や魔法の使い方、色々な事を教わった。


その甲斐あってか、皆自分のスキルを上げたり新しいスキルを手に入れたりして、魔力の使い方や戦い方が上手くなっていた。



でも何故か、江見ちゃんは魔力の使い方を、10回に3、4回位は力加減を間違えてしまうけど......最初は異世界だからかと思ったんだけど、他の皆はどんどん上手くなっていって、ほぼ制御出来るようになってるんだけどなぁ?。




何が違うんだろう?


まあ兎に角、皆が順調に成長していく中、僕はと言うと......


ガッ!ドガッ

ヒュン、パン、バババババッ!


広めの訓練場で、何かを壊したり受け止めたりする音が響いている。


そこでは


「じゃらあ!今日こそはテメエをボコボコにしてやる!!」

「はいはい、良いからかかってこいよ。でないと、186回目に告白したのが男性に見えた女性だったと言うのを...」

「言ってるじゃねぇか!つか、言うんじゃねえ!!」


...相変わらず自称賢者ことジーハと、組み手(?)をしていた。



智樹はジーハの攻撃を捌きながら考えていた。


確かにコイツは体の動きとか足運びとかは昔に比べて上手い、上手くなっている。だがそれだけだ。

スキルも持ってないようだし、必殺技だって持ってない、だがそれは仕方無いのだ。

コイツ向きの職業はあくまで《賢者》やマジックユーザー【魔法を使う職業をそう言う】肉体を使った戦闘をする職業ではないから当たり前なのである。

更に言うと、前コイツの適正というのを(無断で)見た事がある。

そういうのを見る事ができるスキルが有るのだ。

まあ、あまり変わってないだろうけど確認してみるか。



《見た結果》


ジーハ(LV、290)


職業(賢者)


魔法使い 《S》

僧侶 《S》

賢者 《SS》

武闘家 《C》←【F】(スキルポイントにより限界値上昇。)

戦士 《F》

遊び人 《D》


(ちなみに最低はG)


【】は智樹が昔見た数値


筋力(98)【35】

体力(92)【32】

器用(43)【36】

敏捷(62)【30】

魔力(1200)【1200】

知力(1182)【1102】

抵抗力(1120)【1100】


【HP/MP】【285/1192】

(HP/MP)(425/2730)


(スキル)

高速詠唱、魔法使用時MP消費-50%、MP自動回復(中)、魔力ダメージ減少(LV5)......






おい!

何で適正のほぼ無いものを伸ばしてるんだよお前!!賢者が筋力や体力伸ばすなよ!

ちゃんと自分の素質と相談しろよ!


(キカナイモン)


......何か聞こえたような気がしたけど気にしない!

幻聴だ!

他に伸ばす要素有るだろ!なに考えてるんだコイツ。


......そう言えばそうだった。

昔、聞いてみた所......


「いや!これは目の錯覚なんだ!俺の大好きな職がこんな適正の筈は無いからな、だから無視する!」

すんなよ!!

普通に魔法使ってろ!と何回言っても効果がない......


しかも、今もまるで変わってない。

コイツは、色々冒涜してるよ本当に......


「だらぁ!」

そう言いながらジーハが突いてくるが、大して早くも無いので簡単に見切れる。

だから、来た拳をそのまま受け流しつつ、更に手首を掴んでそのまま引っ張って勢いを加速さた。

その時にしっかり足元を蹴り払うのも忘れない。


「にぎゃ!」


潰れた猫みたいな声を出して顔面から倒れるジーハ、智樹はそのまま持っていた手首を捻りながら極めつつ、そのまま極めた腕を巻き込みつつジーハの背中に座りこむ。


すると、丁度極めた腕と背中を挟む座る形でのし掛かる形になる。


「ぎゃああああ!痛い!痛い!痛い!退け!離れろー!折れるー!」

相変わらず、ジーハには容赦無い智樹であった。

「...ジーハ、聞きたい事が有るんだが良いか?」少し怒気が籠った声で言ったのだが、ジーハは気が付いてない。


「聞きたい事?んな事より早く退け......いだだだだだ!!」


変わらない様子のジーハの腕を軽く捻り、言葉を中断させる。


「......何でお前の能力は筋力とか肉体寄りになっているんだ?更に言うと、スキルポイント(以下SP)適正使って素質値上げたろう?無駄な事をしてからに」




この(異世界)世界では、生まれた時からある程度、(素質)というものは決まっている。

だが、その素質を底上げやいい方向に変える方々がある。

それがSPを使っての方々である。


信也が聞いたら


「ますますゲームみたいだなこの世界」


と言うだろう。


このSP、普通にLVを上げたりアイテムで増やせる。

そして素質の底上げも、勿論出来るのだが、普通の人は能力値に追加するのが一般的である。


何故か。


簡単な話である。

素質を上昇させようとすると、半端無いSPが要るからである。


素質1つ上げる為に要るSPは200、次に上げるのには400とかかる。

(200づつではなく、200→400→600と増える)


そんな事をする位なら、基本能力値を普通は上げる。


ましてや、適正の無い素質など普通はやらない。


「てっ、テメエ!何人の能力見てやがる!」

「喧しい!いいから何で特技とか向いてるのを上げない?」


そう智樹が聞くと、ジーハはこう言った。


「俺の魂の職業だからだ!」


ゴキッ!


ジーハの頭頂部を思いっきりグーで殴る智樹。


「ギャーーース!!」

「お前の適正職業はマジックユーザーだと、何回言えばいいんだお前は!」

「ちがーーーう!俺の天職は格闘か......」

「......」

「痛い!痛い!背中が!腰が、痛いー!!」


無言で、空いた片手をグーの形にし、中指を少しだけ突き出し、そのまま背骨や腰骨にグリグリと押し付ける。


「いい加減にしないと痛い目に逢うぞ?」

「今でも充分痛いわ!だだだだだた!!」


そうやって暫くジーハをお仕置きする智樹だった。



ーー◆◇ーー



「いっつー......手加減ねえなお前は相変わらず」

「お前が少しはマシになってたらしたよ」


訓練と言う名の折檻をジーハにした智樹はそうジーハに言う。


「別に普通じゃねえか」

「普通じゃないだろ!むかーしも言ったろう?お前は魔法使い、マジックユーザーなんだから魔法を重点的に伸ばせと!」


智樹がそう言うとジーハは短く答えた。


「やだ」

「やだじゃないだろおおおおぉぉお!!向き不向き位分かるだろう?」


智樹が吠えるが、ジーハは耳をほじりながら煩そうに顔をしかめる。


「うるせーな、魔王が細かい事を言ってんじゃねーよ」

「(元)だ(元)今はもう魔王じゃない。それに、言われたくなかったら直せ!」

「ぜっっっったいに嫌だ」

「お前ってやつはーwww」


昔から思ってたけど、何でコイツこんなになったんだろう......


そんな事を考えていると、訓練場に誰かがやって来た。

江見ちゃん達と...あれは十騎士聖断の女の人だ。確か名前はフィーリアだったかな?

見た目は綺麗だし、体を覆う鎧も普通の鎧のような無骨な物じゃなくて、ハッキリと性別が分かるような形をしてる。


しかもあの人、着けてる鎧が普通の騎士が着る全身鎧(フルプレート)や所々が鎖帷子(くさりかたびら)になっているような鎧でなくて、胴体、手甲、足甲、腰ヒレ、しか装着してない。

まあ、本人の戦闘スタイルが防御でなく、回避とカウンターが支流だと言っていたからなぁ。


「今日こそは当ててやるんだから!」


訓練場に入ってくるなり江見ちゃんはお冠だ。

まあでも仕方無いんだよね。あの人に全敗だからなぁ。


「江見、ちゃんと替わるのよ?前みたくずーーーっと......」

「分かってるわよ!」


うんうん。前勝てなくて悔しくて夕方までひたすら挑んでいたっけ。



......結局勝てなかったけど。しかも、フィーリアさん涼しい顔して(じゃあ夕食にしましょうか)って皆に言ってたもんなぁ。

それ以来、江見ちゃんはフィーリアさんと訓練するのが多くなった。


皐月は色々な人と訓練してる。


ちなみに春菜や信也は僕も含め、魔法に詳しい人に教わってる。





ジーハも時々講義してる時があるけど、すぐに(魔法使いにも肉体的強さは必要だ!)(いや!魔法使いだから普通は魔法ですよね?)(いいから黙って腕立てセット1000......ぐわ!)(何処の世界に筋肉質な魔法使いが居るんだよ!)


となって僕がジーハを毎回止めている。






......ま、まあ、この調子ならもうすぐ城を出て旅立てるだろう。


ちなみに、城で強くなれば良いんじゃね?とか信也が言ってたが、僕の意見としてはNOだ。


城に居れば便利だろうし安全だ。


けど、だからこそ逆に甘えが出てしまう。

誰かが居るから、心配が無いから、安全だから、そんな理由で、僕としては早くに旅立ちたかったんだけど、せめて基礎ぐらいは、となった訳だ。

「むきー!当たらないー!」

「ホラホラ頑張って、いい線いってるんだからね」

「涼しい顔して言われても嬉しくないー!」



感想、ご希望、要望、指摘、等々有りましたらお寄せください。

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