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幼馴染は魔王でした。私は勇者のようです。  作者: うらぎった
過ぎ去りし日々...そして<破滅の魔王>の名の切欠(きっかけ)
24/47

食事と1日の終わり。

どうも遅くなりましてすいません。


というか活動報告にも書きましたが、作者は腰にダメージを負ってしまいなかなかキツイ状態なのです。

ですから、執筆スピードがかなり落ちると思います。(と言うか書いてる今も痛い(泣))

「はむ!んぐ!あむ!......んぐぐぐぐぐ!」

「慌てて食べるからだよ、ほら水」

「んぐ、んぐ、んぐ......ぷっはーーーー!...ふぅ...誰だって逆さ吊りで食事抜かされればなるわ!」

「ジーハさん元気だねぇ」

「とても半日吊り下げられてたとは思えないよな...」



 *****

(江見)


 食事の途中で智樹が何かを思い出し、誰かを連れてきたと思ったらそれはジーハさんだった。

 智樹は何事かジーハさんと取り決めをしたらしく、ジーハさんを連れてきて一緒に食事となった訳である。

 何か首と手足に着けてなかったバンドみたいな物を付けてるけど何だろあれ? 


 そして食事をし始めたジーハさんの食事の量は物凄かった。

 うん、私も結構食べる方だと思ったんだけど、ジーハさんには負けると思う。

 だって、目の前に積まれた自分の3倍はある食べ物が、物凄い勢いで無くなっていくんだもん。

 あのモデルのような体型の何処に入っていくんだろう?謎だ。

 本人曰く。


「運動すれば、んなもん消費する」


 という話だけど、智樹の言う事には。


「コイツはカロリー消費が激しすぎるだけ、燃費が悪いんだよ」


 との事だった。

 ジーハさんが思いっきり睨んでいたけど、智樹は涼しい顔をして無視して食事をしていた。

 食べにくいからやめて欲しいなぁ。

 けど、本当にジーハさんと智樹って仲が悪すぎる。

 本当に昔に智樹とジーハさんの間に何があったんだろう?


 そう思いながら私は皿に取った大きな海老の殻を剥く、どれ位大きいかと言うと私が持ったら顔が隠れそうな位大きくて、その殻を剥くとプリプリの身が現れた。

 私はその海老を掴むと思い切りかぶり付いた。

 んー!美味しい、大きいけど大味じゃなくてしっかりとした味が感じられる。


 次は何を食べようかな~...あ、サラダがあった。

 名前も分からない見た事も無い物が多いけど、これは比較的見た事ありそうな物が多い。

 その中でレタスやキャベツににた物を選び、それに肉を巻いて食べる。

 うまうま、幸せ~♪


 他にも米のような物なんだけどパサパサしてる物とか、厚いクレープ生地みたいなのとか色々ある。

 目移りしちゃうなぁ

 でもあの縦長のパサパサしたお米どうやって食べるんだろ?

 そう思っていると、後ろのメイドさんが視線から察して「お取りいたしましょうか?」と言ってくれた。

 自分で立って取りに行きますって言ったら、こういう場でのそういう行為はマナー違反になるとの事なので取ってきて貰う事にした。

 メイドさんが帰ってくると、器にお米と片手で使う小さなスコップを持って来たので食べようとしたらもうちょっと待つように言われた。

 何だろ?そうしたら別の小さな器にスープを入れた物をお盆みたいなのに載せて幾つか持って来た。

 え?なになに?



「このニーヤを色々な味のチャパに入れてほぐしてからお食べ下さい」


 この世界ではお米(?)の事をニーヤ、スープの事をチャパって言うらしい、まあとにかく、器を1つ選びそのスープの中にお米を入れて...匂いからしてコンソメぽい?

 その中に入れ、それからスプーンでよくかき混ぜる。

 すると米がスープを吸って気持ち大きくなる。

 すぐに水分を吸うから米じゃないのかな?そして、そのお米に近い何かがパリパリの状態から柔らかくなった所で、スプーンでそれをすくい口に入れる。


「ん~♪、美味しい」


 米がスープを吸って味が染み込んで美味しい、何でも好みによって器のスープの中に入れるらしい。

 他に緑色の野菜スープやトマト風味のスープなど色々あった。


 そして、その中でも一際ひときわ目だったのは真っ赤なスープ...

 ジーハさんやフィーリアさんとか大人の人は、顔を真っ赤にして汗をかきながらふぅふぅ言いながら食べては、

 何か木のジョッキみたいなのを飲んでるけど...あれ多分辛いやつよね...絶対食べたくない。

 私辛いの苦手だし、よし見なかった事にしとこう、私辛いのは嫌いだし。


 次は何を食べようかな?ん?春奈が何かクレープみたいなのに野菜挟んで食べてる。それ何よ?

 え?これは木地に自分の好きな果物や野菜とかを自分の好みで挟んで食べるの?本当にクレープみたいね。ナムニーチャって言うの?木地はあそこにあるから好きに食べるとOKOK。


 そのまま私達はモリモリと食事を平らげていく、あー、幸せだわこの瞬間。


 飲み物をメイドさんにお代わりをお願いして、私はそろそろ最後のデザートを選び始めた。

 何がいいかな~...あ、青くてプルンとしたプリンみたいなのがあるじゃない、しかもあと1つこれは私が食べろって意味よね。

 いっただきまー......カキンッ!


 私がそれを食べようとフォークを伸ばすと、信也のフォークとぶつかってしまった。


「あ、ごめん信也、アタシその青いのが欲しかったのよ、当たっちゃったわね」


 私が笑顔でそう言うと信也は。


「いや、俺もその青いので締めにしようとしてるんだよ」


 なんですと?

 私はなるべく笑顔で信也に語りかける。


「信也、これあと1個みたいだから私に譲ってくれない?」

「いやいやいや、これは譲れないからな俺が貰う」


 ググググググっと信也が力を込めて私のフォークをどけさせて、青いデザートを取ろうとしてくる。

 させない!

 私は力では勝てないと判断し、手首をクルッと回転させフォークを別方向に向けさせる。


「なろ!」

「なんの!」


 ガキン!ガキャキャキャキャ!ギャリン!とフォークとフォークが何度も交差し合う、やるわね信也!

 だけど私もこのデザート欲しいから譲らないわよ!?

 そうやってフォークで信也と争奪戦をしていると、デザートの置かれた皿がす~っと誰かの手によって移動していく。




「「あ」」




 そして、そのままその皿を取っていったのは......皐月だった。

 そしてそのまま青いデザートは皐月の口の中に......あーw...

 そのままモグモグごっくんとデザートを飲み込んだ後、皐月は私達に向き直り。


「食事時に馬鹿な事やってんじゃないわよ、他のを食べなさい他のを」


 アタシのデザートがー......

 信也も肩をがっくり落としている。


「江見ちゃん、ほらこれあげるからさ」


 そう言って智樹が別のデザートを持って来てくれた。

 うん、美味しいよ。美味しいんだけど......でも青いやつどんなのか食べたかったーーー......

 私は半ば泣きながら智樹から貰ったデザートを食べたのだった。


 ちなみにこの後、ジーハさんとか十騎士聖団の人とかお酒を飲んで盛り上がっていた。

 智樹が「ジーハは酒癖が悪いから止めましょうか?」と言ったが、「大丈夫だから先に寝ていい」との事だったので、王様に挨拶をして自分達の部屋に戻った。


 部屋に帰ると、もう私達が寝れるように準備してあってベッドが4つあった。

 おー、ベッドだー、うちは布団だったからこういうのは新鮮だわ。


「うわー、柔らかいよ皐月ちゃん、ふわふわだ」

「おー、すげー、体が沈むー!智樹見てみ!」

「信也、せめて服を脱げ、春奈、嬉しいのは分かったから転がるな、お前が転がると...」


 智樹がそう言って春奈に声を掛けるが、春奈はそのまま...


「あ」

「「「「あ」」」」


 言った瞬間に、ベッドの下に転げ落ちた春奈......あんたって子は...


「いっったーーーい...」

「...予想通りすぎて思わず呆気にとられて、反応が遅れたよ僕は...」


 春奈は涙目で頭を抱えている。

 そりゃ痛いでしょうよ、下は絨毯があるとはいえ床に落ちたしねぇ。

 というかはしゃぎ過ぎよ2人とも、ベッド位で何騒いで......



 ふわ



 お

 おお

 おおお!

 柔らかい何これ!何これ!きゃー、何か妙に嬉しいんだけどー!?


「こら、江見まで騒がない」

「だってさ、ふかふかのふわふわなのよこれ、あはははは」


 何か皆で修学旅行や卒業旅行に来てるみたいでテンションが段々上がってきた。


「江見、いい加減に...」

「せや!」


 何か言おうとする皐月に向かって私は枕を投げつけた。枕は見事に皐月の顔面にヒットした。

 よし!


「江見、あ・ん・た・ね・え!」


 そう言いながら皐月がオーバースローで枕を投げ返してきた。

 それを避けると、その枕は信也にヒットする。


「...ってー、何で俺に当てるんだよ!」


 信也が投げた枕が春奈に...普通ならここでみんな逃げる所だけど、枕投げなのでダメージはほぼ無いので誰も止めない。


「もー、私だって...えーい」


 春奈の投げた枕は......右後方に居た智樹に......あんたって子は...

 そしてそのまま暫く私達は、わいわいきゃーきゃー言いながら、枕投げに興じていた。

 その後、私達が寝たのはそれから暫くしてからだった。

 その時は知らない異世界に来たって言うよりは、顔見知りで旅行に来たような気分だったから思わず皆と弾けてしまった。

 そして勇者とか使命とか普通は有るんだろうけど私は今はそんな事は良く分からない。


 ただ

 あっちに居るお父さん心配してるかな?とか位は考えていた。

 お母さん、アタシ帰ったら多分墓前でいっぱい話す事があるだろうから楽しみにしといてね。

 そんな事を考えながら私は眠りに着いた。


 そして、寝ている間に私は夢を見た。

 凄く懐かしくて暖かくて優しい夢。


 私がもっと小さい頃に、お母さんにせがんで膝枕をしてもらいいつの間にか寝てしまっていた。

 そんな私の頭を優しく撫でてるお母さん......お母さん...私は夢の中でそう言いながら浸っていた。

 そして優しい夢と分かっているから...心の中が締め付けられて閉じた瞳の中から涙が溢れ出てきていた。


感想、ご希望、要望、意見、等々ありましたらお寄せ下さい。


メンタルがそんなに強い方で無い作者ですが、頑張って良い作品にしようと思ってます。

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