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プロローグですが必死です!(改)

書き直しをしたつもりですが、まだまだ悪い点はあるかもです。


3/20まだまだ悪いとこだらけのようなので、見直します。

 私達はある日、2人で道を歩いていると、突然足元が光に包まれ、その後何かに吸い込まれるような感覚と共に何処かへ飛ばされ、気がつくと何かキラキラと輝く光が一方向に流れるトンネルの中に居た。

 訳の分からないままそこで立っていると、光が流れてくる方向から人影が見えてこちらにやってくる。

 誰だろうと思いながら、こちらに来る人影を注意して見ていると、それは今さっきまで私と一緒にいた幼馴染だった。

 

「なんだ智樹あんただったの、誰かと思った」

「驚かせた?」

「驚いてはないけどね...にしてもここ何処よ?」

「さあ?何にしてもこの光りが流れる方向にしか行けないみたいだ。行くしかないね」

 

 そうして私達は、そのまま光が流れる方向へ歩いて行くと、光が集まって大きな塊になっている場所があった。大きさにして私達の5倍位だろうか?

 

「何よこれ?」

 

 そう言いながらその光りの塊に触れると熱くはなかった。

 けど、その光の塊に触れた瞬間、その塊は目も開けられない位に光り輝いたので、私は思わず眩しくて目を手で庇った。

 そのまま光は収まるどころか輝きを増していき、私達は光の奔流に飲み込まれた 

 そして気が付いたら何か大きな広い場所に立っていた。

 光のせいで最初はあまり周りが見えなかったけど、目が慣れてきて周りが見えてくるようになると、近くに智樹が居るのが分かり、その後自分の居る場所が見たことも無い大きな広場で、足元に妙な落書きが書いてあるのが分かった。

 後は変な外套の付いた服装をした人が何人か居るけどなんだろう?

 そして光に包まれた時に、体に何かが流れ込んでくるような感覚があったけど、それも何なのかはよく分からない。

  そしてその後、変な外套の付いた服装のお爺ちゃんが聞いてもいないのに勝手にここに召還した理由を説明し始めた。

 

 ちなみに服装の事を智樹に聞くと、あれは(ローブ)という物らしい。

 外套の付いたローブを目深まぶかに着て、木の杖を持ったまるでファンタジーに出てくる人みたいだ。

 眼鏡を掛けた少年とか出てきそうよね。 

 

 それでお爺ちゃんが話をするんだけど、何でも今世界が危機で手に負えないので異世界人を召還しているらしい、迷惑千番な話になったわよ全く。

  そして、その後受けた属性を調べる何たら間たらで(興味が無いので忘れた)私達を調べていたら何かあったんだろうか?歓迎ムードが変わって辺りが騒がしくなってきた。

 

 騒がしい中、誰かが広場に入ってくると皆がその人に右腕を胸に当て頭を下げた。

 そして広場にある私達の前のイスにその人がどっしりと座った。

 白い髭と白髪の偉そうなお爺ちゃんが座っていた。

 あれが偉い人なのかな?どっしりと座ってるけど何か偉そうだ。

 

「いや、江見ちゃん、あれ多分王様だから一番偉い人だよ」

「そう?私には関係無いもん」

 

  今話しかけて来たのが、幼馴染の松坂智樹まつさかともき中学2年14才。

  いつも真面目で、のんびりしてて先生に(智樹君は手のかからないいい子ですね)言われるやつだ。

  黒い瞳に黒い髪、少し青っぽいGパンに白い半袖という姿だ。

  幼馴染としては、もう少し覇気があってもいいんじゃないかと思ってる。

  まあいつも私の代わりに謝ってくれるのは良いけどさ。

 

「それよりも、何か騒がしいんだけど?何かあったのかしら?」

「......何かあったんじゃないかな?」

 

 

 *****

(智樹) 

 

 今さっき僕達の属性を調べていた人が、何かを発見したらしく大慌てで何かの関係者を呼びに行った。

  何か(魔王?)だの(まさか?)だの聞こえてきたから、多分あれは僕の正体がばれる前だな。

  仕方ないよな、てかまさかこの世界に戻ってくるなんて予想出来なかったもんなぁ、確かに僕は今は松坂智樹、でもこの世界の大昔では<魔王>って呼ばれていた人物だなんて、普通言っても誰も信じてくれないよなぁ。

 そんな事言ったら、頭がおかしいか中二病って言われるよ。

 

 今この大広間には、王様以外にも文官や武官みたいな人が何人か居るけども広いなぁ、ここでパーティーとか大人数で開催できそうな広さがある。

 まあ、大きいのも理由あるんだけどね。

 

 理由の1つに、多くの兵が入れて王様が護衛しやすい、暗殺者とかが来ても誰かが盾になれる。

 次に、部屋を広くとればそれだけ玉座と入り口との間が離れ、護衛が時間を稼いでいる間に王様が秘密の通路とかから逃げれる。などの利点だ。

 

 だけど元魔王(もう魔族でも魔王でも何でもないけどさ)の僕が王城の王様の前に来るなんて夢にも思わなかったなぁ。

 本当にこの空気懐かしい、何か自分の体の中に何かが流れ込んできてるように感じる。

 おそらく、これはこの世界の空気と<魔力>が僕達に流れ込んでいるのだろう。

 

「恐らくこれにて分かる筈です」

 

 そう言って、何か古臭い道具を出してきた。うわー、懐かしいあれって判別魔道機じゃないか、まだあったのか?

 けどこれ大丈夫か?整備されてないから今にも壊れそうだ。何で整備されてないんだ?

 

「何かこれ、今にも壊れそうなんですけど?」

「仕方あるまい、これは今は失われた喪失技術ロストテクノロジーなのじゃから」

「これもう作ってる人、居ないんですか?」

「おらん、もうこれのみじゃ、しかしこれは優秀でなこれを使うと、種族・属性人物像が分かる」

何故廃すたれたんですか?あったら便利でしょうに?」

「何でも、伝承ではこれを作った国は攻め滅ぼされたそうじゃ、人々も皆殺しにされたそうじゃ、邪魔じゃったんじゃろう」

「成る程」

 

 これは完全にばれるか、あーあ江見ちゃんにはばれたくなかったなぁ。

 今すぐ現代世界に帰りたい、この世界に居たって良いように言われないだろうし。

 

 そう思っていると、僕達に属性魔法を唱えた人物が今度は装置に向かって唱え魔力を注入していく。

 あの機械は魔力は要るけど、正確に調べる事が出来た筈、余程邪魔だったんだな。

 

『判明......属性(闇)種族(人族ただし元魔族)......数値の...結果...破...の......アー...ス』

 

 次の瞬間、機械はキュウウウウ...と変な音を立てて停止した。どうやら壊れたようだ。

 本当に優秀で嫌になる位だ。

 

「今、アースと聞こえたぞ!」

「あの3000年前に君臨していたという魔王か!」

 

 口々にそこに居る人々が色々言い出す。

 

 

智樹(ともき)、あんた魔王だったの?」

 

「うん、そうだよ」

 

 彼女には嘘はあまりつきたくないので、僕は正直に彼女に告げた。

 苦しい自分の心を押し殺して。

 

 

 

 *****

(江見) 

 

 私が問いただすと、私の幼馴染みはニコニコしながら、だけど悲しそうな顔でそう言った。何でそんな顔で何であんたは笑ってるのよ。

 悲しいなら悲しいでいいじゃない、何で笑おうとするの? 

 

 私の名前は永井江見ながいえみ中学2年生14才、茶色の髪をポニーテールにまとめて下はショートパンツ、上はドットノースリーブブラウスを着ている。

 

 今、私の言った事に答えた奴は松坂智樹、私の幼馴染だ。

 時々アホと思うような行動もするが、まあ至って普通の幼馴染だ。

 それにしたって(魔王)って言われるのが嫌なら否定すればいいのに、何であんな悲しい顔して我慢するんだか...何か腹立ってきた。

 

「アホって酷いよ江見ちゃん」

「人の心を勝手に読むな!」

 

 私は智樹の頭を右脇に抱え、締め付ける。ヘッドロックというやつだ。

 

「痛い痛い!、江見ちゃん!僕悪い事してないよ!」

 

 私に智樹が口答えしてくるので、更に脇を締めて更にきつく締める

 

「煩い!智樹の癖に生意気なの!」

「理不尽だ!ってだから痛いってーー!!」

「あのー...ワシを無視して貰うと困るんじゃが...」

 

 さっきから無視されている白髪と長い髭の老人が話しかけてくる。

 

「うっさい!はげ!邪魔すんじゃない!」

 

 私は話しかけてきた外套のついたローブを着て、木の杖を持っている老人に啖呵を切る。

 

「は...はげぇ?......いやワシ髪の毛まだまだ健在なんじゃが...財務大臣みたいに光ってないし」

「誰がハゲじゃ!宮廷魔術師!お前喧嘩売っとるのか!」

 

 言われた財務大臣という人の頭は、磨いたかのようにツルツルだ。

 顔をタコの様に真っ赤にして怒っている。

 最早タコのようだ。

 

「ああああああ、江見ちゃんの理不尽が飛び火した...」

「智樹、あんたはまだ お・し・お・き の最中ううううう」

 

 私は更に万力のように力を込め、智樹の頭蓋に力を込める。!

 

「ぎゃああああああああ!」

 

 そんなコントみたいな事をお城の広間でくりひろげている私と智樹だったが。

 

「江見ちゃんチョークチョークーー!」

 

 私の腕をパンパンと叩く智樹、でも・・・

 

「チョークは無しーーー!!」

「いだだだだだ!こ...このままだと死ぬ...こうなったら...」

 

 智樹は江見の自分を挟んでいる脇とは逆の脇に手を入れ......

 

「こちょこちょこちょ...」

 

 くすぐった。すると。

 

「ぎにゃああああああああああああああーー!!」

 

 物凄い声を上げてゴロゴロゴロっと、智樹から逃げ出した。

 

「ふー...あ~痛かった。頭が割れるかと思ったよ」

 

 まだ頭がズキズキしてるよ......

 

「智樹!くすぐるなんて卑怯よ!」

 

 江見ちゃんはそう文句を言ってくるけど...

 

「そうしないと江見ちゃん離してくれないじゃん!!」

「当たり前よ!」

「だったら当然の判断と処置だよ!!」

「じゃあお仕置き3時間コースね」

 

 江見ちゃんは指をボキボキ鳴らしながら、怖い笑顔を向けてくる。

 

「やだ」

「却下」

「いやだ」

「ダメです」

「死にたくないです」

「殺さないわよ。死にそうになるけど」

「もっとやだよ!」

「観念しなさい」

「未練あるからやだ!」

「いや...お主ら......国王のワシを無視せんで...」

 

 ギンッ!

 物凄い形相で江見ちゃんが国王様を睨んだ。

 ああ可愛そうに、完全に萎縮してる......でも今なら......

 

「今だ!」

 

 僕はチャンス とばかりに、その場から(正確には江見ちゃんから)逃げ出した。

 

「逃がすもんですか!!」

 

 後から江見ちゃんも走って追ってくる。

 

「待ちなさい智樹!今ならひと思いにってあげるから!」

 

 彼女は尚も僕を追ってやってくる。

 

「だから僕は死にたくないって!!」

 

 城の使用人にぶつかりそうになるけど、僕は軽やかに避けてそのまま逃げる。

 

「じゃまああああ!」

 

 ドガァ!とかいう音と共に、今さっき僕が避けた人が吹き飛ばされる。

 ......江見ちゃん。その人に罪はないと思うよ...?

 

「とーー、もーーー、きーーーー」

 

 鬼の様な顔になって更に加速してくる江見ちゃん!このままだと僕の人生がピンチだ!!

 

「まー、けー、るー、かあああああああ!」

 

 僕も更に加速して、彼女との距離を引き離しにかかる。

 

「とまりなさーーーーーーい」

「いやだーーーーーーーーーー!!」

 

 僕たちは

 私達は

 召還された異世界で、まず最初にやったことが追いかけっこだった。

 しかも命がけの

 

「待たないと抹殺するわよおおおお!!止まってもするけど!!」

「どっにしても同じ事じゃないかああああああああ!」

 

 って言うか、何で僕は江見ちゃんに怒られてるんだぁ?

 訳が分からないよー!

一応書き直しましたが、不手際、注意点等が有りましたら遠慮なくご指摘ください。

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