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序
初のためなにもかもが分からず、ロースペースですがよろしくお願いします。
基本、ファンタジーです。
それは幼いころに三人で約束した約束。
小高い丘にぽつりと立つ大きな木の下、守ると決めた約束。
唐突に言い出した言葉に一人は照れ、もう一人は深く頷いてくれた。
それが嬉しくて笑った、三人で笑った。
しかし、約束は崩れ去ってしまった。奪われてしまった、と言ったほうが正しいかもしれない。
目の前が真っ暗で、何が起こったのかよく分からなくて。伸ばした手はただ空を切った。
「それならば、取り替えそう。」
途方もなく、当てもない。けれど、諦める事は出来ないから。
立ち止まることは自分が許せなかった。
そして、今日もまた未知の地を踏む。