主要人物一覧【第5章開始時点】
氷見野玲奈（レーナ＝ヒミノ）［22］
【魔導師】【ギルド・ギノバス】【魔導師秘書】
＊氷＊ ＊魔眼？＊
茶髪のボブヘアーがよく似合う日本生まれの女性。身長は一五六センチ。新人OLとして東京で生活していたが、ある晩の仕事の帰り道で凍死する。その後天使を自称する者の導きによって異世界へ至った。新天地でギルド魔導師を志す中、国選魔道師・フェイバルと出会い、魔導師秘書として雇用される。
魔法の手習いを受けたのはつい最近で、まだまだ未熟。ただし知識欲は豊かで、魔法を礎とする異世界の文化に早くも適合しつつある。魔法銃の腕前は、絶賛成長中。
生粋の二次ヲタ。ラノベから漫画、アニメ、ゲームまで守備範囲は広め。ただしBLは沼りそうなので怖くて忌避中。酒癖は悪い。
フェイバル＝リートハイト［28］
【国選魔道師】【ギルド・ギノバス】【魔導師】【煌めきの理想郷】
＊光＊ ＊熱＊
伸びた赤毛の髪と三白眼が特徴の男。身長は一八二センチ。ベンチで寝そべる姿はただの不審者であるが、その正体は大陸で三名のみがその地位を賜ることの出来る国選魔導師。通り名は恒帝。
魔法の才能に全てを奪われたのか、デリカシーが欠如している。私生活も随分と適当で、悪名高き遅刻魔。スケジュール管理も健康管理も出来ないので、彼の秘書の荷は重い。
光魔法と熱魔法を組み合わせた混合魔法である光熱魔法を主軸に据えて駆使することで、柔軟に戦術を組み立てて戦闘を行う万能な魔導師。恒帝の名は、恒星の如き魔法の数々を由来とする。
熱魔法・装甲 自身の肉体に熱を纏う
熱魔法・帯陣 魔法陣に熱を宿す
熱魔法・融解 局所を瞬間的に加熱する
光熱魔法・烈線 対象へ熱線を放つ
熱魔法秘技・燬風 空気中へ高熱を放つ
光魔法秘技・神速 自身の肉体を光へ変換する
光熱魔法秘技・爍光 熱線を撒き散らしながら爆散する光球を放つ
ドニー＝マファドニアス［25］
【魔導師】【ギルド・ギノバス】【フェイバルの弟子】
＊？＊
腰まで伸びた艶のある黒髪と、オールバックの前髪が目立つ魔導師の男。ゴーグルのような装備を常時身に着ける。身長は一八四センチ。フェイバルに魔法を師事する、一番弟子。
モラルの欠如は、師匠譲りなのかもしれない。
ヴァレン＝？［21］
【魔導師】【ギルド・ギノバス】【フェイバルの弟子】
＊強化＊ ＊治癒＊ ＊誘惑＊
どこか妖艶な雰囲気を醸し出す金髪の美女。身長一六二センチ。フェイバルに魔法を師事する、二番弟子。
希少な誘惑魔法を保有し、気まぐれにそれを他人へ行使する悪癖を持つ。
三種の魔法を駆使して戦う、器用な魔導師。強化魔法で補助しつつ取り扱う大口径の拳銃型魔法銃を攻撃の要とした、中距離戦を得意とする。
強化魔法・剛力 対象の筋力を増強する
強化魔法・俊敏 対象の敏捷性及び反射神経を増強する
強化魔法・暗視 対象の暗順応を補強する
治癒魔法 生物の肉体を治癒する
誘惑魔法 瞳の魔法陣を介して対象を操作する
ダイト＝アダマンスティア［20］
【魔導師】【ギルド・ギノバス】【フェイバルの弟子】
＊鉄＊
短い白髪の好青年。身長一六五センチ。童顔ゆえに、ことさら若くみられる若手魔導師である。フェイバルに魔法を師事する、三番弟子。
持ち前の機動力と鉄魔法の堅牢さを武器に、近接戦を得意とする。武具の扱いにも慣れており、鉄魔法・創造を軸に戦闘を展開する。
時折、悪童の面影が垣間見える。
鉄魔法・弾丸 鉄の弾丸を形成し射出する
鉄魔法・造形 鉄で武器及び道具を形成する
鉄魔法・装甲 自身の肉体を鉄で覆う
ツィーニア＝エクスグニル［28］
【魔導師】【国選魔道師】【ギルド・ギノバス】
＊強化＊ ＊治癒＊
腰のすぐ上あたりまで伸びた艶のある金髪と、透き通った碧い瞳を持つ女性魔導師。身長一七二センチ。極めて冷静な性格であり、冷酷に職務を全うする。フェイバルと並ぶ国選魔道師の一人であり、刃天の通り名を持つ。その由来は天にも届く巨大な間合いと、天下に轟く圧倒的な剣術から。
シラブレ村という辺境の地で生を受け、エクスグニル流派の小さな剣術道場で育った。平穏な日々を送っていたが、ある日自らの囮となって王都マフィアへ連れ去られた弟を救い、同時に王都マフィアへの復讐を果たすべく、少女はギノバスへと至る。その日から一六年を経て、国選魔導師となった彼女は弟と再会。激闘の末、自らの手で弟を救い、そして葬った。
得物は魔法剣・ヘブンボルグと魔法大剣・ヘルボルグ。刀身の異なる二本の剣を軽々と操り、二刀流で舞うように戦う。懐には投擲用の短剣を忍ばせている。
治癒魔法 生物の肉体を治癒する
強化魔法秘技・超俊敏 対象の敏捷性及び反射神経を著しく増強する
強化魔法秘技・超剛力 対象の筋力を著しく増強する
魔剣技・天破り 天に届くほどの巨大な魔法刃を振り落とす
魔剣技・土裁き 巨大な魔法刃による横薙ぎで地面を抉る
ムゾウ＝ライジュ［24］
【魔導師】【ギルド・ギノバス】【ツィーニアの弟子】
＊強化＊
黒い髪を横で結んだ魔導師の青年。身長は一六八センチ。堅物であるところは師匠譲り。腰には日本刀に似た剣を差している。
強化魔法に居合を掛け合わせた、刀身を捉えられない早業の剣術を主軸として戦闘を行う。
強化魔法・俊敏 対象の敏捷性及び反射神経を増強する
トファイル＝プラズマン［60］
【ギルド・ギノバス】【ギルドマスター】
＊？＊
肩にかかるほど伸びた灰色の髪と、丸い眼鏡が特徴の老人。身長は一九二センチ。大柄であるが、物腰柔らかい語り口調が威圧感を相殺する。元国選魔道師の実力者であり、当時の通り名は雷神。現在はギルド・ギノバスのギルドマスターを務めている。
エンティス＝インベンソン［28］
【煌めきの理想郷】
＊？＊
短い栗毛を尖らせた小太りの男。身長一七六センチ。背中に担いだ二丁の巨大な魔法銃を担ぐ。かつてはフェイバルと同じパーティに属したが、解散に伴いギルド魔導師を廃業した。美食家兼大食漢であり、あらゆる飲食店から恐れられている。
クアナ＝ロビッツ［死亡（享年23）］
【煌めきの理想郷】
＊氷＊ ＊治癒＊
どことなく玲奈に似た容姿を持つ小柄な女性魔導師。身長は一六五センチ。極冠の巫女の異名で知られる、偉大な魔導師であった。かつてはフェイバルと同じパーティに属したが、ギルド依頼中に死亡した。本が好きで、知識に貪欲であるところも玲奈と近しい。
多彩な氷魔法を駆使した中距離戦を得意としながら、近接戦にも覚えのある一流の魔導師。極冠の巫女は、フェイバルの異名と対比的に名付けられて広まった。
氷魔法・造形 氷で武器及び道具を形成する
氷魔法・斬撃 氷の刃を任意の地点から生成する
氷魔法・槍 氷の槍を任意の地点から生成する
氷魔法・偶像 自身の肉体を氷像とすり替えて離脱する
氷魔法・独壇場 地面を氷床で覆う
氷魔法秘技・凍蝕 触れた対象を氷結させて蝕む
治癒魔法 生物の肉体を治癒する
ライズ＝ウィングチューン［28］
【王国騎士団】【第一師団】【師団長】
＊？＊ ＊魔眼？＊
短い黒髪に角張った眼鏡が特徴的な、礼儀正しき模範的騎士。身長一七八センチ。魔眼を保有している。騎士団において伝統的な装備である、魔法剣を腰に差している。
ロベリア＝モンドハンガン［27］
【王国騎士団】【第三師団】【第一部隊】【師団長】【煌めきの理想郷】
＊召喚＊ ＊治癒＊
明るい茶色をした長髪の女性。身長一七三センチのスレンダー美人。王国騎士団でスピード出世を果たしたエリートである。かつてはギルド魔導師であり、フェイバルの同僚。
希少種である、召喚魔法を扱って戦闘を行う。
治癒魔法 生物の肉体を治癒する
マディ＝グラディオス［27］
【王国騎士団】【第三師団】【第二部隊】【副長】
＊？＊
丁寧に刈り上げられた茶髪と眼帯が特徴の男騎士。身長一八〇センチ。指揮能力に長けた有能な男であり、騎士団内ではロベリアの良き理解者である。騎士団において伝統的な装備である、魔法剣を腰に差している。
セニオル＝ウェイサー［35］
【王国騎士団】【第三師団】【第三部隊】【部隊長】
＊強化＊
顎髭を生やした黒髪のベテランの男騎士。身長は一八〇センチ。第三部隊では部隊長を務め、多くの部下から慕われている。第三師団内では新人教育係を担っており、第三師団へ配属された騎士らは、皆が彼のお世話になる。騎士団において伝統的な装備である、魔法剣を腰に差している。
強化魔法と魔法剣を組み合わせた、オーソドックスな戦術で戦闘を行う。剣術は一級品で、師団内で右に出る者は居ない。
強化魔法・俊敏 対象の敏捷性及び反射神経を増強する
オルドット＝パラレイン［62］
【王国騎士団】【第三師団】【第二〇部隊】【部隊長】
＊？＊
色の落ちた髪でも紳士のような気品を併せ持つ、小柄な老年の騎士。身長は一五八センチ。第三師団随一の古株騎士であり、かつては第三師団長を務めた。現在は高齢故にその座を降りたが、主に通信系統を扱う第二〇部隊に属し、いまだ組織への献身を続ける。
エスワルド＝フィリングリンド［42］
【メディナル特種騎士団】【団長】
＊？＊
白髪の混じった髪で片目を隠す、ミステリアスな紳士。身長一七五センチ。顔には無数の傷跡が刻まれており、背負った歴戦の記憶が窺える。現在はメディナル神殿遺構に長期滞在し、その長として任務にあたっている。騎士団において伝統的な装備である、魔法剣を腰に差している。
フィーナ＝？［9］
【？】
＊？＊
絹のようにさらさらとした白髪が特徴的な少女。
かつて革命の塔という組織に利用され、意思の無いままクアナの命を奪った。意思を奪う何らかの魔法は解除されたものの、これによって残された後遺症と、暴走するフェイバルによって植え付けられた恐怖を原因とする不安障害に苛まれ、ギノバス王立病院にて療養している。そのとき畏怖したものがフェイバルであると知らぬままに、彼を父と慕う。魔法に興味を抱いている。
