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「お父さん、お母さん何故私を捨てて何処かへ行ってしまったの?」



「オイ!うるせぇぞ!テメェの命の価値なんざ、銅貨2枚よりも下なんだからな!そんなやつに話す権利はネェんだよ!オラッ!」


腹を殴られる、顔も殴られる……

何故私は不幸なのだろう、私はただ普通の幸せでよかったのに、人以上の幸せを求めた事もない、なのに、父と母は先に逝ってしまった、私を捨てて…

2人だけでこの世から去った、なぜ私も連れて行ってくれなかったの?2人がいないから私はこんなめにあっているんだよ、なぜ2人は予想できなかったの?


全ては2人のせい。私を産み、育てて勝手にいなくなった。当然親のいない子供なんてこの世界で生きる術はない。

       ただ売られるだけ…






「うぉ!!」



荷運びをしていた馬車が倒れた。でも関係ない、私は逃げてもどうせ1人では生きて行けない、ならこのまま売られた方がいい、まだ私は12の年だから何かしらの用途はあるはずだ、一先ず生きては行けるだろう。




おいおい、大丈夫か。 馬の骨が折れてるじゃない。

あれ子供じゃないか?



などと聞こえてくる、そんな言葉が言える人間は幸せなんだろう、自分が当事者じゃないから無意識のうちに弱い私を勝手に心配する、でも何もしない結局見て見ぬふり、必要以上には関わらない。




静かにしててね 

今連れ出すからね、




こんな声が聞こえる、まだ私にも救ってほしいという希望があったみたいだ。でもどうせ誰も私の事は救えない。



「早く手を掴んで、逃げるぞ!」






え…………








「あれ?タケル?どこにいるの?え、あれ、ワタシの事を置いて行った?アレレ?なんで?え、なんで?」



奴隷を連れて若い男が逃げたぞ!






「ミツケタ」



ヒカリ 9〜11

ノルン8〜9

キーン 250〜380

のイメージです

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