レンカの箱庭
青い髪と赤い瞳である他は、羽を持たず、鱗も持たない青蓮は地上にいる人間と容姿は変わらない。それをコンプレックスに肩身の狭い思いで天の国で雑用をしながら過ごしていたが、ゴミ捨て場に天使と竜人のなり損ないであるゴミを捨てに行くと地上人が攻めてきて、天の国の住人達は殺され、国は地に落ちた。髪の色と瞳の色以外は普通の変わらない青蓮は地上から攫われてきた地上人だったと勘違いされ、青蓮という名前は「セイレーン」ににてるからと否定され、レンカという名前で、地上で、普通の人間として生きていくことになるのだが、過去の記憶を全て「空想」ということにされ、どこか納得できないまま過ごしていたある日、かつて天の国で神から渡された「ハコニワ」という絶望と引き換えに、新しい世界を創造できるという卵型の道具のことを思い出す。あれは今、どこにあるんだろう?
この作品は「アイコのまんが絵日記」というブログにも掲載しています。
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古い記憶
2020/06/12 01:46
(改)