表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

少し落ち着いた月曜日のお話

作者: つぶやくゆうき

午前6時30分頃。

休日なら目覚めもしない時間に、始まりを告げるようにアラームがなる。何が始めるかは言わずもがな月曜日のことで、今日から平日が始まると頭を悩ましてしまうような朝が来てしまったということだ。

それでも、多くの人が同じ不幸に見舞われていると思えば、どうてことは無い。それどころか、謎の連帯感すら感じる。気持ち悪いとは思うが、それほどに憂鬱な朝だとわかって欲しい。


さて、明日も明後日も、もっと言うなれば5日間程の連勤を迎える中で、この朝は重要だ。最初が良ければその後も良くなると言うものだから、というのもあるが、単純に休日で乱れ切った生活リズムを調えるためである。

身だしなみを整えつつ冷たい水で五感を刺激し、空っぽの状態の胃に無理に朝飯を詰め込み内蔵を活性化させ、仏前に座りいつも通りに君と挨拶する。


これでもう大丈夫。これがいつもと同じ仕事前の朝だ。

そうなるまで数年かかったけど、なんとか仕事をしている。


玄関先でそう思いながら、家を出る。

未だに憂鬱な気分が晴れないのは月曜日のせいだと思い続けたい。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ