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プロローグ2(閑話1) 創世神話
遠き過去、一人のひとがいた。
そのひとは、自らの力をもって火と地を生み、さらには水と風を加え世界を創った。
世界には熱を持った大地があり、海があり風がたなびいた。
ひとは世界に自然を生み出し、さらに生き物を生み出していった。
やがて世界を管理するため、ひとは自らの分身体を生み出した。
分身体は幾人も生まれ、ひとの思いを持って世界を管理した。
長い年月が経ったあるとき、分身体は自らを神と呼び、最初のひとを創世神と呼んだ。
神は創世神に問いかけた。
自分たちも創世神と同じように世界を創造してみたいと。
どのようにすれば世界を生み出せるのかと。
創世神は神の成長を喜び、火、水、土、そして風の四大聖霊を生み出し、そしてその力をもって星を創る方法を伝授した。
神は創世神に習い四大聖霊と自らの力をもって、世界の中に星を創り、自然を生み出しそして生き物を生み出していった。
そしてその新しい星のために人を作った。
創世神が神を生み出してから幾億の年月が流れ、この世界にはいくつもの神、創造神が管理する星が生まれていた。