後ろ姿に…
主人公が、崩壊気味?です。
一昨日、私が思った事もちらっと入っています。
長田くんの後ろ姿を見られるなんて、幸せだなぁ…と思いながら、ノートにペンを走らせる。
最初の部分は、長田くんを見ていてうっかり聞き逃してしまった。
今日の講義は、3日以内にレポートを出さないといけないから…一生懸命話を聞いている所だったりする。
3歳上の先輩、長田 和樹は私の好きな人。
学部は、同じなんだけど…学年が違うから滅多に会えなくて、今日会ったのもたまたまなの。
集中しないといけないのは、分かっている。
だけど、目の前に長田くんの後ろ姿が見えるんだもん…。
ルーズリーフには、あの綺麗な字で、講義の内容が書いてあるんだろうなぁ…と思うと、にやけてしまいそうになる。
あっ、私の紹介忘れてた…。
私は、葉山 咲良。
周りの人からは、良い名前だね…とよく言われる。
自己紹介をしていた私は、長田くんのある仕草を見てしまった。
眼鏡をくいって上げた…!!
漫画やドラマでよく見る、あれだよ!!
講義中じゃなかったら、どこかに走り出したいくらい…グサッときたよ。
どんどん話が逸れていっているので、戻します。
ごめんなさい。
私は、長田くんの全部を知らないけど…好き。
長田くんの背中に、“好き”と念じてみたら…どうかな…と思った私は、教授の話を聞きながら、念じてみたのだった。
いつか、直接“好き”と言えたらいいな…。