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30年ぶりの甘い青春

「私と…付き合って!」

「は、は!?」


ち、ちょっと待て…状況を把握しよう。

俺は30年前にタイムリープしてきて、そして

俺は地球を守るために未来からきた

中身おっさんの外見学生の男だ…


「お、俺とか?柳田…」

「う、うん。そうだよ。」

「なんで俺なんかと…?」

「だって…好きなんだもん私…だ、だめ?」


やめろその上目遣い…可愛いから。

そもそもいいのか?おっさんと15歳の

少女が付き合っても…


「ちょっと…考えてもいいか?…とりあえず、今日は帰るよ」

「あ、うん…わかった」



「ただいまーって誰もいないのか」

「いるよお兄ちゃん、受験お疲れさま。遅かったね帰り」

「茉利…まぁ、ちょっとな」

「ふーんまぁいいけど」


-部屋-

はぁ…どうしたらいいんだ俺は。

確かに柳田は可愛い…

いや、待てよ…俺は柳田に告白なんかされなかった…


「お兄ちゃん…ご飯もう出来てるけど…食べないの?」

「あ、あぁすまん」


ってことは歴史が変わっているのか…?

そしたらあいつが自殺をするという事実を

問題を1つ解決できたのか…?

そうすると俺は杉野の排除に集中できるのではないのか?


「どうしたのお兄ちゃん難しい顔して」

「あ、いや、なんでもねぇよ」

「本当に?困ってたら私を頼ってもいいんだよ?」

「茉利…」

「何?」



「そっかー告白されたんだ」

「あ、あぁ…どうすればいい?」

「そんなのお兄ちゃんが決めることだよ。まぁでも別に付き合ってもいいんじゃない?お兄ちゃんもてないでしょ」


うっ…否定できない…

結構俺は45年間モテないことはなかったが

なんだかんだで結婚できなかったしな…


「祐美ちゃん可愛いんだし…お兄ちゃんには勿体無い位」

「そうだな…まぁありがとうな。今日はもう寝るよ」

「うん、おやすみ」


とりあえず明日返事を言おう…緊張するな…



翌日…


ピンポーン


「はぁい、あ…淳也」

「お、おう…」

「は、入って…」


はぁ変に緊張するなこれ…正直こんな甘酸っぱい青春してもいいのか?おっさんが…


「ま、まぁその付き合うことなんだけど」

「うん…」

「い、いいぜ別に…」


は、恥ずい…なんだ別にって…

みんなこういう時なんて返してるんだ?


「ほ、本当に!?ありがとう!私淳也大好き!あ、私何言ってんだろう…恥ずかしい」


本当だよ…恥ずいこと言ってんじゃねえよ

好きになっちゃうよおじさん…


「学校も毎日一緒に行こうね」

「まだ受かってもないんだから…」

「そうだったね。ふふっ」


ほんと可愛いなこいつ、

みんなに恨まれるんじゃねえのか俺


「どうする?どっか行かない?」

「あ、あぁ。そうだな。で、どこに行きたいんだ?」

「デパートとか行かない?」


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