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恋人喧嘩なら他でやってくれ

「何をやっておられるんですか?冗談も過ぎると私は黙っておりませんよ?」

「はぃいい申し訳ありませんでしたーーっつい出来心と申しますか、あまりの美少女が目の前にいらっしゃったのでつい、まさか彼氏もちとは露の葉程も知らずどうかお見逃し下さいぃ」

土下座する勢いで申し開きをする私に何故かお二人がわたわたとし出した。美少女が私の肩に触れ謝罪をやめるように促した。

ひぃいこれじゃえあ彼氏さんがまた怒るじゃないかぁっ

青白くなる私に困った顔をした美少女が何を思ったのかキッと私の後ろを睨んだ。確かあの彼氏さんがいる場所。

どんな理由にしろ …死亡確定だな、さらば、青春よ…

「おひぃ様に何をさせるきだ、(えんじゅ)。かほどに、震えておられる。」

え、いまだれがしゃべった?

「はっ、薄汚れた故の一族が姫さんのおせわをさせてもらうからっていい気になるな。身の程を知れ」

今のはイケメンこと彼氏さんの声だ。

声優になれそうな低くええ声しとりますなぁ、耳元で囁かれたら腰に…っっていかんいかん浮気や私!一応彼氏いるのにッ!!!!ごめんよっ浩くん

「なんだって?もう一度言ってみろ」

美少女が怒りを顕に立ち上がった。

やはり、この声は少女から発せられたものか。先程の現実逃避が虚しく終わった。

何やら雲行きが怪しい。私を挟んで両者一歩も譲らずといったところか。とにかく…

「恋人の喧嘩なら他でやってくれ迷惑だから…」 うんざりしたように一時休戦の仲介役をかってたでた。というか、かわざるをえなかった。こういうの好きじゃないんだけどねー。ちらりを二人をうかがうと何故か、美少女が泣きそうに、彼氏さんが諦めたような顔つきでこちらを見ている。なんなんだ、二人とも。

「おひぃ様、いくらいくらっ寝起きだからといって私どもを恋人呼ばわりなど……鳥肌が…」 「…ぅっ」

心がずきずきと痛む。そんなに嫌だったのか?二人は恋人ではいのか…だが、心なしか最後黒かった気が…気のせいか?

「姫さん、王様が呼んでるぜー、そんなやつほっといて行くぞ」

無視して話を進める彼氏…じゃなくてイケ

メンに美少女がこれまた恐ろしい形相で睨んだ。 「いつか殺す」

ひぃいぃいい …何故かびびった私はなんなんだ…びびりじゃないからっ!ふつうだからっ!普通だからっ!

美少女をものともせずに私に近づいてきたイケメン…って近い近い いきなり手が近づいてきたかと思うと強い力に引き寄せられた。あっという間にお姫様抱っこをされていて、驚きのあまり声を出せずなすがままになっていた。最後のふんっと見下したような笑いは私ではなく美少女に向けられていた。歩きだしてどこにつれていかれるのかと思いを巡らしていると後ろから美少女の悔しそうな叫び声がこだました声がこだました。

不思議なことに見知らぬ男性に体を触れられているのに、羞恥心より安心が勝っていた。確かにその事について違和感を抱いていたが今はそれより…


「ねぇ、どこにいくの?」


「王様の御前だ」


…王様?


人の話を全力で聞かない主人公(^_^;

本当は混乱して、気があっちこっち散るんですかね…自分でもわかりません汗

次からは落ち着く…かも?

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