プロローグ1-1
拙い文章ですがよろしくおねげぇします
今から20年前、人類は神に挑んだ。休暇中であった神は人類の前に敗れ、その力は世界中に散らばってしまった。こんなことは子供だって知っていることだ
“神下ろし”と呼ばれるこの出来事は世界を大きく変えることになった
まぁ大きく変わったとは言っても世界の支配者が神様から人間に変わったって事と、神憑と呼ばれる散らばった神様の力を内包した人間が何人か誕生したって事以外は“神下ろし”以前と何も変わってないって話だ
「あ」
「どうした? 」
隣を歩いていた少女、幸花杏子に目を向けた
「いや、家の鍵かけ忘れたなーっと」
「お前馬鹿なの!? もう出発してから半日は経ってるからね?! うわー! どうするんだよ! 」
「まぁ焦るな童貞。どうせ盗られて困る物なんか無かったよ」
「ああ、まぁ確かに」
旅に出る際に必要な物以外は全部処分したし
「……ってかお前今さりげなく俺を中傷しなかった? 」
「なんなら後で隣の家のおばさんに鍵の場所を教えて掛けておいて貰おうじゃないか」
「ああ。それがいい」
多少の中傷など気にしないのが俺である
「んなことより。そろそろ寝ようぜ」
「くっ。やっぱり1日目にして宿を見つけるのは不可能だったか」
杏子が口惜しそうに呟いた
適当に眠れそうな場所を探して一軒の廃屋に入ってみると
「おやおやおや? お嬢さん達。こんな時間に2人っきりでこんな暗がりに入ってきちゃうのは感心しないなぁ」
「そんなんだとおじさん達みたいな悪い奴らに酷い事されちゃうぜ? 」
「金は持って無さそうだが2人とも上玉だなぁ。ツイてるなぁおい」
屈強な盗賊達に囲まれていた
「クロノ」
めんどくさそうに杏子が俺を見た
「……あー。あんた達。言っておくが俺は男だ」
「男ぉ? そう言っておけば助かるとでも思ってんのか? 」
「嘘ならもっとマシな嘘をつきな」
まぁ確かにこんな格好してたんじゃ嘘だと思われても仕方ないか
「まぁ信じなくてもいいや。それよりも今日はここでいいか? 」
杏子に尋ねる
「んー。まぁ及第点」
「おいおい。なんで俺たちのことがアウト・オブ・眼中なんだよ」
「俺達と寝るってことじゃね? 」
「大胆発言いただきましたー!! 」
「「「うぇっへっへっへへ」」」
「あ、楽しそうなとこ悪いけど邪魔だからあんた等出て行ってくれないか? 」
「こんな犬小屋みたいにせまいのにあんた達みたいなムサいのがこんなにいたんじゃストレスがマッハ」
「犬小屋だと!? 俺たちの根城を犬小屋だと!? 」
「おい、ムサいだってよ。どんまい」
「お前の方がムセーよ! 」
「お嬢ちゃん達。俺達をなめてるのか? 」
「あんまり調子に乗ってると……殺すぞ」
盗賊達はそれぞれの持つ凶器を取り出した
「殺されたくなかったら大人しくしてな」
いつも思うのだが、こういう状況で怯えたりしてないって時点で相手が普通の人間じゃないって気付けないのだろうか
無理だから盗賊なんてやってんのか
「私がやろうか? 」
「いいや、俺がやろう」
何もない右手に念じる。今日はバッ=ズーカ君三世にしよう
「ん? ……えっ? 」
盗賊の1人が素っ頓狂な声を上げた
「なななななな! なんだよあれ! 」
「あん? 何のこと…何あれええええええ!? 」
盗賊達は俺の持つ武器。バッ=ズーカ君三世を見て腰を抜かした
「どこにそんなもん隠し持ってやがった!? 」
「いや、別に隠してたんじゃなくて、あれだ……うーん」
なんと説明すべきか
「簡単に言うとド○えもん」
「「「訳わかんねーよ! 」」」
的確な突っ込みである
「まぁいいじゃんか。とりあえずさよなら」
チュドーンとバッ=ズーカ君三世の発射口から砲弾が飛び出した
「「「ちょっ! まっ! ぽぎゃあああああああああああああああああっ!!! 」」」
「おー。飛んでく飛んでく」パチパチ
杏子の拍手と共に、彼らは星になった
「お疲れ、ズーカ君」
バッ=ズーカ君三世は俺が手を離すのと同時に光の粒子となった
「「寝床! GETだぜ! 」」
杏子とハイタッチを交した