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急げ。やべぇぞ。また遅れる……。

二人が家を出たのは太陽がずいぶんと高く昇ったころだった。


「ったく。また遅れた。」


「それはアドが早く起きないからじゃ……。」


「分かってるって。ほら、急ぐぞ。」


「うん。」


それぞれ自分の得物と弁当を抱え、数百メートル先の小さな小屋を目指して猛ダッシュする。

しばらく走ると、森のそばの小さな小屋が見えてきた。


「おいっ。ローザ、さん、が、もう、外で、まって、る、ぞ。」


アドが息も切れ切れに叫ぶ。

ちなみにセラは返事をする余裕さえない。

二人とも体力がそんなにない訳でもないし、走るのが遅い訳でもないのだが、

遅れた時、ローザの怒りようが半端なく怖いので、トップスピードで走っている。

そのおかげでものの一分で目的の小屋に辿りついた。

しかし……


ーーーー☆ーーーー☆ーーーー☆ーーーー☆ーーーー☆ーーーー☆ーーーー☆ーーーー☆ーーーー


「遅い。」


「「ひっ。ごめんなさい。」」


怒られた。


「あっ。ハモッたねぇ。」


家からリュナさんが呑気に出てきたが。

ローザさんは静かに、慌ただしく辿りついた俺達を見ている。

ぜいぜいと喘いでいる俺達を静かに見つめている。

……かなり怖い。


「これ、何回目だと思う?」


ローザさんはあくまで静かに、静かに問うた。


「え…えと……。わ、分かりません。。。」


セラがおどおどしながら答えた。

軽く涙目になっている。


来るたびにこうなんだから、そろそろ慣れろよ。おい。


「アドもっ。あんた、その分だと全っ然反省してないね。」


やべぇ。声に出してたみたいだ。

リュナさんが笑っていた。噛み殺そうと必死だが、すげえ漏れてるし。

ローザさんは暫く俺達を睨みつけていたが、


「ま、今度からは絶対早く来なさい。」


と言ってプイっとそっぽを向いてしまった。

ちなみにこのやり取り、すでに数えきれないほど繰り返している。


「ま、早く練習始めよう。それともご飯が先?」


リュナさんのこのセリフも何度も聞いた。


「練習が先でしょ。」


えぇっ。ローザさん。おなか減った……。ってセラが。。


「どうせあんたが朝、起きられなかったから遅れたんでしょうに。」


……。でも後悔はしてねえ。だって眠かったし。いつものことだし。

てか、俺また声に出してたんだ。

セラが向こうで、そうだそうだっ。とか私はおなか減ってないっ。とか言ってるけど、この際無視。


「じゃあ、始めようか。」


リュナさんが笑いながら言う。

俺もしゃあないな、と、弓を用意し始めた。

その時……



世界が揺れた




分かりにくかったとおもいますが、ローザさんが妻、リュナさんが夫です。ローザさんのイメージはとある女用心棒、リュナさんは女用心棒の嫁www(爆)です。分かりますでしょうか?

あと、アドがツンデレになってくれません。どうすればいいのか……w

まあ、いつも言ってますが、がんばります(`・ω・´)

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