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ダイキリは敵でしょうか……?

適当すぎるとか言わないで。

更新することが目的ですww

「じゃ、じゃあ、私はどうしたら良かったのよ。」


「自分で考えてみたら~?さっきから質問多いよ、セラちゃん。」


うううっ。素直に謝ったら怒られる。なんか理不尽。私はなんだかいらいらして、ダイキリに返事しなかった。


無言で歩く私達。てくてくてく……。三十分程歩いただろうか。突然荷物を運んでいた浮遊魔法に乱れが生じた。原因は荷物が不安定になったこと。そして


「………ぅ」


うめき声が聞こえた。


「アドっ!!」


思わず私は叫んでしまった。アドが、やっと目覚めたようだった。私は急いでアドへの浮遊魔法をカット。


――――ドスっ


「いってー。」


急にカットしたせいでアドは受け身も取れずに地面に激突した。しかし私はそんなことにもお構いなしにアドに抱きつく。


「アドっ。やっと起きたんだ!」


そのまま諤々とアドを揺すぶった。アドはまだ覚醒しきらない目でされるがままになっていたが、


「やめろぉ。」


と微妙に力の入らない声で怒鳴った。


「あぁ、アド。久しぶり。やっとお目覚めだね。」


そこで口をはさんだのはダイキリ。


「んだよお前。呼び捨てにすんな。」


「酷いな~。折角こんなところまで迎えに来てあげたっていうのに。」


「はぁ……?」


未だに覚醒しきらないアド。ダイキリについては殆ど突っ込まないし。そこで、私はアドに状況を説明してあげることにした。


「アド。この人、ダイキリっていうの。迷ってた私達をアルティラ神国に案内してくれるって。」


「……ぅ、んん。ダイキリねえ。ん、、ん??誰だよ。てかお前、敵じゃないのか?!」


驚いたのか急に覚醒したアド。あれ…怒ってる?


「アド…目ぇ覚めた?なんか怒ってる?」


「覚めたよっ。びっくりするだろ、逃げてる最中にこんな…」


ここでアドはダイキリをビシイィィっと指差した。


「謎すぎる男を信じてついてきたのか?捕まったわけじゃないんだよな?おい、セラっ。」


「おおー。アドはまともだったねぇ。セラちゃんは信じてホイホイついてくるから俺も心配だったんだよね~。」


「略称を馴れ馴れしく呼ぶな。あと呼び捨てすんな。てかお前誰だ。もし帝国兵なら…殺す。」


アドは「殺す」って言う前に一瞬躊躇した。しかしダイキリはそんな事に気付かなかったかのように、さっきから変わらぬ笑顔で言った。


「おおー。物騒なこと言うねー。怖い怖い。」


そして あはは っと笑った。それから真面目な顔を取り繕って


「大丈夫。俺は味方だよ~。」


とやはり笑いを含んだ声で言う。アドはそれで警戒心を更に強めたようだった。


「…あなたがいなくても俺たちは大丈夫です。セラ、行くぞ。」


「待ってよアド。また迷っちゃうよ。私達でなんてムリだよ。折角案内してくれるって言ってるのに。」


「大丈夫だって。もともと俺たちは二人だけで行く予定だっただろ。」


「でも……。」



そんなやり取りをする私達を、片頬に笑みを浮かべたダイキリが見守っていた。




とりあえず進めてる。

どこに漂着するのやらwww

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