衝撃事実?!……今まで忘れてたけど。。。
タイトルがテキトーすぎるwww
一週間越したよ(((゜д゜)))ブルブル
アドはまだ起きない。
もう。妹がこんなに困っているってのに。
謎の軽薄男はふふん、驚いただろ、とでも言うかのように笑っている。ええ、驚きましたよ、驚きましたとも。その笑い本当にやめてほしい。
「あなたは、昔私達の谷に来た旅人だっていうの?」
とりあえず私は男に確認してみる。男は頷いて「そーだよ。」と言った。どうでもいいが頷くたびに、耳の十字架が揺れる。それが私の記憶の中の旅人とかけ離れていて、酷く混乱した。
「え、でも、、雰囲気とか全然違うし……。」
「十年くらいあれば人は変わっちゃうって。」
なんとか発した私の質問に、男は事も無げに答え、あはは~、と笑った。
ちなみに、私が旅人と出会ったのは8年前だ。
「まあね、髪は染めたし色々変わったからね、俺。」
さすがに変わりすぎだと思われる。
「気にしないで☆」
気にする、というか気になるよっ。
「それよりさ。」
「散々衝撃発言しておいて、弁明も無しにそれだけってなんなの!」
私にしては珍しいテンションで全力でツッコム。
「セラちゃん達ってアルティラ神国に来ようとしてんだよね。」
しかし、男にスルーされて逆に質問された。それに私が答える間も与えず男は続ける。
「俺、今そこにいるから、君たちを迎えに来たんだけど。」
……。いまいちよく分かりません。
「だからっ。俺、今アルティラ神国で働いてんの。で、上からの命令で君たちをここまで探しに来たの。正規ルートからだいぶ離れた所にいるんだもん。そりゃなかなか見つからないっての。」
私がきょとん、としていると、もうちょっと詳しく教えてくれた。
まだよく分かんないけど……。
「とりあえず、アルティラ神国に一緒に行くの!ここから二人だけでは行けないだろ?」
「うん……。」
それは確かな事実として実感していた。今自分がどこにいるかも分からない。この男についていくしか、確実に国にたどり着ける方法はなかった。仕方がない。
「わかった。連れてって。えっと……」
ここで私は男の名を知らなかったことに気付いた。
「ん?ああ、俺はダイキリ。ねじ回しって意味だ。」
男……ダイキリは私の疑問に気付いたらしい。名前を教えてくれた。
「分かった。ダイキリ、連れてってください。」
私はダイキリにお願いする。
「よし、行こう。」
やけに元気にダイキリが言った。
次も一週間以内?!
……善処します。