初めての
長く見えるけど文字数少ないw
この世界は、北と南に大陸が一つずつあり、その周りに無数の島が散らばっている。北と南の間にはひたすらに海が広がり、北と南の大陸で殆んど行き来がなかった為、それぞれ独自の文化を作り上げた。自然が豊かで、生命の力が満ち溢れていた北では魔法が、鉄鋼・石油資源が豊富で、さまざまな道具を作り出すことのできた南では科学が、それぞれ発展していったのだ。やがて技術の発展により海を渡り、それぞれの大陸を行き来できるようになった。が、行き来するものは殆どおらず双方の文化は全くと言っていいほど交わっていない。
俺が昔読んだ本には確かにこう書いてあったし、実際、南の大陸の話なんて殆ど聞かないのだ。それが、なぜ。。。南の大陸の物である拳銃が、北にあるのだろうか。
「おい、お前。武器を捨てろ。」
其の二が凄む。怖くない。けど、拳銃がどんなものかがわからない。拳銃について書かれた本には、イラストと名前しか書かれていなかった為、細かい用法なんかは分からない。
「ア…アドっ!!」
セラが俺の名前を呼んだ。其の二の注意が一瞬セラだけに向く。その一瞬を逃さず、俺は腰に差したダガーを其の二に向けて投擲。振り向きざまにもう一本のダガーを其の一に突き立てた。
胸の、鎧の隙間に、もはや解剖学的な、正確さで、ダガーは、吸い込まれて、いった。
てに、つたわる、肉を貫く、しめった感触。
はじける心臓。
目の前では、名も知らない哀れな兵士が、野を斑に染めながら屑折れていく。
あ
ああ
あ
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
「アドっ!!!!!」
セラの声が聞こえる。
そして、俺の意識は闇の中に埋没した。
初のグロ表現です。うーん。難しいww
次も頑張って書こう!!