一章 おまけ
──『eスポーツ(?)の秋』──
音…音恋/店長
詩…詩音/副店長
カ…カレン/少年
ギ…ギーペ
ギ「『おーい、歌のにぃちゃん、ゲームやろうぜ』」
詩「ああ、いいぞ」
──パチンッ!
ギ「『王手!!』」
詩「ぬをッ!? ……参りました」
ギ「『フン~♪ 中々いい勝負だったぜ、歌のにぃちゃん。十手前のブラフを見破れなかったら、オレ様の方が敗けてたな』」
詩「あちゃ~、看破されてたか~。上手くこっちの手に乗っかったと思っていたんだが、逆に乗せられてか……」
ギ「『その通~り♪ ──って、ちが~う! オレ様がやりたかったゲームは将棋じゃねーっ!!』」
ギ「『なあ、カレン、ゲームしようぜ』」
カ「ん、いいよ」
ギ「『おっしゃーっ! 猪鹿蝶! これで、あがりだ!!』」
カ「あーあ、負けちゃった……」
詩「ギーペ、そこはこいこいして、もう少し役を狙えたんじゃないか?」
ギ「『チッ、チッ、チッ。欲を掻き過ぎるのは良くないぜ、歌のにぃちゃん。次に場に残ってるあの札をカレンに取られたら、オレ様の逆転負けになってた──って、ちが~う! オレ様がやりたかったゲームは花札でもねーっ!!』」
ギ「『おい、猫女、ゲームやらないか?』」
音「……、いいわよ」
カ「それ、ロンです」
音「あ、私もソレ、ロン」
詩「うわ……、説明書に添え書きしてあった通りだな……。初心者ハンデは偶にえげつないって。四暗刻(単騎)に国士無双(十三面待ち)かよー……トホホ……」
ギ「『いや、待て、歌のにぃちゃん。猫女はハンデなしだぞ?!』」
詩「……マジかよ……」
ギ「『──って、確かにオレ様がやりたかったのはテレビゲームだけど、ソフトがちが~う!!』」
──一章 おまけ 了───




