水槽脳夢世界た行
水槽脳夢世界、た行に到達しました。
本日のお話は、見なかったことにいたしましょう。
皆々様も、見なかったことにしてください。
水槽脳夢世界⑥たい焼き、きな粉、粉薬
「ケイトさーん!ケイトさんケイトさん
ケイトさん!ケ・イ・ト・さん!」
「・・・そんなに言わなくても聞こえているわ。」
そう言ってケイトが出てきた。
「あ、ケイトさん!今日は〜♪ケイトさんに〜♪
いいものが〜♪」
「・・・何?」
「じゃじゃーん!」
そう言ってアンネローゼは、
自分の右手を上に挙げた。
「じゃじゃじゃん!今日は、ケイトさんにたい焼きを
持ってきました!」
「おお〜!どこで?」
「お・取・り・寄・せです!A〇zon様々ですね!」
そう言うとアンネローゼは、ケイトの顔にぐいと、
右手のたい焼きを近づけた。
「どうぞ、ケイトさん!」
「・・・何で私に?」
「え?ケイトさん、
「日本に興味津々」
なんですよね?」
「・・・興味はあるけど、津々ではないわよ…」
「え!?ひょっとして…たい焼き、いらない…
ですか?」
「いや、たい焼きは食べたい。ただ、1個は多い。
頭と尻尾、どっちがいい?」
――――――――――――――――――――――
「ケイトさんケイトさんケイトさーん♪
ケイトさんさんささんがさん!」
「・・・今度は何?」
「問題です!前回は日本のソウル・フード、
たい焼きでした!じゃあ今回は何でしょう!」
「えーーー。突然何?」
「クイズです!正解したら、
豪華賞品をプレゼント!」
「・・・ヒント。ヒントちょうだい。」
「え、ヒントですか?ヒント…
今回は、日本の万能調味料です!」
「え…醤油?」
「ブッブー!正解はー!KINAKO!
き・な・粉です!」
「分かるわけない…
・・・不正解だったけど、
賞品は無しなの?」
「!?」
「不正解になってしまったら」を
考えていなかったのか、アンネローゼは
目を丸くする。
「うーんうーん」
と悩んだ果て、アンネローゼはある結論に
辿り着いた。
「大丈夫です!ケイトさんには賞品あげます!
「Service」
です!ちょっと待ってください!
今もち米買ってきます!」
「ちょっと待って。お餅は喉に
詰まらせるから、やだ。わらび餅がいい」
――――――――――――――――――――――
「ちょっとちょっと、そこのお嬢さん。
ちょっとよろしいかね?」
「・・・何でしょう?」
アンネローゼは女性。
十代後半の、峰麗しい女性。
夜道で声をかけられたのなら、
警戒するのは当然のこと。
例え、声をかけた者が老人であっても。
「君…薬はいらないかい?粉薬」
「あー、すみません私、ドラッグ・ストアで
買ったものか、病院で処方箋を出してもらって、
手に入れたものしか飲まないことに
しているんです。ではこれで…」
「そこの大学生のお嬢さん、粉薬はいらんかね?」
「あー、確かに大学生ですけれども、私は心身ともに
健康・健全な大学生ですので、『アイス』
『スピード』『クリスタル』『チョコ』『スノウ』
『チャイナホワイト』などなど…
まぁ、どれもいりません。ではこれで…」
「大丈夫だよ、アンネローゼさん。
私の特性粉薬だから、法には触れないよ。」
アンネローゼは絶句した。
「何故この老人は自分の本名を知っているの…?」
そう思い、怖くなった。警戒は純粋な恐怖、
命の危機に変わり、アンネローゼは逃げ出した。
アンネローゼは家に入り、しばしの安心を得た。
インターホンが鳴るまでの数分間の安心。
インターホンに映っていたのは誰か、
勝手にドアを破壊し、
彼女に粉薬を何故飲ませたのか、
粉薬を飲ませたあと、
彼女をどこに連れて行ったのか、
彼女に何をしたのか。
それは、5W1Hも分からない、完全犯罪。
それは、ケイトには知る由もない、
アンネローゼが狂った理由。
それは、ケイトにかけられた、祝福と呪い。
その祝福は人類の夢であり、
その呪いは、研究者を狂わせた。
水槽脳夢世界⑦地下室にて君は
「やっぱりありました!」
「気をつけて下さい!
ここは老朽化が進んでいます!」
アラサーと見られる女性が、
まだ10代後半と見られる、
若い女性に向かって注意を促している。
その若い女性は、目の前に広がる、
地下室への道に踏み込もうとしている。
その女性の名前は、アンネローゼ。
18歳、大学3年生のドイツ人、
アンネローゼ・アイルホルン。
「・・・あの!」
アンネローゼはヒビ割れたコンクリートが
見える通路を見ながら、同伴していた
アラサーの女性、研究者・キャサリンに声をかける。
「どうかしましたか?!」
「キャサリンさん、
専門は建築とか建物とかですよね?」
「え、はい。…それが何でしょう?」
「貴女の研究によると、ここは、
「アドルフ・ヒトラー率いるナチス・ドイツが
作り上げた研究施設」なんですよね?」
「はい、そのはずです。
だからアンネローゼさん、貴女を呼んだんです。
貴女はナチス・ドイツの研究においては、
学士ながら、他の現役の研究者からも
一目置かれていますからね。」
「・・・調査に出向く前に、
建築や建物が専門のキャサリンさんに
伺いたいことがあるんですけど…」
「はい。何でしょう?」
「ナチス・ドイツ時代のもの…つまり、
約90年ほど前でしょうか?これが
築90年の施設だとしても。コンクリート製の、
国の施設が、ここまで
老朽化が進むものなんですか?」
「いえ、現代のコンクリートでも、
約60年で老朽化するといわれますし、
十二分にありえます。」
「なるほど、勉強になります!
ありがとうございます、キャサリンさん!」
「・・・逆に、築約90年の施設がまだ、
崩落の危険に瀕していないことが怖いですね。」
「そうなんですか?」
「はい、誰も手入れをしていない施設なのに、
もはや怪奇現象ですよ。」
「そうなんですね。…あ!
うっかり長話をしすぎてしまいました!すみません!」
「いえいえ、こちらこそすみません。
話し込みすぎてしまいました。」
「じゃあ、行ってきます!」
「気をつけて!」
――――――――――――――――――――――
「・・・むごい…」
そういいながらアンネローゼは、
血の跡付きの器具や手術台を見ていく。
その前には牢屋もあった。
アンネローゼはそれらの品を噛み締めるように、
カメラと脳裏に焼き付ける。
品によっては回収することもある。
まるで遊園地のお化け屋敷のような、
もはやそう思いたいようなものの数々が、
この施設からは出る。
キャサリンはそれを知って、
前回は自分で調査しようとしたらしいが、
どうしても吐き気が収まらず、リタイアしたらしい。
今回も
「リベンジマッチですから」
とおそらく武者震いであろう震えをしながら
調査に赴こうとするキャサリンに
気をつかってか否か、アンネローゼはキャサリンに
半ば強引に、自分が調査することを了承させた。
だが、だからこそ、
今の彼女が本当に彼女であることが解せないだろう。
別人と言ってくれたほうがまだ納得できる。
1時間弱かけ、アンネローゼは最深部に到達する。
そこでアンネローゼが目にしたものは、
一際頑丈に、精密に、複雑に作られている、独房。
彼女は持っていた道具を駆使し、
強引に独房を開ける。
錆びている独房を大きな音を出しながら開ける。
そうして開け、そこで目にしたものは、
見てはいけないものだったらしい。
事件の臭いがするもの。
――――――――――――――――――――――
「君は、そこで女性を…
捕らえられている女性を見つけたんだろう?
その女性は「ケイト」と名乗ったんだろう?
そうなんだろう?アンネローゼさん。」
「そうです!それが何ですか?
いいから解放して下さい!」
老人はうら若き乙女を、
かの施設の血の跡付きの椅子に拘束している。
拘束されている女性はもちろん、
アンネローゼ・アイルホルンである。
老人はアンネローゼに、
まるで孫にでも語りかけるような、
優しく、明るい口調で話している。
「ケイトは君に名前以外何も話さなかった。
「何故ここにいるのか」、「何時からいるのか」、
「自分は何処から来たのか」などなど。
どれを聞いても答えは
「覚えていない」の1つのみ。そうだったろう?」
「・・・それが何か…?」
「ははは、なら良かった良かった。まさか
失敗したとは思わなかったんだけど、
一応実験しといたんだよ。」
「ケイトさんに何をしたんですか?!
・・・まさかケイトさんの体質も…」
「いや、違う。私ではない。
あれは神からの祝福なんだ。
彼女は神から選ばれた特別な人間なんだ。
・・・さて、雑談もこれまでとして、
本題に入ろうか。」
「地下室にて君は、彼女に会ったんだろう?
彼女はどんな様子だった?」
「地下室にて君は、何を見たんだ?
地下室にて君は、どこまで知ったんだ?」
「地下室にて君は、彼女から何を聞いたんだ?」
「やはり、何も教えてくれないよな?
まぁ、ここまでは想定通り。」
「君の学力や年齢は申し分ない。
そして、とても健康的な肉体を持っている。
素晴らしい。」
「君には総帥の力になってほしい。」
「君には、次の私になってもらいたいんだ。」
水槽脳夢世界⑧ケイトさん
「アンネローゼさん、こんにちは。」
「あ、キャサリンさん!お久しぶりです!」
「アンネローゼさん。『あの女性』は今何処に?
確か、君の家に預けられているんでしたっけ?」
「はい、ケイトさんには今、
お買い物に行ってもらっています!」
「・・・彼女の素性は全く分かりませんでした。
アンネローゼさんは何か彼女について、
気づいたことや分かったことは?」
「もちろん、たくさんありますよ!」
「おぉ、それは頼もしい。どんなことだい?」
「まず、ケイトさんは味が濃いものがあまり得意では
ありません。薄味を好みます。」
「・・・ん?まぁ、なるほど?」
「ケイトさんは時々古ドイツ語が出ます。」
「ほうほう。興味深い情報ですね。他には?」
「ケイトさんは目が少し悪いです。
なのに眼鏡を買いに行こうとしません。」
「謎ですよね。あんなにかたくなに眼鏡を嫌がる人、初めて見ましたよ。」
「ケイトさんは時々ドジをしてしまいます。
目が悪いせいだと思われます。」
「・・・眼鏡を買いに行くよう説得しましょう。
相当骨が折れそうですが、私も協力します。」
「ケイトさんは何故か日本に興味があるようです。」
「あと、ケイトさんはツンデレです。」
そう言ってアンネローゼはニコニコしている。
「・・・ごめんなさい。聞き違えたみたいです。
もう1回お願いします。」
「ケイトさんは、ツンデレなんです。」
「・・・どういうこと?」
キャサリンが予想外の単語でポカンとしていると、
ちょうど話題の彼女が帰ってきた。
「あ、ケイトさん!お帰りなさい!」
「・・・アンネローゼ・アイルホルン、よくも、
こんなに、大変な、作業に、
私を、向かわせて、くれたわね…」
ケイトは息を切らしているが、
アンネローゼは気にせずエコバッグの中を覗く。
「あ、頼んだもの全部入ってる!
すごいです、ケイトさん!ありがとうございます!」
「・・・当たり、前よ。貴女じゃ、ないんだから…
・・・疲れた。」
「ありがとうございます、ケイトさん!」
「・・・駄賃の、1つや2つ、私にくれたって、
いいんじゃないの…?」
「分かってますよ、ケイトさん♪
冷蔵庫をご覧ください!」
「・・・プリンだ!」
「どうぞ、お召し上がりください!」
「・・・アンネローゼ、そのー…ありがとう。」
アンネローゼの言っていることがなんとなく
分かる気がしたキャサリンなのだった。
水槽脳夢世界⑨Folter
「・・・ねぇ、どういうつもり?」
「・・・「どういうつもり」ですか…
見ての通りです。これから貴女の頭を砕くんです。」
「・・・最近の貴女は確かにおかしかったけれど、
こうなるとは思わなかったわ。
・・・今は西暦何年何月何日?」
「西暦2048年11月3日です。」
そう言ってアンネローゼはケイトの頭に
鉄パイプを振り落とした。
――――――――――――――――――――――
「・・・何故か忘れていたことを思い出したわ。」
「何を思い出したんですか?」
「ある女の子の話。名前は…忘れた。
でも、私はその子のことを
「アナ」って呼んでたの。それだけは覚えている。」
「・・・アナさんがどうしたんですか?」
「・・・あれ?何を話したかったんだっけ?
・・・忘れたみたい。それより…
今日は何をするつもり?」
「心臓を取り出してみようかと。」
「そう…麻酔は?」
「ありませんよ、そんなもの。」
「・・・そう…ねぇ、今日は西暦何年何月何日?」
「西暦2048年11月7日です。」
その後1時間弱は、陽の光も届かない地下の
施設の研究室に、ケイトの悲鳴が響き渡った。
――――――――――――――――――――――
「・・・また懲りずにアナの話をしても?」
「もちろん大丈夫ですよ。」
「・・・アナはとても賢かった。
アナは貴女みたいに、昔は明るかったわ。
そしてもうひとつ…彼女はユダヤ人だった。
だからホロコーストの餌食になりかけた。」
「・・・「なりかけた」とは?」
「・・・私、濃霧の日に1度、
ユダヤ人の男に刺されたの。
その男はホロコーストで家族を失って、
ゲルマン人を妬んでいた。だから1人で
歩いていた私を濃霧の日に刺した。
・・・続きはまた明日にしましょう…
ねぇ、今日は何をするつもり?」
「ちょっとケイトさんを炙ろうかと。」
「そう…今日は西暦何年何月何日?」
「西暦2048年12月1日です。」
「・・・そう…」
手術室には古い施設のせいか、
火災警報器は付いていなかった。
――――――――――――――――――――――
「・・・アナの話の続きをするわね。」
アンネローゼが注射針を用意しているのを横目で
見ながら、ケイトは話を進める。
「アナは私が刺されたのを見て、
相当取り乱したみたい。慌てて隠れ家に私を運んだ。
・・・その頃の私は無知でね。人が刺されたら
死ぬなんてこと、知らなかった。
自分が普通だと思っていた。
・・・私が不死だと知ってからアナは狂い出した。
・・・アナは私のことを、ナチスに売った。
・・・命惜しさというよりかは、
研究が目当てだったんだと思う。
ナチス・ドイツの研究施設で私を研究するために、
アナは自ら、ヒトラーに掛け合った。
アナはヒトラーに心酔していった。
大学院に上がれなくなったストレスと、
私の正体を知ってしまったことがあいまって、
おかしくなっちゃったのかもね。
知的好奇心の赴くまま、私に、
もはや拷問まがいの実験を繰り返していった。
・・・ねぇ、今日は」
「西暦2048年12月12日ですよ。」
「・・・今日は何をするつもり?」
「ドクターが来るまで、眠っていてもらおうかと。
もう私に出来ることは尽きましたし…」
「・・・ねぇ、なんで私は貴女にアナの…
アンナリースの話をしたと思う?」
「・・・何故なんですか?」
「・・・貴女とアナの言動がしだいに
似てきているからよ。あと…」
ケイトは注射針を持ったアンネローゼに向かい、
真っ直ぐ、迷いなく、こう告げた。
「今日は2038年12月24日よ。」
水槽脳夢世界⑩トイレでの会話
これは、ある大学の女子トイレでの会話である。
女性A「アイルホルンさん、大丈夫ですかね?
心配です…」
女性B「アンネのことだから、またどっか調査と言っ
てほっつき歩いてるんじゃない?
キャサリン「あの、そこのお嬢さん方。」
女性A、B「?」
キャサリン「ひょっとして、
アンネローゼさんの
ご知り合いですか?」
女性A「・・・そうですけれども…」
キャサリン「良かった。あのー、
アンネローゼ・アイルホルンさんに
ついて、お話を伺いたいんですけれど…
お時間大丈夫ですか?」
女性B「・・・どちら様ですか?」
キャサリン「あぁ、すみません。
私、こういうものです。」
そう言ってキャサリンは名刺を差し出す。
女性B「・・・キャサリン・ムーア!?」
女性A「え!?あ、あのムーア教授!?
わ、私大ファンなんです!
あ、握手、いいですか?」
キャサリン「いいですよ。」
女性A「やった!「我が一生に一片の悔いなし」です!
ありがとうございます!」
女性B「・・・何故ムーア教授は
アンネを探しているんですか?」
キャサリン「・・・実は、アンネローゼさんと
12月13日から今日に至るまでの
1カ月間、
ずっと連絡が取れなくて…
研究が進まないし、
頼まれていたことの
調査結果もありますし…
とにかく、アンネローゼさんの
居場所について、
何か心当たりはありませんか?」
女性B「・・・あのー、確かにアンネは12月から
連絡は取れないし、大学にも
来ていませんが、皆探していなくて…
そのー…アンネには放浪癖がありまして…」
女性A「アイルホルンさん、1年くらい前に
突然3ヵ月くらい連絡が
取れなくなったことがありましたが、
その時も突然プラーっと戻ってきて、
しかも第一声は
「これ、アフリカのお土産!
「ンゴマ」っていうの!」
でしたし…」
キャサリン「・・・アンネローゼさんの放浪癖に
ついては私も既に存じています。
・・・あの放浪癖で
何度悩まされたことか…」
女性B「あー、心中お察しします。」
キャサリン「・・・話を戻しましょう。
今回の放浪はどうやら、
いつもと少し違うようなのです。」
女性A「どういうことなんですか?」
キャサリン「・・・私、実は彼女が失踪する1日前に
彼女に会って、彼女と
次の日に会う約束をしたんです。」
女性B「oh…」
キャサリン「・・・しかも、彼女が失踪した3日後に
何故か彼女の同居人も失踪しまして…」
女性B「oh my god…」
キャサリン「私はそれで「事件かな?」と思い、
警察に届け出をし、私自身もこうやって
彼女を探していると言うわけで…」
女性A「あーーー!ついに恐れていたことがーーー!」
女性B「アンネ、ついに知ってはいけないことでも
知って消されたか…」
女性A「アイルホルンさんのことなら、
何時異国のスパイやマフィア、犯罪組織の
知ってはいけないこと知って消されても
おかしくないとは思っていましたけど、
ついに起こるとは…!」
キャサリン「・・・否定したいですが、
「アンネローゼさんのことなら」
と否定できないのが1番怖いですね…」
女性A「ムーア教授!私、アイルホルンさん探し、
手伝います!止められなかった
私にも責任はあります!」
女性B「いや、ビアンカに責任はないと思うけど…
・・・とにかく、私も手伝います!」
キャサリン「ご協力ありがとうございます。
・・・お嬢さん方、お名前は?」
女性A「あ!すみません、忘れてました!
私、ビアンカ・フロレスクと申します!」
女性B「私はアンナリース・ブランクです。」
お分かりいただけましたか?
皆々様、初めまして、またはこんにちは。
⻆谷春那です。
水槽脳夢世界、楽しんでいただけていますでしょうか。
出す順番が奇数となるものはおもに夢子ちゃん、
偶数となるものはケイトさんに活躍してもらっています。
現実世界の回想を入れたことで登場キャラクターが増え、
物語がぱっと華やかになった気がします。
これからの彼女たちの活躍にご期待ください。