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台本置き場  作者: 語部 もどき
8/9

躾とシリアス、その先にあるのは…

1=少年、2=少女、3=チンピラ、4=優男


☆少年とチンピラがぶつかる

3「おいおいおい!」

1「何?」

3「ぶつかっといて謝罪もなしかよ?」

1「あんたからぶつかって来たんじゃん。」

☆チンピラが少年の胸ぐらを掴む

3「んだと?こんガキ…!やんのか?コラァ!」

1「そっちがその気ならやっても良いけど?」

2「げっ!アイツまた…!」

☆少女が走ってくる

2「すみません!コイツ、私の連れで!私からも謝りますんで、許して貰えませんか?」

1「何すんだよ。」

2「良いから!お前も頭下げろ!」

☆少女が少年の頭を下げさせる

3「良いぜ?許してやるよ。」

2「本当ですか?」

3「ああ、出すもん出したらな。」

2「…!」

4「…あ、いたいた。時間になっても中々来ないと思ったら、こんなところで油を売ってたんだ。」

3「げっ、お前何でここにいんだよ。」

4「何でって、大切な友達を心配して探しに来たんじゃないか。それにしても、暴力は感心しないなぁ。しかも、年下の子相手に。」

3「いや、でもコイツがよぉ…!」

4「言い訳、かな?見苦しいなぁ。」

3「う…!」

4「…君達、悪かったね。コイツは血の気が多くて、僕も手を焼いてるんだ。」

1「…あんたが飼い主?ちゃんと首輪付けときなよ。」

2「バッカ、お前は何言って…!すみません、連れが生意気言って…。助けてくれて、ありがとうございました!」

4「…ふふ、君もこの少年くんに振り回されて大変そうだね。」

☆優男が向き直る

4「少年くん、首輪は考えとくよ。ああ、でも…。口の利き方には、気を付けた方が良いと思うな。」

1「年下だから?」

4「まあ、そんなところかな?」

3「年下でも、あんたらよりは強いと思うけど?」

2「お前、だから…!」

4「それならそれで良いけど、コイツみたいにならないようにね…?」

2「…!」

4「僕に躾けられたくなかったら、くれぐれも態度に気を付けることだよ…?」

2「す、すみませんでした!」

4「ふふ、君のことじゃないよ。じゃあ、僕達はもう行くから。もしまた会った時は、よろしくね。」

☆チンピラと優男が歩いて去っていく

2「…はぁっ。すごい威圧感だったな、あの優男。」

1「邪魔すんなよ。」

☆少女が少年の胸ぐらを掴む

2「ふっざけんな、てめえ!それはこっちのセリフだ!大事な大会前に揉め事起こすんじゃねぇよ!うちはこの大会に懸けてんだよ!それをお前はまた…!」

1「で?」

2「あ?」

1「小言は終わり?」

2「…っ!もう良い。この件は先生に報告させて貰うからな!」

1「勝手にすれば。」

〜場面転換〜

☆少女が拳を握る

2「…くしょう!ちくしょう!何でアイツはいつも…!クソッ…!何で、何でっ…!」

☆少女が拳で壁を叩く

2「何で才能に選ばれたのがアイツなんだよ…!何でうちじゃないんだよ…!無駄遣いするくらいなら譲れよ…!クソがっ…!」

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