雨降る中でカエル、少女
1=妖蛙、2=幼女、3=父親
3「本当に1人で大丈夫か?やっぱりパパもついて行った方が良いんじゃ…?」
2「んーん、大丈夫!1人で行けるよ!じゃ、行ってきまーす!」
☆幼女がドアを開ける
〜場面転換〜
☆幼女が雨の中歩く
2「…ちゃんとおつかいできたって、パパ褒めてくれるかなぁ。ふふふ。」
☆蛙の鳴き声
2「あ、カエルさんだ!こんにちは。」
☆蛙の鳴き声
2「こんなところにいたら、雨に濡れちゃうよ?私が屋根のあるところに連れて行ってあげる!」
1「やめてくれ!」
2「わわっ!喋った⁉︎」
1「酷い反応だなぁ。」
2「ごめんね?びっくりしちゃって…。」
1「ま、そりゃそうだろうさ。おいらはそこら辺のカエルとは違うからな!」
2「そうなんだぁ。すごいカエルさんなんだね…!」
1「そ、"すごいカエル"なんだ!というわけで、心配はいらないぜ?おいらは好きでここにいるんだから。」
2「そっか。カエルさんが風邪引かないなら…。」
1「むしろカエルにとって雨はご褒美だぞ。」
2「ごほーび?」
1「おうよ、乾燥はおいら達の天敵よ。」
2「そうだったんだ…。」
1「言葉が難しかったか?お前さんの顔を見てると、ちゃんと分かってなさそうで心配だなぁ…。」
2「んーん!カエルさんが雨が好きで、かんそーとてんてきが嫌いっていうのは分かったよ!」
1「…そうか。まあ、なら良いか。さ、分かったらもう行った行った。大事そうに鞄なんか抱えて、お前さんもお使いかなんかの最中だろ?」
2「あ、そうだった!ありがとう、カエルさん!またお話ししようね!」
1「おう、いつかまた会えたらな!」