第四篇
第一文
この書は大口真神の知らせであるそ。(この書は大口真神の知らせであるぞ。)
第二文
人間創造の神が、人のもとの神が知らすのであるそ。(人間創造の神が、人のもとの神が知らすのであるぞ。)
第三文
その名は真の神、たたしい神を意味するのた。(その名は真の神、ただしい神を意味するのだ。)
第四文
聖書の神はみつつに分かれ、それそれがそれそれに三位になるのたか、三は獣の数字そ。(聖書の神はみっつに分かれ、それぞれがそれぞれに三位になるのだが、三は獣の数字ぞ。)
第五文
真の神は獣に身ををとして、狼と々もに暮らしてゐたのて、神が世に出なかつたのそ、であるか、ニホンオホクワミが絶滅してくわら、人間のあいたに暮らすやふになつたのそ、当然、もとの人のくわたちになつてな。(真の神は獣に身を堕として、狼と々もに暮らしていたので、神が世に出なかったのぞ、であるが、ニホンオオカミが絶滅してから、人間のあいだに暮らす様になったのぞ、当然、もとの人の形になってな。)
第六文
そのあいたに人々がほんたふはなにを求めてゐるのかを調べてゐたのて、神にすかる声に構うたけの暇がなかつたのた。(そのあいだに人々が本当はなにを求めているのかを調べていたので、神にすがる声に構うだけの暇がなかったのだ。)
第七文
たから、暇になつた今ををいて、他に時がないのて、急いで知らすのた。(だから、暇になった今をおいて、他に時がないので、急いで知らすのだ。)