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干支ねこ  作者: くろっこ
序章
5/38

5 名前は、みー

4話の猫視点版です。

タイトルでネタバレしましたが、数学の証明問題のように過程が大切です。

はたして、なぜ間違えたのか・・。

今日は、いままでと違う食べ物だ。

母猫まーが持ち帰るものとも、ここで食べるご飯とも違う。

いい匂いがするからわかる。


「名前は何というの?」

母親まーから「猫」と呼ぶ人と名前を呼ぶ人がいると聞いたことがある。

この人は名前を呼んでくれるのだな。

「みゃー」


「名前は、『みゃー』、ね」

違うよ。みゃーではなくて、みー。

「みゃー、みゃー」

「うん。わかったから何度も言わなくていいよ。みゃー」

違うよ。みーだってば・・。


帰宅後。

兄猫にゃー、私の名前はみゃーだと言っているのにみゃーと呼ばれた」

「みーは、みーと言えず、みゃーと言うからだよ」

「言えてるもん」

「今もみゃーと言ってるし、俺はにゃーではなく、にーだから」

「ちゃんと言えてるもん!」




「みー」と言っているつもりで、「みゃー」と言っている「みー」。

猫には母音の「i」の発音が難しいのでしょう。

でも、同じ日に生まれ、出生の順番が違うだけの兄猫は言えています。

頑張れ、みー!

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