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無限の殺戮 ~僕はいつでも殺される~  作者: 華音 楓
第2章 僕の命の軽さ

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11/23

11回目の死亡

ピピピッ!!ピピピッ!!ピピピッ!!


AM5:00


バシン!!


「うるさい…」



 嫌だ…いやだ…

 いつになったら終わるの? 

 もう死にたくない…


 誰か助けて…


 助けてよ…

  助けてよ…

   助けてよ…

    助けてよ…

 助けてよ…

  助けてよ…

   助けてよ…

    助けてよ…

 助けてよ…

  助けてよ…

   助けてよ…

    助けてよ…

     ……………。

 

 布団からでた僕は部屋のドアにカギをかけた。

 窓のカーテンはすべて閉め、鍵も確認した。


 それから全てのことを無視してウォークインクローゼットに隠れた…


 死にたくない…死にたくない…死にたくない…死にたくない…死にたくない…死にたくない…死にたくない…死にたくない…死にたくない…死にたくない…死にたくない…死にたくない…死にたくない…死にたくない…死にたくない…死にたくない…死にたくない…死にたくない…死にたくない…死にたくない…死にたくない…死にたくない…死にたくない…死にたくない…死にたくない…死にたくない…死にたくない…死にたくない…死にたくない…死にたくない…



AM7:57


ピンポーン


 家のチャイムが鳴った。


ピンポーン、ピンポーン、ピンポーン。


 何度もチャイムが鳴らされた。

 僕はウォークインクローゼットの中で怯えていた。



AM7:59


ガチャガチャ…

ガシャーン!!


 窓ガラスの割れる音がした…

 僕の心拍数が跳ね上がる…

 心臓の音が外に漏れ聞こえるんじゃないかと怖くなった。


 死にたくない…死にたくない…死にたくない…死にたくない…死にたくない…死にたくない…死にたくない…死にたくない…死にたくない…死にたくない…死にたくない…死にたくない…死にたくない…死にたくない…死にたくない…死にたくない…死にたくない…死にたくない…死にたくない…死にたくない…死にたくない…死にたくない…死にたくない…死にたくない…死にたくない…死にたくない…死にたくない…死にたくない…死にたくない…死にたくない…


侵入者は僕の姿を探して部屋を歩いている…

そしてその足音が徐々に近づいてくる…



AM8:00


 僕は恐怖のあまりウォークインクローゼットの奥に隠れ、縮こまっていた。


ギィ…


 クローゼットの扉があいた…

 外から光が入ってくる…


 来るな…

 来るな来るな来るな!!

 来ないでくれ!!


 僕の心臓が壊れそうなくらい高速で鼓動を来る返す。

 


ぐしゃ


 後頭部を堅い何かで殴られた。


 痛い…頭がぐらぐらする…


ぐしゃ


 痛い…


ぐしゃ

ぐしゃ

ぐしゃ

ぐしゃ

ぐしゃ

ぐしゃ

ぐしゃ

ぐしゃ


 しつこく何度も何度も…

 何度も何度も何度も殴られた…


 そして最後は…

 首をナイフで切り裂かれた…

 

 最後に目にしたものは、ウォークインクローゼットの真っ赤に染まった床だった…


 僕が覚えているのはここまでだ…

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