顔面ド・タイプなのに性格が最悪な彼女。
___俺の彼女は、誰が見ても可愛いし美人な彼女。
だけど? 性格が悪すぎて、、、俺にも手がつけれん!
___どんなに、顔がド・タイプなド・ストライクの女の子でも?
あれだけ、性格が悪いと俺の心も折れそうになってしまう。
___彼女の名前は、『神島 リオン』22歳、モデルの仕事をしている。
スタイルも良くて、脚も長いし!
___それより何より、美人なんだ!
キレイで可愛いんだよ!
俺の自慢の彼女なのだけど、、、?
性格が最悪で、、、。
*
___みんなが見ている前だと、、、?
よそ行きの顔をするというか? 上品で可憐でキレイなモデルの顔を
演じているんだよ!
・・・でも? 俺と二人の時は、、、?
『___アイツ! ムカつく! なんなんだあの男?』
『・・・港晴の事、言ってるのか?』
『あぁ~そうそう! その男! 私の事、チラチラ見てくんだよ!
アンタもアイツの友達なら! ちゃんと言えや~ブサイクな男は私を
見てはいけないってね!』
『・・・リオン、そんな言い方、ないんじゃない?』
『___何? 私に逆らうの?』
『・・・い、いや? そうじゃないけど?』
『___じゃあ、何だよ! 生意気なんだよ、雑魚!』
『・・・ザコって!? そんな言い方ないでしょ!』
『___うるさい! 私に逆らってんじゃないわよ!』
『・・・ご、ごめん、』
___なにしろ、彼女は怖いんだ!
口も悪いし! 愚痴も言うんだよ!
言いたい放題だし! 最悪なのは? リオンがキレると、、、?
直接! 本人の前で、本性むき出しで言ってしまう事!!!
*
___以前も、こんな事があったんだ!
俺とリオンが、ふたりで歩いていたら、、、?
前からヤンキーぽい兄ちゃんが3人で横並びに歩いてきたんだよ!
俺はリオンを後ろに、歩かせながら守るのに必死だったというのに、、、!
___リオンときたら?
前から歩いてくる男達に、怯む事なく堂々と俺の前を歩きだしたんだ!
・・・当然だけど?
その男達は、リオンに話しかけてきたんだ!
『___なんだよ! めちゃめちゃイイ女じゃん~!』
『オレ達と一緒に遊ぼうよ~そんなひ弱な男の? 何がいいんだよ!』
『めちゃイイ女だな~』
___1人の男が、リオンの腰に手を、、、。
その時だった! リオンがブチ切れして。
『___てめぇ~! 何? 私に触れてんだよ! キモイんだよ!
その前に、男が3人横並びで歩いて来たら? 通れないだろう!』
『・・・えぇ!?』
『___見た目と違うな、、、?』
『悪かったな! このブ男ども! そこをどけ! 歩けないだろう!!!』
『・・・はあ、はい!』
___リオンの迫力に、ヤンキー風の男3人が怯んだんだ!
そこに、畳みかけるようにリオンが言葉と態度で脅して見せる!
『___そこを、退くのか? 退かないのか? どっちなんだ?』
『・・・ど、どっ、退きます。』
___俺は、それをジッーと見ていただけ。
*
___よく考えると?
リオンは、いつも俺を守ってくれているのかもしれない!
俺の事を、悪く言わないし!
二人でいる時は、罵声もあるけど、、、?
外で二人だと、俺を立ててくれるというか、、、?
優しいところもあるんだ! 言葉遣いは悪いし! 態度もデカいけど?
俺には、優しい。
___なんだかんだ言っても?
俺は、リオンの顔面がタイプなだけじゃなく!
性格も好きなのかもしれないと思うようになったんだ!
___俺だけは、リオンの事を分かってやれる!
【___誰よりも俺がリオンを理解し愛しているからだ!】
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